重日-暦注下段

重日-暦注下段 暦注下段

重日は、暦中下段と呼ばれる今ではあまり見かけなくなった暦注(暦に記載される日時・方位などの吉凶、その日の運勢などのこと)の1つです。

「重」という漢字の字面から吉にも凶にも思えるイメージがありますが、実際にはどういった内容のものなのか、詳しく解説します。

吉凶としては吉日にも凶日にもなる日です。

重日とは

  • 読み方:じゅうにち
  • 別名・俗称:ちう日

重日は、陽が重なる巳の日と、陰が重なる亥の日に配当されます。

この日に行ったことは重なって起るとされ、吉事には吉で、凶事には凶とされます。

但し、婚礼は再婚に繋がるので良くないとされています。

同じ暦注下段の「復日」とほぼ同じ意味合いになります。

重日のもう1つの意味

暦注下段としての「重日」は先述した通りですが、別の意味もあります。

古来,中国では3月3日,5月5日,7月7日,9月9日というように、月の数と日の数とを重ねた重日をたいせつな節供としてきた。この上巳(じようし)、端午(たんご)、七夕、重陽(ちようよう)に1月7日の人日(じんじつ)を加えて五節供と称することは、朝鮮、日本でも行われている。

出典 株式会社平凡社 世界大百科事典 第2版

月の数と日の数が一致する日を重日とするものです。

重日の吉凶

重日は、吉事もあれば凶事もあります。特に吉凶とされているものは下記のものです。

  • 凶:結婚・治療・種まき・出家・仏事
  • 吉:衣類の裁始め・着初め・商売事・初入学

何度もあって良いことは吉事となり、1度で十分2度は無い方が良いものが凶事となります。

重日の由来

中国の易学の影響を受けて成立したと言われています。

八卦のうち乾☰と坤☷は天と地にあたり、陰陽の本始、万物の祖宗とされ、巳は十二支のうち純の乾、亥は純の坤で、おのおの陰陽が重なることから、巳と亥を天地の本とし,巳の月にあたる4月巳の日、亥の月にあたる10月亥の日を重日と名付ける。

出典 株式会社平凡社 世界大百科事典 第2版

日本においては日本神話と結びついています。

各月の亥と巳の日を忌む場所もある。俗説では、この日は素戔嗚(すさのお)尊が、天の安河で天照大神とのうけい(誓約)に勝ち、田の畔を壊して溝を埋めるなど、乱暴狼藉を働いた悪日とされ、とくに種蒔きを嫌う日として、農民に禁忌が守られている。

出典 株式会社平凡社 世界大百科事典 第2版

中国で生まれた思想・神話が日本の神話に結びつくことは多くなっています。

重日の配置と日にち

重日を暦注下段とした場合、2つの配置方法が生じます。

  1. 巳の日と亥の日、すべてを重日とする
  2. 4月の巳の日、10月の亥の日を重日とする

1の場合は、簡単に求めることが出来ますが、2の場合だと旧暦(太陰太陽暦)で月を区切るのか、節切り(二十四節気)で月を区切るのかで当てはまる日が異なります。

当サイトでは「1」の巳の日と亥の日を重日として日々のカレンダーで紹介しています。

2022年の重日カレンダー

巳の日と亥の日を重日とした場合、2022年の重日は現在の暦(普通のカレンダーで見た時)では下記の通りです。

日にち 旧暦 節月 六曜 十二直 干支の日
2022年1月4日 12月2日 11月 先勝 巳の日
2022年1月10日 12月8日 12月 先勝 亥の日
2022年1月16日 12月14日 12月 先勝 巳の日
2022年1月22日 12月20日 12月 先勝 亥の日
2022年1月28日 12月26日 12月 先勝 巳の日
2022年2月3日 1月3日 12月 先負 亥の日
2022年2月9日 1月9日 1月 先負 巳の日
2022年2月15日 1月15日 1月 先負 亥の日
2022年2月21日 1月21日 1月 先負 巳の日
2022年2月27日 1月27日 1月 先負 亥の日
2022年3月5日 2月3日 2月 仏滅 巳の日
2022年3月11日 2月9日 2月 仏滅 亥の日
2022年3月17日 2月15日 2月 仏滅 巳の日
2022年3月23日 2月21日 2月 仏滅 亥の日
2022年3月29日 2月27日 2月 仏滅 巳の日
2022年4月4日 3月4日 2月 赤口 亥の日
2022年4月10日 3月10日 3月 赤口 巳の日
2022年4月16日 3月16日 3月 赤口 亥の日
2022年4月22日 3月22日 3月 赤口 巳の日
2022年4月28日 3月28日 3月 赤口 亥の日
2022年5月4日 4月4日 3月 先勝 巳の日
2022年5月10日 4月10日 4月 先勝 亥の日
2022年5月16日 4月16日 4月 先勝 巳の日
2022年5月22日 4月22日 4月 先勝 亥の日
2022年5月28日 4月28日 4月 先勝 巳の日
2022年6月3日 5月5日 4月 先負 亥の日
2022年6月9日 5月11日 5月 先負 巳の日
2022年6月15日 5月17日 5月 先負 亥の日
2022年6月21日 5月23日 5月 先負 巳の日
2022年6月27日 5月29日 5月 先負 亥の日
2022年7月3日 6月5日 5月 仏滅 巳の日
2022年7月9日 6月11日 6月 仏滅 亥の日
2022年7月15日 6月17日 6月 仏滅 巳の日
2022年7月21日 6月23日 6月 仏滅 亥の日
2022年7月27日 6月29日 6月 仏滅 巳の日
2022年8月2日 7月5日 6月 大安 亥の日
2022年8月8日 7月11日 7月 大安 巳の日
2022年8月14日 7月17日 7月 大安 亥の日
2022年8月20日 7月23日 7月 大安 巳の日
2022年8月26日 7月29日 7月 大安 亥の日
2022年9月1日 8月6日 7月 先勝 巳の日
2022年9月7日 8月12日 7月 先勝 亥の日
2022年9月13日 8月18日 8月 先勝 巳の日
2022年9月19日 8月24日 8月 先勝 亥の日
2022年9月25日 8月30日 8月 先勝 巳の日
2022年10月1日 9月6日 8月 友引 亥の日
2022年10月7日 9月12日 8月 友引 巳の日
2022年10月13日 9月18日 9月 友引 亥の日
2022年10月19日 9月24日 9月 友引 巳の日
2022年10月25日 10月1日 9月 仏滅 亥の日
2022年10月31日 10月7日 9月 仏滅 巳の日
2022年11月6日 10月13日 9月 仏滅 亥の日
2022年11月12日 10月19日 10月 仏滅 巳の日
2022年11月18日 10月25日 10月 仏滅 亥の日
2022年11月24日 11月1日 10月 大安 巳の日
2022年11月30日 11月7日 10月 大安 亥の日
2022年12月6日 11月13日 10月 大安 巳の日
2022年12月12日 11月19日 11月 大安 亥の日
2022年12月18日 11月25日 11月 大安 巳の日
2022年12月24日 12月2日 11月 先勝 亥の日
2022年12月30日 12月8日 11月 先勝 巳の日

なお青文字で太文字は4月10月の巳の日・亥の日を重日とした場合で、旧暦でも節切りでも重日になる日です。

重日と他の暦注下段との重なりと優先度

吉日となることで重日を選ぼうとしたけど、受死日や十死日と重なっていた場合、どちらが優先されるか、気になるところだと思います。

基本的には暦注下段は凶がまさるため、受死日や十死日の方に重くなります。

つまり吉日が凶日になるということです。

ただし、何かしらの暦注がいつも重なるため、気にしていると何も出来なくなります。

よほど大切にしたいことで無い限り、気にしないのが一番です。

以上、重日についてでした。

他の暦注下段を見る


コメント

タイトルとURLをコピーしました