「アフィリエイト広告」等の広告が掲載してある場合があります

二十四節気とは・四季を6つに分けた24の季節

二十四節気とは・四季を6つに分けた24の季節 二十四節気

暦によく書かれている二十四節気、何となくは聞いたことがある言葉が多いけど、よくわからないということが多いのではないでしょうか?

二十四節気は春夏秋冬を更に6つに分けて24の季節を表す言葉として用いられています。

二十四節気について詳しく説明していきます。

二十四節気の成り立ち

二十四節気は中国の戦国時代(紀元前5世紀から紀元前221年頃、今から2200~2500年ほど前)に、太陰暦・太陰太陽暦の季節からのずれとは無関係に、季節を春夏秋冬の4等区分する暦のようなものとして考案された区分手法のひとつで、一年を12の「節気」(正節とも)と12の「中気」に分類し、それらに季節を表す名前がつけられました。

二十四節気は太陽暦にあたるため、太陰暦・太陰太陽暦に比べて四季のズレが無いため、農業をする上で大切な暦になっていました。

八十八夜、二百十日・二百二十日等の雑節は二十四節気を元にしており、農業をする上で大切な指標になっていました。

季節 二十四節気名 新暦の日付
立春(りっしゅん) 2月4日頃
雨水(うすい) 2月19日頃
啓蟄(けいちつ) 3月5日頃
春分(しゅんぶん) 3月21日頃
清明(せいめい) 4月5日頃
穀雨(こくう) 4月20日頃
立夏(りっか) 5月5日頃
小満(しょうまん) 5月21日頃
芒種(ぼうしゅ) 6月6日頃
夏至(げし) 6月21日頃
小暑(しょうしょ) 7月7日頃
大暑(たいしょ) 7月23日頃
立秋(りっしゅう) 8月8日頃
処暑(しょしょ) 8月23日頃
白露(はくろ) 9月8日頃
秋分(しゅうぶん) 9月23日頃
寒露(かんろ) 10月8日頃
霜降(そうこう) 10月24日頃
立冬(りっとう) 11月7日頃
小雪(しょうせつ) 11月22日頃
大雪(たいせつ) 12月7日頃
冬至(とうじ) 12月21日頃
小寒(しょうかん) 1月5日頃
大寒(だいかん) 1月21日頃

新暦の日付で「頃」となっているのは年によって1日前後ズレることがあるためです。

立春や春分、夏至、立秋、秋分、冬至はよく聞く言葉ですよね。

二至二分と四立・併せた八節

重要な中気である夏至・冬至の二至(にし)、春分・秋分の二分(しぶん)は併せて二至二分(にしにぶん)と言います。

重要な節気である立春・立夏・立秋・立冬を四立(しりゅう)と言います。

二至二分と四立を併せて八節(はっせつ)と言います。

太陰太陽暦では、暦と季節のずれを正すために用いられています。

二十四節気と節月

二十四節気と節月、季節の関係図

二十四節気を円で表したものです。反時計回りで見にくいと思うかもしれませんが、二十四節気は太陽の動きで示すもので、地球から見て太陽は反時計回りで動いているため上記のような図になります。時計回りで書いてあるところもありますが、実際とは逆の回り方です。

暦注(暦に記載される日時・方位などの吉凶、その日の運勢などのこと)において節月で運勢を決めるものがあります。

節月は旧暦の1種ではありますが、一般的に暦・カレンダーに記載されている旧暦とは異なり、二十四節気の組み合わせで決まります。

年によって二十四節気は変化するので、節月も日にちが年によって変化します。

月名 1月 2月 3月 4月 5月 6月
節気 立春 啓蟄 清明 立夏 芒種 小暑
中気 雨水 春分 穀雨 小満 夏至 大暑
月名 7月 8月 9月 10月 11月 12月
節気 立秋 白露 寒露 立冬 大雪 小寒
中気 処暑 秋分 霜降 小雪 冬至 大寒

参考までに2024年と2025年の節月は下記の通りです。

2024年の節月

  • 1月=2月4日~3月4日
  • 2月=3月5日~4月3日
  • 3月=4月4日~5月4日
  • 4月=5月5日~6月4日
  • 5月=6月5日~7月5日
  • 6月=7月6日~8月6日
  • 7月=8月7日~9月6日
  • 8月=9月7日~10月7日
  • 9月=10月8日~11月6日
  • 10月=11月7日~12月6日
  • 11月=12月7日~2025年1月4日
  • 12月=2025年1月5日~2月2日

2025年の節月

  • 1月=2月3日~3月4日
  • 2月=3月5日~4月3日
  • 3月=4月4日~5月4日
  • 4月=5月5日~6月4日
  • 5月=6月5日~7月6日
  • 6月=7月7日~8月6日
  • 7月=8月7日~9月6日
  • 8月=9月7日~10月7日
  • 9月=10月8日~11月6日
  • 10月=11月7日~12月6日
  • 11月=12月7日~2026年1月4日
  • 12月=2026年1月5日~2月3日

微妙に日付がズレていることがわかりますよね。

天文学的に決められる二十四節気=定期法

現在使われている暦である新暦は太陽暦(グレゴリオ暦)ですが、これは1月1日の理由は何もありません。むしろ二十四節気の節月は天文学的にきちんと決まっています。

ただ二十四節気を理解する上でとても重要なのが黄道と赤道です。

二十四節気というと非科学的な印象を持つ人もいるかと思いますが、実は科学的(天文学的)に緻密に計算されて作られています。

二十四節気は黄道と赤道で説明することができます。

黄道と赤道、天球の説明図

球体の中心に地球を配置したものを天球と考えてください。

一般的には地球から見た空を1つの球体とみなしたものを天球と説明しています。

しかし球体の中心に地球を配置したものを天球とみなした方がわかりやすいと思います。

天球にそって地球から見た時に太陽が通る道を黄道と言います。

自転軸に垂直な平面を赤道と言い、赤道を天球まで伸ばしたものを天の赤道と言います。

黄道と天の赤道が交わる日(厳密には瞬間)が年に2回あり、その1つが春分、もう1つを秋分と言います。

どちらが春分でどちらが秋分かは、黄道にそって太陽が南側から北側に上がっていくのが春分で、北側から南側に下がっていくのが秋分となっています。

太陽の周期は一定ではなく、いろいろな要因でズレることもあるため、日本の場合、国立天文台が春分の日を決めています。

春分(春分点)から直角(太陽黄経が90度)になった時を夏至、270度になった時を冬至、180度(反対側)になった時が秋分です。

なおこの春分・秋分の決め方を定期法(空間分割法)と言います。

それぞれの節気の太陽黄経は下記の通りです。

季節 二十四節気名 太陽黄経
立春(りっしゅん) 315度
雨水(うすい) 330度
啓蟄(けいちつ) 345度
春分(しゅんぶん) 0度
清明(せいめい) 15度
穀雨(こくう) 30度
立夏(りっか) 45度
小満(しょうまん) 60度
芒種(ぼうしゅ) 75度
夏至(げし) 90度
小暑(しょうしょ) 105度
大暑(たいしょ) 120度
立秋(りっしゅう) 135度
処暑(しょしょ) 150度
白露(はくろ) 165度
秋分(しゅうぶん) 180度
寒露(かんろ) 195度
霜降(そうこう) 210度
立冬(りっとう) 225度
小雪(しょうせつ) 240度
大雪(たいせつ) 255度
冬至(とうじ) 270度
小寒(しょうかん) 285度
大寒(だいかん) 300度

春分の日の角度を太陽黄経0度として、1年間で360度周るように二十四節気は配置されている訳です。

二十四節気を求める別の方法=平気法

春分、秋分(夏至や冬至も)を決める方法は定期法と言いましたが、もう1つ決める方法があります。

それが平気法です。

定期法は空間を分割して二十四節気(冬至や春分、秋分)を決めていますが、平気法は冬至の日から翌年の冬至までの1年間を24等分して二十四節気を決める方法です。

定期法と平気法だと春分で言えば2日(48時間)以上、ズレることがあります。

現在は、定期法で二十四節気(春分や秋分、夏至冬至等)を決めています。

二十四節気の詳細

二十四節気のそれぞれについて詳しく説明しています。

立春

  • 期間:例年2月4日頃から2月18日くらいまで
  • 太陽黄経:315度

二十四節気の始まりであり、雑節においても基準となることが多いのが立春です。例えば八十八夜は立春から88日目(立春を1日目として)の日のことです。

立春に最も近い新月を元日としていた旧暦において立春はお正月と同じ扱いとされていました。

雨水

立春と合わせて1月とされる雨水は、2月後半から3月上旬までの二十四節気です。雪から雨に変わる季節という意味です。

啓蟄

春分と合わせて2月とされる啓蟄は、3月初旬から3月中旬までの二十四節気です。「大地が温まり冬眠をしていた虫が穴から出てくるころ」という意味です。

春分

二十四節気は立春から始まりますが、起点となるのが春分です。春分を起点として24分割して二十四節気が決まります。

清明

穀雨と組み合わせて3月とされる清明は4月初旬から4月中旬までの二十四節気です。「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」という意味です。

穀雨

清明と合わせて3月とされる穀雨は、4月中旬から5月初旬までの二十四節気です。穀物の成長を助ける雨という意味です。

立夏

小満と合わせて4月とされる立夏は、5月上旬から5月中旬までの二十四節気です。夏の気配が立ち始める時期という意味です。

小満

立夏と合わせて4月とされる小満は、5月中旬から6月初旬までの二十四節気です。万物が次第に成長して、一定の大きさに達して来る頃という意味です。

芒種

夏至と合わせて5月とされている芒種は6月上旬から中旬までの二十四節気です。芒種は、稲作の種まきの頃という意味です。

夏至

芒種と合わせて5月とされている夏至は6月中旬から7月上旬までの二十四節気です。北半球において日中(日の出から日没まで)の時間が一番長くなります。

小暑

大暑と合わせて6月とされている小暑は、7月上旬から中旬の二十四節気です。梅雨明けが近づき、暑さが本格的になる頃という意味です。

大暑

小暑と合わせて6月とされている大暑は、7月中旬から8月上旬の二十四節気です。快晴が続き、気温が上がり続ける頃とされています。

立秋

処暑と合わせて7月とされている立秋は、8月上旬から8月中下旬の二十四節気です。夏が極まり秋の気配が立ち始める日とされています。

処暑

立秋と合わせて7月とされる処暑は、8月中旬から9月上旬の二十四節気です。暑さが峠を越えて後退し始めるころとされています。

白露

秋分と合わせて8月とされる白露は9月上旬から中旬の二十四節気です。大気が冷えてきて、露ができ始めるころとされています。

秋分

国民の祝日にもなっている秋分は9月後半から10月初旬の二十四節気です。日中(日の出から日没)が同じ長さの日と言われています。

寒露

霜降と合わせて9月とされている寒露は、10月初旬から後半の二十四節気です。露が冷気によって凍りそうになるころとされています。

霜降

寒露と合わせて9月とされている霜降は、10月後半から11月初旬の二十四節気です。露が冷気によって霜となって降り始めるころとされています。

立冬

小雪と合わせて10月とされている立冬は、11月初旬から後半にかけての二十四節気です。秋が極まり冬の気配が立ち始める日とされています。

小雪

立冬と合わせて10月とされている小雪(しょうせつ)は11月後半から12月初旬にかけての二十四節気です。わずかながら雪が降り始めるころとされています。

大雪

冬至と合わせて十一月とされる大雪は12月初旬から後半にかけての二十四節気です。雪が激しく降り始めるころとされています。

冬至

大雪と合わせて十一月とされる冬至は12月後半から1月上旬にかけての二十四節気です。北半球では日中(日の出から日没)までの時間が一番短く、夜が長い日とされています。

小寒

大寒と合わせて十二月とされる小寒は1月初旬から後半にかけての二十四節気です。暦の上で寒さが最も厳しくなる時期の前半とされています。

大寒

小寒と合わせて十二月とされる大寒は1月後半から2月初旬にかけての二十四節気です。寒さが最も厳しくなるころとされています。

二十四節気と七十二候

二十四節気の1節を更に3つに分けて季節を表す言葉があります。それが七十二候です。

1節を3つに分けた場合、初候・次候・末候と言います。

例えば立春であれば、七十二候は下記のように表しています。

  • 初候:東風解凍
  • 次候:黄鶯睍睆
  • 末候:魚上氷

詳しくは七十二候をご覧ください。

二十四節気に関する関連リンク

1月の歳時記

大寒-二十四節気 第24であり十二月中

大寒は、例年1月20日ころに訪れる二十四節気で24番目・最後の暦で、十二月中とも言われています。「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」と暦便覧には記されており、寒さが最も厳しくなるころとされています。あまり使われない言葉ですが、大寒について説明します。
1月の歳時記

小寒-二十四節気 第23であり十二月節

小寒は、例年1月6日もしくは1月5日頃に訪れる二十四節気の23番目の暦で、十二月節とも言われています。「冬至より一陽起こる故に陰気に逆らふ故、益々冷える也」と暦便覧には記されており、暦の上で寒さが最も厳しくなる時期の前半とされています。あまり使われない言葉ですが、小寒について説明します。
二十四節気

冬至-二十四節気 第22であり十一月中

冬至は、例年12月22日ころに訪れる二十四節気の22番目の暦で、十一月中とも言われています。「日南の限りを行て、日の短きの至りなれば也」と暦便覧には記されており、北半球では日中(日の出から日没)までの時間が一番短く、夜が長い日とされています。いろいろな風習がある冬至について説明していきます。
二十四節気

大雪-二十四節気 第21であり十一月節

大雪(たいせつ)は、例年12月7日ころに訪れる二十四節気の21番目の暦で、十一月節とも言われています。「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」と暦便覧には記されており、雪が激しく降り始めるころとされています。あまり使われない言葉ですが、大雪について説明します。
二十四節気

小雪-二十四節気 第20であり十月中

小雪(しょうせつ)は、例年11月22日ころに訪れる二十四節気の20番目の暦で、十月中とも言われています。「冷ゆるが故に雨も雪と也てくだるが故也」と暦便覧には記されており、わずかながら雪が降り始めるころとされています。あまり使われない言葉ですが、小雪について説明します。
二十四節気

立冬-二十四節気 第19であり十月節

立冬は、例年11月7日ころに訪れる二十四節気の19番目の暦で、十月節とも言われています。「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」と暦便覧には記されており、秋が極まり冬の気配が立ち始める日とされています。立春や立秋に比べて馴染みは薄い言葉ですが、立冬について説明します。
二十四節気

霜降-二十四節気 第18であり九月中

霜降は、例年10月23日もしくは10月24日ころに訪れる二十四節気18番目の暦で、九月中とも言われています。「露が陰気に結ばれて霜となりて降るゆゑ也」と暦便覧には記されており、露が冷気によって霜となって降り始めるころとされています。あまり使われない言葉ですが、霜降について説明します。
二十四節気

寒露-二十四節気 第17であり九月節

寒露は、例年10月8日もころに訪れる二十四節気の17番目の暦で、九月節とも言われています。「陰寒の気に合つて露結び凝らんとすれば也」と暦便覧には記されており、露が冷気によって凍りそうになるころとされています。あまり使われない言葉ですが、寒露について説明します。
国民の祝日

秋分・秋分の日-二十四節気 第16であり八月中

秋分は、例年9月23日ころに訪れる二十四節気の16番目の暦で、八月中とも言われています。「陰陽の中分なれば也」と暦便覧には記されており、日中(日の出から日没)が同じ長さの日と言われています(実際には日中の方が14分ほど長い)。国民の祝日にもなる秋分の日・秋分について説明します。
二十四節気

白露-二十四節気 第15であり八月節

白露は、例年9月8日頃に訪れる二十四節気の15番目の暦で、八月節とも言われています。「陰気やうやく重りて、露にごりて白色となれば也」と暦便覧には記されており、大気が冷えてきて、露ができ始めるころとされています。あまり使われない言葉ですが、白露について説明します。
二十四節気

処暑-二十四節気 第14であり七月中

処暑は、例年8月23日も頃に訪れる二十四節気の14番目の暦で、七月中とも言われています。「陽気とどまりて、初めて退きやまむとすれば也」と暦便覧には記されており、暑さが峠を越えて後退し始めるころとされています。あまり使われない言葉ですが、処暑について説明します。
二十四節気

立秋-二十四節気 第13であり七月節

立秋は、例年8月7日頃に訪れる二十四節気の13番目の暦で、七月節とも言われています。「初めて秋の気立つがゆゑなれば也」と暦便覧には記されており、夏が極まり秋の気配が立ち始める日とされています。立春や立冬に並んで使われる立春について説明していきます。
二十四節気

大暑-二十四節気 第12であり六月中

大暑は、例年7月23日頃に訪れる二十四節気の12番目の暦で、六月中とも言われています。「暑気いたりつまりたるゆえんなればなり」と暦便覧には記されており、快晴が続き、気温が上がり続ける頃とされています。あまり使われない言葉ですが、大暑について説明します。
二十四節気

小暑-二十四節気 第11であり六月節

小暑(しょうしょ)は、例年7月7日もしくは7月6日に訪れる二十四節気の11番目の暦で、六月節とも言われています。「大暑来れる前なればなり」と暦便覧には記されており、梅雨明けが近づき、暑さが本格的になる頃という意味になります。あまり使われない言葉ですが、小暑について説明します。
二十四節気

夏至-二十四節気 第10であり五月中

夏至は、例年6月21日前後に訪れる二十四節気の10番目の暦で、五月中とも言われています。「陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以てなり」と暦便覧には記されており、北半球においては1年で一番日中が長い日となります。冬至、春分、秋分同様よく使われる夏至について説明します。
二十四節気

芒種-二十四節気 第9であり五月節

芒種は、例年6月6日もしくは6月5日に訪れる二十四節気の9番目の暦で、五月節とも言われています。「芒(のぎ)ある穀類、稼種する時なり」と暦便覧には記されており、稲作の種まきの頃という意味です。あまり使われない言葉ですが、芒種について説明します。
二十四節気

小満-二十四節気 第8であり四月中

小満(しょうまん)は、例年5月21日もしくは5月20日に訪れる二十四節気で8番目の暦で、四月中とも言われています。「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」と暦便覧には記されており、万物が次第に成長して、一定の大きさに達して来る頃という意味です。あまり使われない言葉ですが、小満について説明します。
二十四節気

立夏-二十四節気 第7であり四月節

立夏は、例年5月6日もしくは5月5日に訪れる二十四節気で7番目の暦で、四月節とも言われています。「夏の立つがゆへ也」と暦便覧には記されており、夏の気配が立ち始める時期という意味です。他の二十節気に比べるとまだ使われる立夏について説明します。
二十四節気

穀雨-二十四節気 第6であり三月中

穀雨(こくう)は、例年4月20日もしくは4月19日に訪れる二十四節気で6番目の暦で、三月中とも言われています。「春雨降りて百穀を生化すればなり」と暦便覧には記されており、穀物の成長を助ける雨という意味です。あまり使われない言葉ですが、穀雨について説明します。
4月の歳時記

清明-二十四節気 第5であり三月節

清明(せいめい)は、例年4月5日もしくは4月4日に訪れる二十四節気で5番目の暦で、三月節とも言われています。「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」と暦便覧には記されており、様々な草花が咲き乱れる季節となります。あまり使われない言葉ですが、清明について説明します。
3月の歳時記

啓蟄-二十四節気 第3であり二月節

啓蟄は、例年3月6日もしくは3月5日に訪れる二十四節気で4番目の暦で、二月節とも言われています。「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり」と暦便覧には記されており、冬ごもりしていた虫が出てくるという意味もあります。あまり使われない言葉ですが、啓蟄について説明します。
2月の歳時記

雨水-二十四節気 第2であり正月中

雨水は、例年2月19日もしくは2月18日に訪れる二十四節気で2番目の暦で、正月中とも言われています。「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」と暦便覧には記されており、雪から雨に変わる頃合いとされています。あまり使われない言葉ですが、季語としても使われることが多い雨水について説明します。
2月の歳時記

立春-二十四節気 第1であり正月節

立春(りっしゅん)は例年2月3日もしくは2月4日に訪れる二十四節気で1番目の暦で、正月節とも言われています。旧暦の正月とも言われていますが、実際には旧暦の正月とは異なります。これからまだまだ寒くなる時期に立春という春をイメージさせる言葉になっているのか、詳しく立春について説明します。
国民の祝日

春分・春分の日-二十四節気 第4であり二月中

春分の日と言えば、国民の休日ですが学生ともなると春休みと重なり、あまり大切に思えない祝日かもしれませんね。でも春分ってどういう日なのかな?と思う方も多いと思います。春分は天文学的に見るものと暦的に見るものがありとても大切な日です。