天恩日-暦注下段

天恩日-暦注下段 暦注下段

天恩日は、暦中下段と呼ばれる今ではあまり見かけなくなった暦注(暦に記載される日時・方位などの吉凶、その日の運勢などのこと)の1つです。

「天恩」という字面からとても良さそうに思えますが、実際にはどういった内容のものなのか、詳しく解説します。

吉凶としては、吉日となります。

天恩日とは

  • 読み方:てんおんにち
  • 別称・俗称:天おん

名前の通り、天の恩恵を受ける日で、吉事に用いて大吉ですが、凶事に用いてはならないとされています。

天恩日の吉凶

天恩日は吉日ですが、特に良いものは決まっていません。

めでだいこと・吉事にはよりよくなるとされています。

天恩日の由来

天恩日は、母倉日・月徳日と共に宝暦暦で初めて登場した暦注です。

宝暦暦は1755年2月11日から1798年2月16日までの43年間使用された旧暦です。

天恩日の配置と日付

天恩日の配置には諸説ありますが、

「暦林問答集」(室町時代初期)では15種の干支の日としています。

  • 甲子・乙丑・丙寅 ・丁卯・戊辰
  • 己卯・庚辰・辛巳・壬午・癸未
  • 己酉・庚戌・辛亥・壬子・癸丑

言い換えると下記のようになります。

  • 甲子からの5日間
  • 己卯からの5日間(甲子から16から20)
  • 己酉からの5日間(甲子から46~50)

2021年の天恩日

2021年の天恩日は90日以上あります。参考に六曜も併記しておきます。

日にち 六曜 日にち 六曜 日にち 六曜
2021年1月1日 仏滅 2021年5月3日 赤口 2021年9月2日 友引
2021年1月2日 大安 2021年5月4日 先勝 2021年9月13日 友引
2021年1月3日 赤口 2021年5月5日 友引 2021年9月14日 先負
2021年1月4日 先勝 2021年5月16日 友引 2021年9月15日 仏滅
2021年1月5日 友引 2021年5月17日 先負 2021年9月16日 大安
2021年1月16日 先負 2021年5月18日 仏滅 2021年9月17日 赤口
2021年1月17日 仏滅 2021年5月19日 大安 2021年9月28日 大安
2021年1月18日 大安 2021年5月20日 赤口 2021年9月29日 赤口
2021年1月19日 赤口 2021年5月31日 大安 2021年9月30日 先勝
2021年1月20日 先勝 2021年6月1日 赤口 2021年10月1日 友引
2021年1月31日 赤口 2021年6月2日 先勝 2021年10月2日 先負
2021年2月1日 先勝 2021年6月3日 友引 2021年10月28日 先勝
2021年2月2日 友引 2021年6月4日 先負 2021年10月29日 友引
2021年2月3日 先負 2021年6月30日 先勝 2021年10月30日 先負
2021年2月4日 仏滅 2021年7月1日 友引 2021年10月31日 仏滅
2021年3月2日 先勝 2021年7月2日 先負 2021年11月1日 大安
2021年3月3日 友引 2021年7月3日 仏滅 2021年11月12日 大安
2021年3月4日 先負 2021年7月4日 大安 2021年11月13日 赤口
2021年3月5日 仏滅 2021年7月15日 大安 2021年11月14日 先勝
2021年3月6日 大安 2021年7月16日 赤口 2021年11月15日 友引
2021年3月17日 赤口 2021年7月17日 先勝 2021年11月16日 先負
2021年3月18日 先勝 2021年7月18日 友引 2021年11月27日 友引
2021年3月19日 友引 2021年7月19日 先負 2021年11月28日 先負
2021年3月20日 先負 2021年7月30日 友引 2021年11月29日 仏滅
2021年3月21日 仏滅 2021年7月31日 先負 2021年11月30日 大安
2021年4月1日 先負 2021年8月1日 仏滅 2021年12月1日 赤口
2021年4月2日 仏滅 2021年8月2日 大安 2021年12月27日 仏滅
2021年4月3日 大安 2021年8月3日 赤口 2021年12月28日 大安
2021年4月4日 赤口 2021年8月29日 仏滅 2021年12月29日 赤口
2021年4月5日 先勝 2021年8月30日 大安 2021年12月30日 先勝
2021年5月1日 仏滅 2021年8月31日 赤口 2021年12月31日 友引
2021年5月2日 大安 2021年9月1日 先勝

1回天恩日になると5日間続きます。

天恩日と他の暦注下段が重なった時の優先度

天恩日と他の暦注下段で悪い日が重なった時、どちらが優先されるのか気になるところだと思います。

基本的に暦注下段は凶日の方が優先されると言われています(歳下食以外)。

しかし天恩日は非常に日数が多いので、気にしないでも良いのではないでしょうか?

他の吉日と重なっていたらラッキー程度に思っていれば良いと思います。

ただ六曜と重なった時、例えば結婚や葬儀であれば六曜を優先した方が無難です。

というのも、結婚や葬儀等は六曜をもっとも気にする人が多いため、親戚が絡むのであれば、六曜を基準にした方が変な嫌味や陰口を言われることは少なくなります。

以上、天恩日についてでした。

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