十死日とは-暦注下段

十死日とは-暦注下段の凶日 暦注下段

十死日は、暦中下段と呼ばれる今ではあまり見かけなくなった暦注(暦に記載される日時・方位などの吉凶、その日の運勢などのこと)の1つです。

「死という」漢字の字面から不吉なイメージがあるものですが、実際にはどういった内容のものなのか、詳しく解説します。

吉凶としては「凶日」となりますが、迷信的なものなので信じないことをおすすめします。

十死日とは

  • 読み方:じゅうしにち
  • 別名・俗称:十死一生日・十死・天殺日・十死一生・十死一生の日

受死日に次ぐ凶日とされており、すべてのことに関して大凶日とされています。

しかし受死日と違い、十死日は葬式を出すと災難があるとされています。また婚礼も凶となっています。

宝頂山という山の麓に、久命(くめ)という名の法王がいて、その王と9人の王子がともに酉巳丑の日に死んだことに由来するものらしいです。

太平記には下記のように記されています。

十死一生ノ日ヲ吉日ニ取リテ、大勢ノ敵ニ向ヒテ

(十死一生の日を吉日として、大勢の的に向かう の意)

太平記は14世紀には書かれていたとされる日本の古典文学の1つです。

十死日の吉凶

すべてのことに凶となっています。葬式も凶とされています。

大悪日とも記載されており、ある意味受死日よりもたちが悪い日です。

十死日の由来

酉巳丑の由来についてはわかりませんが、「酉巳丑」の日が基準になっていることから、算命学の三合会局等が絡んでいるようにも思えます。

三合会局において「巳-酉-丑」は三合金局と言われています。順番は違いますが、下記の図を見てもらうとこの3つの干支の位置関係がわかると思います。

丑巳酉の位置関係

十二支を順番に配置すると円の中に正三角形を描く十二支の組み合わせがあります。

占いって、こういう規則的な形に意味を持たせることが多く、いろいろな解釈が生まれてきています。

十死日の配置と日にち

十死日は節切り(二十四節気を参照)の特定の十二支(干支)で決まります。

現在の一般的な1月・2月とは異なるので勘違いしないようにしてください。

  • 1・4・7・10月:酉の日
  • 2・5・8・11月:巳の日
  • 3・6・9・12月:丑の日

参考までに2021年と2022年の節月は下記の通りです。

2021年の節月

  • 1月=2月3日~3月4日
  • 2月=3月5日~4月3日
  • 3月=4月4日~5月4日
  • 4月=5月5日~6月4日
  • 5月=6月5日~7月6日
  • 6月=7月7日~8月6日
  • 7月=8月7日~9月6日
  • 8月=9月7日~10月7日
  • 9月=10月8日~11月6日
  • 10月=11月7日~12月6日
  • 11月=12月7日~2022年1月4日
  • 12月=2022年1月5日~年2月3日

2022年の節月

  • 1月=2月4日~3月4日
  • 2月=3月5日~4月4日
  • 3月=4月5日~5月4日
  • 4月=5月5日~6月5日
  • 5月=6月6日~7月6日
  • 6月=7月7日~8月6日
  • 7月=8月7日~9月7日
  • 8月=9月8日~10月7日
  • 9月=10月8日~11月6日
  • 10月=11月7日~12月6日
  • 11月=12月7日~2023年1月5日
  • 12月=2023年1月6日~年2月3日

2021年の十死日

2021年の十死日は現在の暦(普通のカレンダーで見た時)では下記の通りです。

月に2~3日はあることになります。

今日の日にち 節月 六曜 干支の日 十二直 十死日
2021年1月5日 12月 友引 丑の日
2021年1月17日 12月 仏滅 丑の日
2021年1月29日 12月 仏滅 丑の日
2021年2月6日 1月 赤口 酉の日
2021年2月18日 1月 先勝 酉の日
2021年3月2日 1月 先勝 酉の日
2021年3月10日 2月 先負 巳の日
2021年3月22日 2月 大安 巳の日
2021年4月3日 2月 大安 巳の日
2021年4月11日 3月 先勝 丑の日
2021年4月23日 3月 友引 丑の日
2021年5月13日 4月 大安 酉の日
2021年5月25日 4月 大安 酉の日
2021年6月14日 5月 先負 巳の日
2021年6月26日 5月 先負 巳の日
2021年7月16日 6月 赤口 丑の日
2021年7月28日 6月 赤口 丑の日
2021年8月17日 7月 仏滅 酉の日
2021年8月29日 7月 仏滅 酉の日
2021年9月18日 8月 先勝 巳の日
2021年9月30日 8月 先勝 巳の日
2021年10月8日 9月 大安 丑の日
2021年10月20日 9月 大安 丑の日
2021年11月1日 9月 大安 丑の日
2021年11月9日 10月 友引 酉の日
2021年11月21日 10月 友引 酉の日
2021年12月3日 10月 友引 酉の日
2021年12月11日 11月 赤口 巳の日
2021年12月23日 11月 赤口 巳の日

十二直を見てもらうとわかりますが、節切りで下記の組み合わせで同じになります。

  • 1月:危と同じ日
  • 2月:満と同じ日
  • 3月:納と同じ日
  • 4月:定と同じ日
  • 5月:閉と同じ日
  • 6月:破と同じ日
  • 7月:除と同じ日
  • 8月:成と同じ日
  • 9月:平と同じ日
  • 10月:開と同じ日
  • 11月:執と同じ日
  • 12月:建と同じ日

一方では吉日(場合によっては凶にもなりますが)で、一方では凶日となるって、同じ十二支を基準にしていても異なる解釈が生まれるって面白いですね。

十死日と他の暦注下段・選日との重なりの優先度

十死日と同じ暦注下段で良いとされる大明日や天恩日が重なった場合、どちらが優先されるのか気になるところですよね。

結論から言えば、暦注下段では悪いものが優先されると言われています。

大安や他の暦注と重なった時はどうか?と言えば、信じる方を信じれば良いと思います。

ある占いでは吉、ある占いで凶ということはよくある話で、そもそも占いとして生まれた経緯が全く違うものを同じ土俵で考えることがおかしなことです。

大安等の六曜は旧暦が基準、暦注下段の多くは節切り(二十四節気による月)が基準です。

月を基準にした六曜、太陽を基準にした二十四節気なので、基準は全く異なります。

以上、十死日についてでした。

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