復日-暦注下段

復日-暦注下段 暦注下段

復日は、暦中下段と呼ばれる今ではあまり見かけなくなった暦注(暦に記載される日時・方位などの吉凶、その日の運勢などのこと)の1つです。

「復」という漢字の音から「福」を想像するか字面から「復讐」の「複」を想像するかと思いますが、実際にはどういった内容のものなのか、詳しく解説します。

吉凶としては吉日にも凶日にもなる日です。

復日とは

読み方:ふくにち、ぶくび

別名・俗称:ぶく日

この日に吉事を行えば吉が重なり、凶事を行えば凶が重なるとされます。

但し、婚礼は再婚に繋がるので凶とされています。

同じ暦注下段の「重日」とほぼ同じ意味合いとなります。

復日の吉凶

復日は、吉事もあれば凶事もあります。特に吉凶とされているものは下記のものです。

  • 凶:結婚・葬式・就職
  • 吉:善行

就職に関しては何度も就職する=転職につながるということで凶となっていますが、キャリアアップのための就職・転職という意味では吉事になりそうにも思えますね。

昔の占い・暦注は今の考え方とは少しずつズレてきている部分もあります。

復日の由来

いつ頃出来たのかはわかりませんが、五行説が基本となっているようです。

旧暦で、その月を支配する五行と、その日の五行とが重なる日。たとえば、一月(木)の甲(木)日、四月(火)の丙(火)日など。その日に凶事を行なうと禍が重なり、吉事に用いると福が重なるという。ただし、結婚は忌むとする。〔延喜式(927)一一〕

出典 精選版 日本国語大辞典

ただ上記の書き方だと矛盾も生じます。というのも五行説は「旧暦」ではなく一般的に「節切り」です。また配置においても節切りで配置されます。

復日の配置と日にち

復日は節月(二十四節気を参照)の特定の十二支(干支)で決まります。

現在の一般的な1月・2月とは異なるので勘違いしないようにしてください。

  • 1月・7月:甲(きのえ)と庚(かのえ)の日
  • 2月・8月:乙(きのと)と辛(かのと)の日
  • 3月・6月・9月・12月:戊(つちのえ)と己(つちのと)の日
  • 4月・10月・丙(ひのえ)と壬(みずのえ)の日
  • 5月・11月・丁(ひのと)と癸(みずのと)の日

参考までに2022年と2023年の節月は下記の通りです。

2022年の節月

  • 1月=2月4日~3月4日
  • 2月=3月5日~4月4日
  • 3月=4月5日~5月4日
  • 4月=5月5日~6月5日
  • 5月=6月6日~7月6日
  • 6月=7月7日~8月6日
  • 7月=8月7日~9月7日
  • 8月=9月8日~10月7日
  • 9月=10月8日~11月6日
  • 10月=11月7日~12月6日
  • 11月=12月7日~2023年1月5日
  • 12月=2023年1月6日~年2月3日

2023年の節月

  • 1月=2月4日~3月5日
  • 2月=3月6日~4月4日
  • 3月=4月5日~5月5日
  • 4月=5月6日~6月5日
  • 5月=6月6日~7月6日
  • 6月=7月7日~8月7日
  • 7月=8月8日~9月7日
  • 8月=9月8日~10月7日
  • 9月=10月8日~11月7日
  • 10月=11月8日~12月6日
  • 11月=12月7日~2024年1月5日
  • 12月=2024年1月6日~年2月3日

2022年の復日カレンダー

2022年の復日は現在の暦(普通のカレンダーで見た時)では下記の通りです。

月に5~6日あることになります。

日にち 節月 六曜 日干支(節月)
2022年1月4日 11月 先勝 丁巳
2022年1月5日 12月 友引 戊午
2022年1月6日 12月 先負 己未
2022年1月15日 12月 赤口 戊辰
2022年1月16日 12月 先勝 己巳
2022年1月25日 12月 仏滅 戊寅
2022年1月26日 12月 大安 己卯
2022年2月6日 1月 赤口 庚寅
2022年2月10日 1月 仏滅 甲午
2022年2月16日 1月 仏滅 庚子
2022年2月20日 1月 友引 甲辰
2022年2月26日 1月 友引 庚戌
2022年3月2日 1月 赤口 甲寅
2022年3月9日 2月 友引 辛酉
2022年3月13日 2月 赤口 乙丑
2022年3月19日 2月 赤口 辛未
2022年3月23日 2月 仏滅 乙亥
2022年3月29日 2月 仏滅 辛巳
2022年4月2日 2月 仏滅 乙酉
2022年4月5日 3月 先勝 戊子
2022年4月6日 3月 友引 己丑
2022年4月15日 3月 大安 戊戌
2022年4月16日 3月 赤口 己亥
2022年4月25日 3月 先負 戊申
2022年4月26日 3月 仏滅 己酉
2022年5月9日 4月 赤口 壬戌
2022年5月13日 4月 仏滅 丙寅
2022年5月19日 4月 仏滅 壬申
2022年5月23日 4月 友引 丙子
2022年5月29日 4月 友引 壬午
2022年6月2日 4月 友引 丙戌
2022年6月9日 5月 先負 癸巳
2022年6月13日 5月 先勝 丁酉
2022年6月19日 5月 先勝 癸卯
2022年6月23日 5月 大安 丁未
2022年6月29日 5月 赤口 癸丑
2022年7月3日 5月 仏滅 丁巳
2022年7月14日 6月 先負 戊辰
2022年7月15日 6月 仏滅 己巳
2022年7月24日 6月 先勝 戊寅
2022年7月25日 6月 友引 己卯
2022年8月3日 6月 赤口 戊子
2022年8月4日 6月 先勝 己丑
2022年8月9日 7月 赤口 甲午
2022年8月15日 7月 赤口 庚子
2022年8月19日 7月 仏滅 甲辰
2022年8月25日 7月 仏滅 庚戌
2022年8月29日 7月 仏滅 甲寅
2022年9月4日 7月 仏滅 庚申
2022年9月9日 8月 先負 乙丑
2022年9月15日 8月 先負 辛未
2022年9月19日 8月 先勝 乙亥
2022年9月25日 8月 先勝 辛巳
2022年9月29日 8月 赤口 乙酉
2022年10月5日 8月 赤口 辛卯
2022年10月12日 9月 先勝 戊戌
2022年10月13日 9月 友引 己亥
2022年10月22日 9月 大安 戊申
2022年10月23日 9月 赤口 己酉
2022年11月1日 9月 大安 戊午
2022年11月2日 9月 赤口 己未
2022年11月9日 10月 先勝 丙寅
2022年11月15日 10月 先勝 壬申
2022年11月19日 10月 大安 丙子
2022年11月25日 10月 赤口 壬午
2022年11月29日 10月 仏滅 丙戌
2022年12月5日 10月 仏滅 壬辰
2022年12月10日 11月 先負 丁酉
2022年12月16日 11月 先負 癸卯
2022年12月20日 11月 先勝 丁未
2022年12月26日 11月 先負 癸丑
2022年12月30日 11月 先勝 丁巳

大安と重なった日であれば、より良い日になりそうな気分にもなりますが、仏滅だとより悪くなるイメージがありますよね。

復日と他の暦注下段との重なりの優先度

吉日となることで復日を選ぼうとしたけど、受死日や十死日と重なっていた場合、どちらが優先されるか、気になるところだと思います。

基本的には暦注下段は凶がまさるため、受死日や十死日の方に重くなります。

つまり吉日が凶日になるということです。

ただし、何かしらの暦注がいつも重なるため、気にしていると何も出来なくなります。

よほど大切にしたいことで無い限り、気にしないのが一番です。

以上、復日についてでした。

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