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五墓日とは-暦注下段

五墓日とは-暦注下段 暦注下段

五墓日は、暦中下段と呼ばれる今ではあまり見かけなくなった暦注(暦に記載される日時・方位などの吉凶、その日の運勢などのこと)の1つです。

「墓」という漢字があることから不吉なイメージがあるものですが、実際にはどういった内容のものなのか、詳しく解説します。

結論から言えば凶日ではありますが、迷信の多いものなので気にしないのが1番です。

五墓日とは

五墓日とは、どんな日?どんな意味?

お墓

五墓日は、暦中下段と呼ばれる今ではほとんど記されなくなったカレンダー・暦に記される運勢の1つで、屋作り(家作り)はかまいませんが、土を動かす・地固め・葬送・築墓・種まき・旅行・祈祷などは凶とされる日となっています。

ただしその人の性(納音)がそれぞれの五行の性にあたってなければ問題ないとされます。

五墓日の語源は、この日に葬式を出すと、墓を5つ並べることになるという説もあります。

また五墓とは、五行の墓という意味とも伝わります。

五墓日の読み方は?別称・別名は?

たくさんのお墓

五墓日の読み方は「ごむにち」です。別称として「ごむび」と呼ばれることもあります。「墓」の音読みで「ぼ」以外を使うため読み方を間違うことが多くなっています。

  • 読み方:ごむにち
  • 別称・俗称:ごむび

五墓日の吉凶・やってはいけないことは?

神社の神事

五墓日の凶日であり、特に土を動かす・地固め・葬送・築墓・種まき・旅行・祈祷などは凶とされる日となっています。そのため土をいじる行為や葬儀関連、旅行、祈祷はやってはいけないことと考えるのが良いでしょう。

なお家作り(屋作り)は差し支えないこととなっています。

  • 凶:土を動かす、地固め、葬送、築墓、種まき、旅行、祈祷
  • 差し支えないこと:家作り(屋作り)

どういう経緯で生まれたものかは既にわからない状態になっています。よくわからない暦注だけに気にすることは無いと思いますが、やはり気にしてしまいますよね。

五墓日の由来

兵範記

五墓日の由来はわかっていませんが、納音が登場していることから、四柱推命・算命学等から派生して出来たものと思われます。

また墓という文字から土が関係しており、陰陽五行説の土と四柱推命等から生まれたものだと思われます。

日本では12世紀には言葉として出てきているため、それなりに古くから伝わるものです。

平安時代末期の兵部卿(ひょうぶきょう)平信範(のぶのり)の日記として伝わる「兵範記(へいはんき/ひょうはんき)」(1132年~1171年)には「五墓日、今夕殿下御除服」と記載されています。

五墓日の配置と日にち・干支との関係

五墓日はどのように配置・設定されているのか?

五墓日の配置に使われる納音の一覧

五墓日は、生まれ年で配置が異なるため万人に「この日」となる日はありません。五墓日は干支の「丑・辰・未・戌」には五行の土性が配置されるので、日の干支で「戊辰・丙戌・壬辰・乙丑・辛未」に配置されます。ただし、納音の属性で五墓日は変化します。

と言っても納音って何?という人の方が多いと思いますので納音に関しては下記記事を参考にしてください。

また納音の属性は陰陽五行の属性とは全く異なります。

例えば管理人の陰陽五行の属性は「土」となりますが納音属性は「金」となっています。

自身の納音の属性を知らない人が多いと思いますので、下記から探してください。約100年分あるので見つかると思います。

干支 納音
属性
干支 納音
属性
干支 納音
属性
1921 辛酉 1956 丙申 1991 辛未
1922 壬戌 1957 丁酉 1992 壬申
1923 癸亥 1958 戊戌 1993 癸酉
1924 甲子 1959 己亥 1994 甲戌
1925 乙丑 1960 庚子 1995 乙亥
1926 丙寅 1961 辛丑 1996 丙子
1927 丁卯 1962 壬寅 1997 丁丑
1928 戊辰 1963 癸卯 1998 戊寅
1929 己巳 1964 甲辰 1999 己卯
1930 庚午 1965 乙巳 2000 庚辰
1931 辛未 1966 丙午 2001 辛巳
1932 壬申 1967 丁未 2002 壬午
1933 癸酉 1968 戊申 2003 癸未
1934 甲戌 1969 己酉 2004 甲申
1935 乙亥 1970 庚戌 2005 乙酉
1936 丙子 1971 辛亥 2006 丙戌
1937 丁丑 1972 壬子 2007 丁亥
1938 戊寅 1973 癸丑 2008 戊子
1939 己卯 1974 甲寅 2009 己丑
1940 庚辰 1975 乙卯 2010 庚寅
1941 辛巳 1976 丙辰 2011 辛卯
1942 壬午 1977 丁巳 2012 壬辰
1943 癸未 1978 戊午 2013 癸巳
1944 甲申 1979 己未 2014 甲午
1945 乙酉 1980 庚申 2015 乙未
1946 丙戌 1981 辛酉 2016 丙申
1947 丁亥 1982 壬戌 2017 丁酉
1948 戊子 1983 癸亥 2018 戊戌
1949 己丑 1984 甲子 2019 己亥
1950 庚寅 1985 乙丑 2020 庚子
1951 辛卯 1986 丙寅 2021 辛丑
1952 壬辰 1987 丁卯 2022 壬寅
1953 癸巳 1988 戊辰 2023 癸卯
1954 甲午 1989 己巳 2024 甲辰
1955 乙未 1990 庚午 2025 乙巳
新暦で干支を出していますが、本来なら旧暦か節切りで出すべきだと思うものの、指定がなくここ最近は新暦での年で計算することが多くなっているので、新暦で出しています。なお五墓日という言葉が出てきた当時の暦注下段は節区切りで区切っていたため、1月1日から節分までに生まれた方は前年の年で見た方が良いかもしれません。

五墓日は土に関する暦注であり、土性を持つ「丑・辰・未・戌」の日と納音の5つの属性を組み合わせた乙丑・丙戌・戊辰・辛未・壬辰が五墓日となっています。

  • 納音が木性の人:木・土の組み合わせとなる乙丑の日
  • 納音が火性の人:火・土の組み合わせとなる丙戌の日
  • 納音が土性の人:土・土の組み合わせとなる戊辰の日
  • 納音が金性の人:金・土の組み合わせとなる辛未の日
  • 納音が水性の人:水・土の組み合わせとなる壬辰の日

ただ土の属性の5つの干支が出ていますが、なぜこの5つになったのか理由はわかりません。

2024年の五墓日

2024年の五墓日は現在の暦(普通のカレンダーで見た時)では下記の通りです。

納音
属性
生まれた年 日にち 六曜 日干支
木性 1921年・1928年・1929年
1942年・1943年・1950年
1951年・1958年・1959年
1972年・1973年・1980年
1981年・1988年・1989年
2002年・2003年・2010年
2011年・2018年・2019年
2024年1月2日 先勝 乙丑
2024年3月2日 仏滅 乙丑
2024年5月1日 先勝 乙丑
2024年6月30日 大安 乙丑
2024年8月29日 友引 乙丑
2024年10月28日 仏滅 乙丑
2024年12月27日 先勝 乙丑
金性 1924年・ 1925年・1932年
1933年・1940年・ 1941年
1954年・ 1955年・1962年
1963年・ 1970年・1971年
1984年・ 1985年・1992年
1993年・2000年・ 2001年
2014年・ 2015年・2022年
2023年
2024年1月8日 先勝 辛未
2024年3月8日 仏滅 辛未
2024年5月7日 先勝 辛未
2024年7月6日 赤口 辛未
2024年9月4日 先負 辛未
2024年11月3日 赤口 辛未
水性 1922年・1923年・1936年
1937年・1944年・1945年
1952年・1953年・1966年
1967年・1974年・1975年
1982年・1983年・1996年
1997年・2004年・2005年
2012年・2013年
2024年1月29日 赤口 壬辰
2024年3月29日 先負 壬辰
2024年5月28日 赤口 壬辰
2024年7月27日 先負 壬辰
2024年9月25日 赤口 壬辰
2024年11月24日 先負 壬辰
火性 1926年・1927年・1934年
1935年・1948年・1949年
1956年・1957年・1964年
1965年・1978年・1979年
1986年・1987年・1994年
1995年・2008年・2009年
2016年・2017年・2024年
2025年
2024年1月23日 赤口 丙戌
2024年3月23日 先負 丙戌
2024年5月22日 赤口 丙戌
2024年7月21日 先負 丙戌
2024年9月19日 赤口 丙戌
2024年11月18日 先負 丙戌
土性 1930年・1931年・1938年
1939年・1946年・1947年
1960年・1961年・1968年
1969年・1976年・1977年
1990年・1991年・1998年
1999年・2006年・2007年
2020年・2021年
2024年1月5日 仏滅 戊辰
2024年3月5日 先勝 戊辰
2024年5月4日 仏滅 戊辰
2024年7月3日 友引 戊辰
2024年9月1日 大安 戊辰
2024年10月31日 先勝 戊辰
2024年12月30日 仏滅 戊辰

年に6~7日が配置されているのがわかりますよね。

五墓日と他の暦注・暦注下段との重なりの優先度

五墓日は気しなくても大丈夫?他の暦注と重なった時は?

五墓日と同じ暦注下段で良いとされる大明日や天恩日が重なった場合、どちらが優先されるのかと言えば暦注下段では悪いものが優先されると言われています。

ただし大安や他の暦注と重なった時はどうか?と言えば、信じる方を信じれば良いと思います。

ある占いでは吉、ある占いで凶ということはよくある話で、そもそも占いとして生まれた経緯が全く違うものを同じ土俵で考えることがおかしなことです。

他の暦注下段は節切りで導いていることが多いのに対して、五墓日は納音が出てきたりしており、配置の基準・導き出し方が全く異なるので、それほど気にすることは無いと思います。

五墓日に引っ越しは大丈夫?

引っ越しの段ボール箱

五墓日の引っ越しは控えた方が良いでしょう。基本的に五墓日は土に関することを控える日であり「引っ越し=地を変える」ということであまりおすすめ出来るものではありません。

もちろん五墓日なんて迷信なので、それほど気にすることはなく五墓日以外の暦注(六曜等)が良い日であれば、引っ越しても構わないでしょう。

五墓日に結婚しても大丈夫?祝い事や参拝をしても大丈夫?

五墓日に結婚や七五三等の祝い事をしても良いのか不安に思う方も多いと思いますが、五墓日は宗教的にキリスト教・神道・仏教と関係ないため、キリスト教の教会や神社で行う結婚式、お宮参り等の神社への参拝は宗教的に関係ないので気にしなくて問題ありません。

ただ祈祷は控えるべき項目なので、行わない方が良いかもしれません。

五墓日は迷信?

五墓日は迷信かどうか気にされる方もいますが、そもそも出典も明確ではないですし、占い関係そのものが基本的に迷信です。

五墓日も迷信だと思い、気にしないのが一番です。

以上、五墓日についてでした。

それでも不安が残るのであれば、電話占い等で実際に占ってもらうことをおすすめします。誰かに聞いてもらうだけでも不安は取り除けることがあります。

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