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滅門日-暦注下段(三箇の悪日)

滅門日-暦注下段(三箇の悪日) 暦注下段

滅門日は、暦中下段と呼ばれる今ではあまり見かけなくなった暦注(暦に記載される日時・方位などの吉凶、その日の運勢などのこと)の1つです。

「滅」という字面から悪いイメージとなりますが、実際にはどういった内容のものなのか、詳しく解説します。

吉凶としては「凶日」となります。

滅門日とは

  • 読み方:めつもんにち
  • 別称・俗称:滅日

この日を犯すと、「滅門」の字の通り、一家一門を亡ぼすと言われています。

滅門日は、三箇の悪日と呼ばれる3つの凶日の1つです。

滅門日の吉凶

滅門日の吉凶は凶です。

この日に慎むことをせず、法律・規則・倫理などに反した行為をすると一家・一門を滅ぼすと言われているほど、おどろおどろしい凶日です。

つまり慎み、法律・規則・道徳にそって過ごせば、問題無い日とも言えます。

ただし仏事・葬式は凶となっています。

滅門日の由来

滅門日の由来はわかりませんが、陰陽道に関係していること、三箇の悪日の1つであることから、かなり古くからある暦注下段のようです。

なお、暦注の中に滅日と呼ばれる万事に凶とされる日が存在しますが、これは暦法の計算上生じたもの(理想上の暦の1年(=360日)と実際の1年とのずれが1日分に達した日)であり、全く異なる性格のものです。

また、滅日そのものが江戸時代の貞享暦改暦の時に廃止されているため、現在の旧暦などには反映されていません。

滅門日の配置と日にち(今年を含むカレンダー付き)

滅門日は生まれた年の十二支(干支)によって異なります。節月(二十四節気の節切り)と生まれとしの十二支で配置されます。

参考までに2024年と2025年の節月は下記の通りです。節月は地球に対しての太陽の軌道(黄道)を12等分したものです。

2024年の節月

  • 1月=2月4日~3月4日
  • 2月=3月5日~4月3日
  • 3月=4月4日~5月4日
  • 4月=5月5日~6月4日
  • 5月=6月5日~7月5日
  • 6月=7月6日~8月6日
  • 7月=8月7日~9月6日
  • 8月=9月7日~10月7日
  • 9月=10月8日~11月6日
  • 10月=11月7日~12月6日
  • 11月=12月7日~2025年1月4日
  • 12月=2025年1月5日~2月2日

2025年の節月

  • 1月=2月3日~3月4日
  • 2月=3月5日~4月3日
  • 3月=4月4日~5月4日
  • 4月=5月5日~6月4日
  • 5月=6月5日~7月6日
  • 6月=7月7日~8月6日
  • 7月=8月7日~9月6日
  • 8月=9月7日~10月7日
  • 9月=10月8日~11月6日
  • 10月=11月7日~12月6日
  • 11月=12月7日~2026年1月4日
  • 12月=2026年1月5日~2月3日

ただし生まれ年の十二支に関係なく、特定の十二支の日が滅門日になるという解釈・説もあります。

下記表を見てもらうとわかりますが、寅年生まれの人であれば忌月の1月の巳の日のみが滅門日になるというものと、寅年生まれ関係なく、1月は巳の日・2月は子の日が滅門日になるというものがあるということです。

  • 生まれ年に関係する=年間で2~3日
  • 生まれ年は関係ない=年間で30日前後

ということになります。

なお節月による生まれ年になるので、新暦1月1日から2月の節分の間に生まれた方は本来は前年の干支(十二支)で見ることになります。

生まれた日(誕生日)から、何曜日に生まれたか、日干支・年干支(節月・暦月)・六曜・五行・九星(年家九星・日家九星)・納音・宿曜(二十七宿・二十八宿)等を調べられるページを作りました。
是非、ご利用ください。

生年 忌月 滅門日
寅年生まれ 1月
卯年生まれ 2月
辰年生まれ 3月
巳年生まれ 4月
午年生まれ 5月
未年生まれ 6月
申年生まれ 7月
酉年生まれ 8月
戌年生まれ 9月
亥年生まれ 10月
子年生まれ 11月
丑年生まれ 12月

2025年の滅門日カレンダー

2025年の滅門日は下記のようになります。

日にち 曜日 節月 十二支 滅門日
2025年1月5日 日曜日 12月 戌の日 ○(丑年生)
2025年1月17日 金曜日 12月 戌の日 ○(丑年生)
2025年1月29日 水曜日 12月 戌の日 ○(丑年生)
2025年2月5日 水曜日 1月 巳の日 ○(寅年生)
2025年2月17日 月曜日 1月 巳の日 ○(寅年生)
2025年3月1日 土曜日 1月 巳の日 ○(寅年生)
2025年3月8日 土曜日 2月 子の日 ○(卯年生)
2025年3月20日 木曜日 2月 子の日 ○(卯年生)
2025年4月1日 火曜日 2月 子の日 ○(卯年生)
2025年4月8日 火曜日 3月 未の日 ○(辰年生)
2025年4月20日 日曜日 3月 未の日 ○(辰年生)
2025年5月2日 金曜日 3月 未の日 ○(辰年生)
2025年5月9日 金曜日 4月 寅の日 ○(巳年生)
2025年5月21日 水曜日 4月 寅の日 ○(巳年生)
2025年6月2日 月曜日 4月 寅の日 ○(巳年生)
2025年6月9日 月曜日 5月 酉の日 ○(午年生)
2025年6月21日 土曜日 5月 酉の日 ○(午年生)
2025年7月3日 木曜日 5月 酉の日 ○(午年生)
2025年7月10日 木曜日 6月 辰の日 ○(未年生)
2025年7月22日 火曜日 6月 辰の日 ○(未年生)
2025年8月3日 日曜日 6月 辰の日 ○(未年生)
2025年8月10日 日曜日 7月 亥の日 ○(申年生)
2025年8月22日 金曜日 7月 亥の日 ○(申年生)
2025年9月3日 水曜日 7月 亥の日 ○(申年生)
2025年9月10日 水曜日 8月 午の日 ○(酉年生)
2025年9月22日 月曜日 8月 午の日 ○(酉年生)
2025年10月4日 土曜日 8月 午の日 ○(酉年生)
2025年10月11日 土曜日 9月 丑の日 ○(戌年生)
2025年10月23日 木曜日 9月 丑の日 ○(戌年生)
2025年11月4日 火曜日 9月 丑の日 ○(戌年生)
2025年11月11日 火曜日 10月 申の日 ○(亥年生)
2025年11月23日 日曜日 10月 申の日 ○(亥年生)
2025年12月5日 金曜日 10月 申の日 ○(亥年生)
2025年12月12日 金曜日 11月 卯の日 ○(子年生)
2025年12月24日 水曜日 11月 卯の日 ○(子年生)

2026年の滅門日カレンダー

2026年の滅門日は下記のようになります。

日にち 曜日 節月 十二支 滅門日
2026年1月12日 月曜日 12月 戌の日 ○(丑年生)
2026年1月24日 土曜日 12月 戌の日 ○(丑年生)
2026年2月12日 木曜日 1月 巳の日 ○(寅年生)
2026年2月24日 火曜日 1月 巳の日 ○(寅年生)
2026年3月15日 日曜日 2月 子の日 ○(卯年生)
2026年3月27日 金曜日 2月 子の日 ○(卯年生)
2026年4月15日 水曜日 3月 未の日 ○(辰年生)
2026年4月27日 月曜日 3月 未の日 ○(辰年生)
2026年5月16日 土曜日 4月 寅の日 ○(巳年生)
2026年5月28日 木曜日 4月 寅の日 ○(巳年生)
2026年6月16日 火曜日 5月 酉の日 ○(午年生)
2026年6月28日 日曜日 5月 酉の日 ○(午年生)
2026年7月17日 金曜日 6月 辰の日 ○(未年生)
2026年7月29日 水曜日 6月 辰の日 ○(未年生)
2026年8月17日 月曜日 7月 亥の日 ○(申年生)
2026年8月29日 土曜日 7月 亥の日 ○(申年生)
2026年9月17日 木曜日 8月 午の日 ○(酉年生)
2026年9月29日 火曜日 8月 午の日 ○(酉年生)
2026年10月18日 日曜日 9月 丑の日 ○(戌年生)
2026年10月30日 金曜日 9月 丑の日 ○(戌年生)
2026年11月18日 水曜日 10月 申の日 ○(亥年生)
2026年11月30日 月曜日 10月 申の日 ○(亥年生)
2026年12月7日 月曜日 11月 卯の日 ○(子年生)
2026年12月19日 土曜日 11月 卯の日 ○(子年生)
2026年12月31日 木曜日 11月 卯の日 ○(子年生)

2027年の滅門日カレンダー

2027年の滅門日は下記のようになります。

日にち 曜日 節月 十二支 滅門日
2027年1月7日 木曜日 12月 戌の日 ○(丑年生)
2027年1月19日 火曜日 12月 戌の日 ○(丑年生)
2027年1月31日 日曜日 12月 戌の日 ○(丑年生)
2027年2月7日 日曜日 1月 巳の日 ○(寅年生)
2027年2月19日 金曜日 1月 巳の日 ○(寅年生)
2027年3月3日 水曜日 1月 巳の日 ○(寅年生)
2027年3月10日 水曜日 2月 子の日 ○(卯年生)
2027年3月22日 月曜日 2月 子の日 ○(卯年生)
2027年4月3日 土曜日 2月 子の日 ○(卯年生)
2027年4月10日 土曜日 3月 未の日 ○(辰年生)
2027年4月22日 木曜日 3月 未の日 ○(辰年生)
2027年5月4日 火曜日 3月 未の日 ○(辰年生)
2027年5月11日 火曜日 4月 寅の日 ○(巳年生)
2027年5月23日 日曜日 4月 寅の日 ○(巳年生)
2027年6月4日 金曜日 4月 寅の日 ○(巳年生)
2027年6月11日 金曜日 5月 酉の日 ○(午年生)
2027年6月23日 水曜日 5月 酉の日 ○(午年生)
2027年7月5日 月曜日 5月 酉の日 ○(午年生)
2027年7月12日 月曜日 6月 辰の日 ○(未年生)
2027年7月24日 土曜日 6月 辰の日 ○(未年生)
2027年8月5日 木曜日 6月 辰の日 ○(未年生)
2027年8月12日 木曜日 7月 亥の日 ○(申年生)
2027年8月24日 火曜日 7月 亥の日 ○(申年生)
2027年9月5日 日曜日 7月 亥の日 ○(申年生)
2027年9月12日 日曜日 8月 午の日 ○(酉年生)
2027年9月24日 金曜日 8月 午の日 ○(酉年生)
2027年10月6日 水曜日 8月 午の日 ○(酉年生)
2027年10月13日 水曜日 9月 丑の日 ○(戌年生)
2027年10月25日 月曜日 9月 丑の日 ○(戌年生)
2027年11月6日 土曜日 9月 丑の日 ○(戌年生)
2027年11月13日 土曜日 10月 申の日 ○(亥年生)
2027年11月25日 木曜日 10月 申の日 ○(亥年生)
2027年12月14日 火曜日 11月 卯の日 ○(子年生)
2027年12月26日 日曜日 11月 卯の日 ○(子年生)

滅門日と他の暦注下段が重なった時の優先度

例えば天赦日等の吉日と重なった場合、どちらが優先されるか?と言えば暦注下段においては、基本的に悪い方が優先されると言われています。

六曜(大安や友引)と重なった場合はどうかと言えば、それは信じる方で構いません。

また一般的に暦注下段を気にする人というのは減っており、六曜の方を気にする人が多いので、結婚式やお葬式、引越しに関しては六曜基準で行った方が実害は少なくなります。

実害が無いとは、例えば友引に葬式を行うと主に年配の方から「友引にお葬式をあげるなんて、常識が無い!」という怒りの言葉や嫌味の言葉を言われないで済むということです。

「滅門日に葬式をあげるなんて、常識が無い!」なんて言う人はほぼいません。

以上、滅門日についてでした。

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