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癸酉・癸酉の日・癸酉の年について

癸酉・癸酉の日・癸酉の年について 干支

自分の生まれた年が癸酉であったり、カレンダー(暦)で干支が癸酉だったりして気になってここを見ている方が多いと思います。

癸酉は、60通りある干支の中で10番目に位置しています。

癸酉とはどういうことなのか、癸酉の日・癸酉の年についても詳しく説明します。

また五行説や占星術における癸酉についても説明します。

基本的に癸酉は吉凶で言えば「吉」となる日です。

癸酉について

  • 読み方(訓読み):みずのととり・きすいのとり
  • 読み方(音読み):きゆう
  • 吉凶:吉
  • 陰陽五行思想:相生(金生水)
  • 納音:釼鋒金(じんぼうきん)

癸酉は60通りの干支の中で10番目に位置しています。

干支は十干(甲乙丙丁…)と十二支(子丑寅卯…)の組み合わせのことです。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

癸酉の年

60年周期の干支の中で10番目となる癸酉は、西暦を60で割って13が余る年となります。

実際の癸酉の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 13年・73年・133年・193年・253年
313年・373年・433年・493年・553年
613年・673年・733年・793年・853年
913年・973年・
西暦1000年から1999年 1033年・1093年・1153年・1213年
1273年・1333年・1393年・1453年
1513年・1573年・1633年・1693年
1753年・1813年・1873年・1933年
1993年
西暦2000年以降 2053年・2113年・2173年・2233年
2293年・2353年・2413年・2473年
2533年・2593年・2653年・2713年
2773年・2833年・2893年・2953年

ただし1873年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による癸酉の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

癸酉の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、癸酉の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が4か9(十干が甲か己)の年の8月が癸酉の月となります。

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

*当サイトの日々のカレンダーに記載している干支月は新暦のものと節月のものです。

参考:暦における月の3種類について

癸酉の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、癸酉の日があります。

吉凶や陰陽五行思想における癸酉・癸酉の日

癸酉は干支によって1から60までの数の10番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での癸酉・癸酉の吉凶

陰陽五行思想では、十干の癸は「陰の水」、十二支の酉は「陰の金」で、相生(金生水)となっていることから「癸酉」の吉凶は「吉」となっています。

癸酉が基準となる選日・暦注下段

癸酉が関わっている・基準となる選日暦注下段には下記のものがあります。

犯土(大犯土)

ぼんど もしくは つち と読みます。

犯土の期間には、土公神(どくじん)が本宮あるいは土中にいるため、土を犯してはならないとされています。

つまり、穴掘り、井戸掘り、種まき、土木工事、伐採など土いじりは一切慎むべきとされています。

特に、地鎮祭等の建築儀礼には凶日とされています。

庚午(甲子から数えて7番目)から丙子(13番目)までの7日間を大犯土(おおづち、大土などとも)、戊寅(15番目)から甲申(21番目)までの7日間を小犯土(こづち、小土などとも)と言います。

癸酉は庚午から3日後なので必ず含まれます。

占星術・四柱推命における癸酉・癸酉の日

東洋占星術や四柱推命として癸酉について説明します。

納音としての癸酉

納音としての壬申は「釼鋒金(じんぼうきん)」となっています。

四柱推命か算命学によって運勢は若干ことなりますが、釼鋒金は剣・鋒など先端が鋭利な金属のことを意味しています。

そこから「才能の切れ」「清廉な人柄」を表現していますが、自分の尺度で人を切り捨てるようなところがあると言われています。そこを自分でどう戒めるかが大切です。

占星術・四柱推命における癸酉

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが「勘が良い」「ひらめきタイプ」としているものが多くなっています。

ただし上記のこと以外はかなり異なる説明になっています。

頑固である、根回しが嫌い、と書いてある書籍もあれば、指導力もあると書いてる書籍もあります。

ともに能力主義だということでは共通していることが多くなっています。

癸酉に関すること

癸酉に関することを記していきます。

癸酉とつくもの

癸酉がつく事変やコトモノはほとんどありません。

癸酉に関するリンク

干支
1 2 3 4 5 6
甲子 乙丑 丙寅 丁卯 戊辰 己巳
7 8 9 10 11 12
庚午 辛未 壬申 癸酉 甲戌 乙亥
13 14 15 16 17 18
丙子 丁丑 戊寅 己卯 庚辰 辛巳
19 20 21 22 23 24
壬午 癸未 甲申 乙酉 丙戌 丁亥
25 26 27 28 29 30
戊子 己丑 庚寅 辛卯 壬辰 癸巳
31 32 33 34 35 36
甲午 乙未 丙申 丁酉 戊戌 己亥
37 38 39 40 41 42
庚子 辛丑 壬寅 癸卯 甲辰 乙巳
43 44 45 46 47 48
丙午 丁未 戊申 己酉 庚戌 辛亥
49 50 51 52 53 54
壬子 癸丑 甲寅 乙卯 丙辰 丁巳
55 56 57 58 59 60
戊午 己未 庚申 辛酉 壬戌 癸亥

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