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壬午・壬午の日・壬午の年について

壬午・壬午の日・壬午の年について 干支

自分の生まれた年が壬午であったり、カレンダー(暦)で干支が壬午だったりして気になってここを見ている方が多いと思います。

壬午は、60通りある干支の中で19番目に位置しています。

壬午とはどういうことなのか、壬午の日・壬午の年についても詳しく説明します。

また五行説や占星術における壬午についても説明します。

基本的に壬午は吉凶で言えば「凶」となる日です。

壬午について

  • 読み方(訓読み):みずのえうま・じんすいのうま
  • 読み方(音読み):じんご
  • 吉凶:凶
  • 陰陽五行思想:相剋(水剋火)
  • 納音:楊柳木(ようりゅうぼく)

壬午は60通りの干支の中で19番目に位置しています。

干支は十干(甲乙丙丁…)と十二支(子丑寅卯…)の組み合わせのことです。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

壬午は、午の2巡目となっています(1巡目は庚午)。

壬午の年

60年周期の干支の中で19番目となる壬午は、西暦を60で割ってが22余る年となります。

実際の壬午の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 22年・82年・142年・202年・262年
322年・382年・442年・502年・562年
622年・682年・742年・802年・862年
922年・982年
西暦1000年から1999年 1042年・1102年・1162年・1222年
1282年・1342年・1402年・1462年
1522年・1582年・1642年・1702年
1762年・1822年・1882年・1942年
西暦2000年以降 2002年・2062年・2122年・2182年
2242年・2302年・2362年・2422年
2482年・2542年・2602年・2662年
2722年・2782年・2842年・2902年
2962年

ただし1822年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による壬午の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

壬午の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、壬午の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が0か5(十干が庚か乙)の年の5月が壬午の月となります。

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

*当サイトの日々のカレンダーに記載している干支月は新暦のものと節月のものです。

参考:暦における月の3種類について

壬午の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、壬午の日があります。

吉凶や陰陽五行思想における壬午・壬午の日

壬午は干支によって1から60までの数の19番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での壬午・壬午の吉凶

陰陽五行思想では、十干の壬は「陽の水」、十二支の午は「陽の火」で、相剋(水剋火)となっていることから「壬午」の吉凶は「凶」となっています。

壬午が基準となる選日・暦注下段

壬午が関わっている・基準となる選日暦注下段には下記のものがあります。

犯土(小犯土)

ぼんど もしくは つち と読みます。

犯土の期間には、土公神(どくじん)が本宮あるいは土中にいるため、土を犯してはならないとされています。

つまり、穴掘り、井戸掘り、種まき、土木工事、伐採など土いじりは一切慎むべきとされています。

特に、地鎮祭等の建築儀礼には凶日とされています。

庚午(甲子から数えて7番目)から丙子(13番目)までの7日間を大犯土(おおづち、大土などとも)、戊寅(15番目)から甲申(21番目)までの7日間を小犯土(こづち、小土などとも)と言います。

壬午は、小犯土の5日目となっています。

占星術・四柱推命における壬午・壬午の日

東洋占星術や四柱推命として壬午について説明します。

納音としての壬午

納音としての壬午は「楊柳木(ようりゅうぼく)」となっています。

「楊」も「柳」もヤナギ(柳)を意味しており、楊柳木は柳の木を意味しています。

向上心は旺盛だけど、「柳に風」「柳に雪折れなし」ということわざの通り流れに逆らわない性格とされており、1番手よりも2番手・サポート役として成功すると言われています。

占星術・四柱推命における壬午

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが、共通して気分屋、気持ちがコロコロと変わると書かれていることが多くなっています。

また柔軟性がある、結論を急がないと書かれていることもあります。

感情の起伏が激しいため、人間関係で苦労することがあると書かれていることもあります。

納音の性格がプラスにもマイナスにもなることがある点が共通して書かれているようです。

また一部では、陽気で派手好きとされていることがあります。

壬午に関すること

壬午に関することを記していきます。

壬午とつくもの

壬午に関する事変・モノコトはほとんどありませんが、その中で戦国時代が好きな人に有名なのが「天正壬午の乱(てんしょうじんごのらん)」です。

天正10年(1582年・壬午の年)3月に織田信長による甲州征伐での甲斐武田氏の滅亡と、そのわずか数カ月後の天正10年(1582年)6月に本能寺の変にて織田信長の死によって、統治不在混乱となった甲斐国・信濃国・上野国の支配を巡った争乱のことです。

壬午に関するリンク

干支
1 2 3 4 5 6
甲子 乙丑 丙寅 丁卯 戊辰 己巳
7 8 9 10 11 12
庚午 辛未 壬申 癸酉 甲戌 乙亥
13 14 15 16 17 18
丙子 丁丑 戊寅 己卯 庚辰 辛巳
19 20 21 22 23 24
壬午 癸未 甲申 乙酉 丙戌 丁亥
25 26 27 28 29 30
戊子 己丑 庚寅 辛卯 壬辰 癸巳
31 32 33 34 35 36
甲午 乙未 丙申 丁酉 戊戌 己亥
37 38 39 40 41 42
庚子 辛丑 壬寅 癸卯 甲辰 乙巳
43 44 45 46 47 48
丙午 丁未 戊申 己酉 庚戌 辛亥
49 50 51 52 53 54
壬子 癸丑 甲寅 乙卯 丙辰 丁巳
55 56 57 58 59 60
戊午 己未 庚申 辛酉 壬戌 癸亥

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