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辛未・辛未の日・辛未の年について

辛未・辛未の日・辛未の年について 干支

自分の生まれた年が辛未であったり、カレンダー(暦)で干支が辛未だったりして気になってここを見ている方が多いと思います。

辛未は、60通りある干支の中で8番目に位置しています。

辛未とはどういうことなのか、辛未の日・辛未の年についても詳しく説明します。

また五行説や占星術における辛未についても説明します。

基本的に辛未は吉凶で言えば「吉」となる日です。

辛未について

  • 読み方(訓読み):かのとひつじ・しんきんのひつじ
  • 読み方(音読み):しんび
  • 吉凶:吉
  • 陰陽五行思想:相生(土生金)
  • 納音:路傍土(ろぼうど)

辛未は60通りの干支の中で8番目に位置しています。

干支は十干(甲乙丙丁…)と十二支(子丑寅卯…)の組み合わせのことです。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

辛未の年

60年周期の干支の中で8番目となる辛未は、西暦を60で割って11が余る年となります。

実際の辛未の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 11年・71年・131年・191年・251年
311年・371年・431年・491年・551年
611年・671年・731年・791年・851年
911年・971年・
西暦1000年から1999年 1031年・1091年・1151年・1211年
1271年・1331年・1391年・1451年
1511年・1571年・1631年・1691年
1751年・1811年・1871年・1931年
1991年
西暦2000年以降 2051年・2111年・2171年・2231年
2291年・2351年・2411年・2471年
2531年・2591年・2651年・2711年
2771年・2831年・2891年・2951年

ただし1871年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による辛未の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

辛未の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、辛未の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が4か9(十干が甲か己)の年の6月が辛未の月となります。

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

*当サイトの日々のカレンダーに記載している干支月は新暦のものと節月のものです。

参考:暦における月の3種類について

辛未の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、辛未の日があります。

吉凶や陰陽五行思想における辛未・辛未の日

辛未は干支によって1から60までの数の8番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での辛未・辛未の吉凶

陰陽五行思想では、十干の辛は「陰の金」、十二支の未は「陰の土」で、相生(土生金)となっていることから「辛未」の吉凶は「吉」となっています。

辛未が基準となる選日・暦注下段

辛未が関わっている・基準となる選日暦注下段には下記のものがあります。

犯土(大犯土)

ぼんど もしくは つち と読みます。

犯土の期間には、土公神(どくじん)が本宮あるいは土中にいるため、土を犯してはならないとされています。

つまり、穴掘り、井戸掘り、種まき、土木工事、伐採など土いじりは一切慎むべきとされています。

特に、地鎮祭等の建築儀礼には凶日とされています。

庚午(甲子から数えて7番目)から丙子(13番目)までの7日間を大犯土(おおづち、大土などとも)、戊寅(15番目)から甲申(21番目)までの7日間を小犯土(こづち、小土などとも)と言います。

庚午の翌日が辛未なので必ず辛未が含まれます。

占星術・四柱推命における辛未・辛未の日

東洋占星術や四柱推命として辛未について説明します。

納音としての辛未

納音としての辛未は「路傍土(ろぼうど)」となっています。

四柱推命か算命学によって運勢は若干ことなりますが、「路傍土」は人々によって踏み固められた道の土のことを意味しています。

踏み固められていることから頑固と言われており、意識の切り替えが下手とされていますが、真面目でゆっくりと形成されていく大器晩成型と言われています。

占星術・四柱推命における辛未

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが多くの書籍・流派で共通しているのは、マイペースで着実に物事を進めていくことです。

また見た目は温厚でおとなしく見えるけど、裏では努力を行うタイプとされています。

影で努力をしているようには見せず、温厚で優雅に見られるようにすることも多いため、努力をしていないように思われることもありますが、むしろ好んでそうしているようです。

辛未に関すること

辛未に関することを記していきます。

辛未とつくもの

辛未とつくものはかなり少ないです。明治4年(1871年)は多くの県・藩で戸籍が作られたため、辛未戸籍と呼ばれるものがありますが、いろいろな問題を含んでいたようです。

辛未に関するリンク

干支
1 2 3 4 5 6
甲子 乙丑 丙寅 丁卯 戊辰 己巳
7 8 9 10 11 12
庚午 辛未 壬申 癸酉 甲戌 乙亥
13 14 15 16 17 18
丙子 丁丑 戊寅 己卯 庚辰 辛巳
19 20 21 22 23 24
壬午 癸未 甲申 乙酉 丙戌 丁亥
25 26 27 28 29 30
戊子 己丑 庚寅 辛卯 壬辰 癸巳
31 32 33 34 35 36
甲午 乙未 丙申 丁酉 戊戌 己亥
37 38 39 40 41 42
庚子 辛丑 壬寅 癸卯 甲辰 乙巳
43 44 45 46 47 48
丙午 丁未 戊申 己酉 庚戌 辛亥
49 50 51 52 53 54
壬子 癸丑 甲寅 乙卯 丙辰 丁巳
55 56 57 58 59 60
戊午 己未 庚申 辛酉 壬戌 癸亥

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