自分の生まれた年が丙申であったり、カレンダー(暦)で干支が丙申だったりして気になってここを見ている方が多いと思います。
丙申は、60通りある干支の中で33番目に位置しています。
丙申とはどういうことなのか、丙申の日・丙申の年についても詳しく説明します。
また五行説や占星術における丙申についても説明します。
基本的に丙申は吉凶で言えば「凶」となる日です。
丙申について
- 読み方(訓読み):ひのえさる・へいかのさる
- 読み方(音読み):へいしん
- 吉凶:凶
- 陰陽五行思想:相剋(火剋金)
- 納音:山下火(さんげか)
丙申は60通りの干支の中で33番目に位置しています。
干支は十干(甲乙丙丁…)と十二支(子丑寅卯…)の組み合わせのことです。
元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。
丙申は、申の3巡目となっています(1巡目は壬申・2巡目は甲申)。
丙申の年
60年周期の干支の中で33番目となる丙申は、西暦を60で割って36が余る年となります。
実際の丙申の年は下記のようになっています。
西暦1000年未満 | 36年・96年・156年・216年・276年 336年・396年・456年・516年・576年 636年・696年・756年・816年・876年 936年・996年 |
西暦1000年から1999年 | 1056年・1116年・1176年・1236年 1296年・1356年・1416年・1476年 1536年・1596年・1656年・1716年 1776年・1836年・1896年・1956年 |
西暦2000年以降 | 2016年・2076年・2136年・2196年 2256年・2316年・2376年・2436年 2496年・2556年・2616年・2676年 2736年・2796年・2856年・2916年 2976年 |
ただし1836年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による丙申の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。
また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。
丙申の月
干支を月に割り振って管理していた暦もあり、丙申の月というものが存在します。
今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。
月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が1か6(十干が辛か丙)の年の7月が丙申の月となります。
ただし干支月は、現在3種類あります。
- 新暦の月にそのまま割り振る干支月
- 旧暦の月に割り振る干支月
- 節月に割り振る干支月
*当サイトの日々のカレンダーに記載している干支月は新暦のものと節月のものです。
丙申の日
現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。
干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。
60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、丙申の日があります。
吉凶や陰陽五行思想における丙申・丙申の日
丙申は干支によって1から60までの数の33番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。
陰陽五行思想での丙申・丙申の吉凶
陰陽五行思想では、十干の丙は「陽の火」、十二支の申は「陽の金」で、相剋(火剋金)となっていることから「丙申」の吉凶は「凶」となっています。
丙申が基準となる選日・暦注下段
丙申が関わっている・基準となる選日・暦注下段には下記のものがあります。
天一天上
「てんいちてんじょう」と読みます。
天一神(てんいちじん、てんいつじん)という神様がいて、地上と天上を行き来しており、天上に帰っている期間を天一天上と言い、天一神の祟りが無くなるとして吉日とされています。
日干支の癸巳(30番)から戊申(45番)までの16日間が天一天上の期間とされています。
癸巳は、天一天上の4日目となっています。
占星術・四柱推命における丙申・丙申の日
東洋占星術や四柱推命として丙申について説明します。
納音としての丙申
納音としての丙申は「山下火(さんげか)」となっています。
山下火は、山裾で燃える火を意味しています。
麓で静かに燃える火であり、潜在能力は高いものの、その能力を発揮する機会に恵まれなかったり、発揮する運気の弱さを表しているとしています。
つまりは自己主張することが大切とも言えます
占星術・四柱推命における丙申
書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが、丙申はチャレンジ精神が旺盛であると書いてることが多くなっています。
また臨機応変さがあると書いてある場合もあります。
ほとんどの占い・診断結果に共通しているのは、安定性よりも刺激を求める傾向にあるということです。
また美的センスがある、独自の価値観が強い、負けず嫌いと書いてあることもあります。
丙申に関すること
丙申に関することを記していきます。
丙申とつくもの
丙申とつく事変・モノコトはあまりありません。
山形県の鶴岡市に”旧風間家住宅 「丙申堂」”と呼ばれる国指定重要文化財に指定された建物があります。
1896年の丙申の年に建てられたことで「丙申堂(へいしんどう)」と名付けられたそうです。
丙申に関するリンク
干支 | |||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
甲子 | 乙丑 | 丙寅 | 丁卯 | 戊辰 | 己巳 |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
庚午 | 辛未 | 壬申 | 癸酉 | 甲戌 | 乙亥 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
丙子 | 丁丑 | 戊寅 | 己卯 | 庚辰 | 辛巳 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
壬午 | 癸未 | 甲申 | 乙酉 | 丙戌 | 丁亥 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
戊子 | 己丑 | 庚寅 | 辛卯 | 壬辰 | 癸巳 |
31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 |
甲午 | 乙未 | 丙申 | 丁酉 | 戊戌 | 己亥 |
37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 |
庚子 | 辛丑 | 壬寅 | 癸卯 | 甲辰 | 乙巳 |
43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 |
丙午 | 丁未 | 戊申 | 己酉 | 庚戌 | 辛亥 |
49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 |
壬子 | 癸丑 | 甲寅 | 乙卯 | 丙辰 | 丁巳 |
55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 |
戊午 | 己未 | 庚申 | 辛酉 | 壬戌 | 癸亥 |
コメント