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壬子・壬子の日・壬子の年について

壬子・壬子の日・壬子の年について 干支

自分の生まれた年が壬子であったり、カレンダー(暦)で干支が壬子だったりして気になってここを見ている方が多いと思います。

壬子は、60通りある干支の中で49番目に位置しています。

壬子とはどういうことなのか、壬子の日・壬子の年についても詳しく説明します。

また五行説や占星術における壬子についても説明します。

基本的に壬子は吉凶で言えば「吉」となる日です。

壬子について

  • 読み方(訓読み):みずのえね・じんすいのねずみ・じんすいのね
  • 読み方(音読み):じんし
  • 吉凶:吉
  • 陰陽五行思想:比和(水・水)
  • 納音:桑柘木(そうしゃくもく)

壬子は60通りの干支の中で49番目に位置しています。

干支は十干(甲乙丙丁…)と十二支(子丑寅卯…)の組み合わせのことです。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

壬子は、子(ねずみ)の5巡目となっています。

壬子の年

60年周期の干支の中で49番目となる壬子は、西暦を60で割って52が余る年となります。

実際の壬子の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 52年・112年・172年・232年・292年
352年・412年・472年・532年・592年
652年・712年・772年・832年・892年
952年
西暦1000年から1999年 1012年・1072年・1132年・1192年
1252年・1312年・1372年・1432年
1492年・1552年・1612年・1672年
1732年・1792年・1852年・1912年
1972年
西暦2000年以降 2032年・2092年・2152年・2212年
2272年・2332年・2392年・2452年
2512年・2572年・2632年・2692年
2752年・2812年・2872年・2932年
2992年

ただし1852年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による壬子の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

壬子の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、壬子の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が2か7(十干が壬か丁)の年の11月が壬子の月となります。

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

*当サイトの日々のカレンダーに記載している干支月は新暦のものと節月のものです。

参考:暦における月の3種類について

壬子の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、壬子の日があります。

吉凶や陰陽五行思想における壬子・壬子の日

壬子は干支によって1から60までの数の49番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での壬子・壬子の吉凶

陰陽五行思想では、十干の壬は「陽の水」、十二支の子は「陽の水」で、比和となっていることから「壬子」の吉凶は「吉」となっています。

壬子が基準となる選日・暦注下段

壬子が関わっている・基準となる選日暦注下段には下記のものがあります。

八専

「はっせん」と読みます。

元々は吉はますます吉になり、凶はますます凶となるとされていましたが、次第に凶の性質のみが強調されるようになり、現在では、何事もうまく行かない凶日とされています。

八専は、日の干支が壬子(甲子から数えて49番目)から癸亥(同60番目)の間の12日間の中に干、支ともに同じ五行となるものが壬子、甲寅、乙卯、丁巳、己未、庚申、辛酉、癸亥と8日あるため八専と総称されています。

壬子は、八専の1日目・初日となっています。

占星術・四柱推命における壬子・壬子の日

東洋占星術や四柱推命として壬子について説明します。

納音としての壬子

納音としての壬子は「桑柘木(そうしゃくもく)」となっています。

桑柘は桑を意味しており、桑柘木で桑の木という意味になります。

陰陽五行説で壬・癸は冬を意味します。冬の桑の木が寒さに耐えながら春を待ちわびている様子を表しています。

つまり若い時は苦労する時期だけど、晩年になれば運気が上昇するという意味になります。

占星術・四柱推命における壬子

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なるものの、壬子は共通して「自由を愛し、自由でいたい、束縛を嫌う」と書かれています。

ただ自由を好むという解釈は同じでも、その後の解釈は占いや流派によって異なっています。

  • 普通の人と同じことを嫌う芸術家向き
  • 掴みどころのない性格
  • 自由を愛するからこそ、公平を望む
  • 折り目正しく常識的

というように分かれています。

掴みどころがないとする場合もあれば、折り目正しく常識的とする場合もあり、占いや流派で本当にわかれるものだなって思いませんか?

壬子に関すること

壬子に関することを記していきます。

壬子とつくもの

壬子とつく事変・モノコトはあまりありませんが、1912年生まれで稲山壬子 (いなやま じんし)という方がいます。バレ-ボールの指導者で東京オリンピック強化コーチに就任された方です。

20世紀初頭は生まれた年の干支を名前につける方が割といました。

壬子に関するリンク

干支
1 2 3 4 5 6
甲子 乙丑 丙寅 丁卯 戊辰 己巳
7 8 9 10 11 12
庚午 辛未 壬申 癸酉 甲戌 乙亥
13 14 15 16 17 18
丙子 丁丑 戊寅 己卯 庚辰 辛巳
19 20 21 22 23 24
壬午 癸未 甲申 乙酉 丙戌 丁亥
25 26 27 28 29 30
戊子 己丑 庚寅 辛卯 壬辰 癸巳
31 32 33 34 35 36
甲午 乙未 丙申 丁酉 戊戌 己亥
37 38 39 40 41 42
庚子 辛丑 壬寅 癸卯 甲辰 乙巳
43 44 45 46 47 48
丙午 丁未 戊申 己酉 庚戌 辛亥
49 50 51 52 53 54
壬子 癸丑 甲寅 乙卯 丙辰 丁巳
55 56 57 58 59 60
戊午 己未 庚申 辛酉 壬戌 癸亥

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