小寒-二十四節気 第23であり十二月節

小寒-二十四節気 第23であり十二月節 二十四節気

小寒は、例年1月6日もしくは1月5日頃に訪れる二十四節気の23番目の暦で、十二月節とも言われています。

「冬至より一陽起こる故に陰気に逆らふ故、益々冷える也」と暦便覧には記されており、暦の上で寒さが最も厳しくなる時期の前半とされています。

あまり使われない言葉ですが、小寒について説明します。

小寒とは?

小寒は、二十四節気において23番目に配置されています。太陽黄経が285度の時です。

と書いてもわかりにくいですよね。

小寒には大きく分けて3つの意味があります。

天文学的な小寒

小寒とは太陽黄経が285度の時と説明されますが、どういう意味かと言えばまず下記の図を見てください。

黄道と赤道、天球の説明図

地球を丸い球体の中心に置いたと考えて下さい。

この球体を天球と良い、天球には太陽が通る道が出来ます。この道を黄道と言います(正確には人の目で見て太陽が通る道)。

そして自転軸に対して地球の中心から直角(垂直)にした面を天球の描いたのが「天の赤道」です。

この黄道と天の赤道が交わる瞬間が年に2回あります。南側から北側に交わる日を春分、北側から南側に交わるのが秋分となります。

春分の日は太陽黄経が0度となり、夏至が90度・秋分が180度・冬至が270度です。

小寒は冬至の次に来る二十四節気で、太陽黄経285度となります。

天文学的に小寒の時間(瞬間)は決められています。

時間は国で違うため、小寒の日や時間も異なってきます。下記は世界時と日本での小寒の日と時間を2000年から2050年まで表したものです。

世界時の日 世界時 日本の日 日本での時間
2000年 1月6日 1:01 1月6日 10:01
2001年 1月5日 6:49 1月5日 15:49
2002年 1月5日 12:43 1月5日 21:43
2003年 1月5日 18:28 1月6日 3:28
2004年 1月6日 0:19 1月6日 9:19
2005年 1月5日 6:03 1月5日 15:03
2006年 1月5日 11:47 1月5日 20:47
2007年 1月5日 17:40 1月6日 2:40
2008年 1月5日 23:25 1月6日 8:25
2009年 1月5日 5:14 1月5日 14:14
2010年 1月5日 11:09 1月5日 20:09
2011年 1月5日 16:55 1月6日 1:55
2012年 1月5日 22:44 1月6日 7:44
2013年 1月5日 4:34 1月5日 13:34
2014年 1月5日 10:24 1月5日 19:24
2015年 1月5日 16:21 1月6日 1:21
2016年 1月5日 22:08 1月6日 7:08
2017年 1月5日 3:56 1月5日 12:56
2018年 1月5日 9:49 1月5日 18:49
2019年 1月5日 15:39 1月6日 0:39
2020年 1月5日 21:30 1月6日 6:30
2021年 1月5日 3:23 1月5日 12:23
2022年 1月5日 9:14 1月5日 18:14
2023年 1月5日 15:05 1月6日 0:05
2024年 1月5日 20:49 1月6日 5:49
2025年 1月5日 2:32 1月5日 11:32
2026年 1月5日 8:23 1月5日 17:23
2027年 1月5日 14:10 1月5日 23:10
2028年 1月5日 19:54 1月6日 4:54
2029年 1月5日 1:41 1月5日 10:41
2030年 1月5日 7:29 1月5日 16:29
2031年 1月5日 13:22 1月5日 22:22
2032年 1月5日 19:15 1月6日 4:15
2033年 1月5日 1:07 1月5日 10:07
2034年 1月5日 7:03 1月5日 16:03
2035年 1月5日 12:54 1月5日 21:54
2036年 1月5日 18:42 1月6日 3:42
2037年 1月5日 0:33 1月5日 9:33
2038年 1月5日 6:25 1月5日 15:25
2039年 1月5日 12:15 1月5日 21:15
2040年 1月5日 18:02 1月6日 3:02
2041年 1月4日 23:47 1月5日 8:47
2042年 1月5日 5:34 1月5日 14:34
2043年 1月5日 11:24 1月5日 20:24
2044年 1月5日 17:11 1月6日 2:11
2045年 1月4日 23:01 1月5日 8:01
2046年 1月5日 4:54 1月5日 13:54
2047年 1月5日 10:41 1月5日 19:41
2048年 1月5日 16:28 1月6日 1:28
2049年 1月4日 22:17 1月5日 7:17
2050年 1月5日 4:06 1月5日 13:06

上記のように小寒の時間は決まっているものの、他の天体の影響を受けてごく僅かにズレることもあります。そのため、毎年2月1日に国立天文台が翌年度の春分の日付や二十四節気、小寒の日付を発表しています。

暦・二十四節気における小寒

天文学的な小寒は瞬間ですが暦や二十四節気における「小寒」は1日もしくは、特定の期間のことを指しています。

  • 2021年は1月5日から1月19日
  • 2022年は1月5日から1月19日
  • 2023年は1月6日から1月19日
  • 2024年は1月6日から1月19日
  • 2025年は1月5日から1月19日

天文学的な小寒の時から黄道の角度で15度太陽が移動した時が「大寒」になるため、その前日までの期間をとしている訳です。

月・季節としての小寒

小寒は十二月中とも言われます。

二十四節気は1つが概ね15日間で2つ合わせると約30日になり、2つの組み合わせで月を表すようことがあり、二十四節気で決める月を1月節、2月中というように「節月」と言います。

前半は節、後半が中と表します。二十四節気で12月となっている小寒は十二月節、大寒は十二月中と言います。

主に暦注(暦に記載される日時・方位などの吉凶、その日の運勢などのこと)で今でも使うことがあります。

二十四節気において、立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒は冬と決まっており、冬を表す言葉にもなっています。

小寒としての行事・風習・イベント

小寒としての行事・風習・イベントはわずかながら残っています。

寒の入りとしての小寒・寒中見舞い

寒の入りという言葉を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?

寒の入りとは小寒と大寒の期間のことで寒の入りは小寒になった日、寒の明けは立春となります。

  • 寒の入り=小寒となる日
  • 寒の明け=立春となる日
  • 寒のうち=小寒と大寒の期間

また暑中見舞いと同様、寒中見舞いを出す方もいると思いますが、寒中見舞いはこの寒の入りから寒の明けまでの期間に出すものとされています。

寒四郎と寒九

小寒の日から4日目(小寒の日を1日目)のことを「寒四郎(かんしろう)」と言います。

小寒の日から9日目(小寒の日を1日目)のことを「寒九(かんく)と言います。

寒四郎は麦作の豊凶を占う日とされており、晴れなら豊作、雨や雪なら凶作とされました。

寒九は寒四郎同様に農作物の収穫に関係すると言われており、雨なら豊作とされています。

この吉兆をもたらす雨は「寒九の雨」といい、季語にもなっています。また寒九に汲んだ水を「寒九の水」と言われ薬を飲むのに良いとされています。

寒九の水は下記のように言われています。

  • この日に水を汲むと腐らない
  • 一年で一番水が澄む日

新潟の酒造では、寒九の日に汲んだ水でお酒を作るようにしているところもあります。

小寒に関すること

小寒に関するさまざまなことを追加していきます。

小寒の季節性

東京の平均気温を4つの二十四節気で見てみると下記のようになります。

  • 冬至(12月後半から1月初旬)=6.2度
  • 小寒(1月初旬から後半)=5.3度
  • 大寒(1月後半から2月初旬)=4.9度
  • 立秋(2月初旬から後半)=5.6度

やはり小寒と大寒の時期が一番寒い時期になっており、納得のいく二十四節気になっています。

小寒の七十二候

二十四節気の1つを更に3つに分けている七十二候

小寒の七十二候は下記のものです。

まだ寒い時期ですが、春を望む表現が多くなっています。

小寒に関するリンク

 

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