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冬至-二十四節気 第22であり十一月中

冬至-二十四節気 第22であり十一月中 二十四節気

冬至は、例年12月22日ころに訪れる二十四節気の22番目の暦で、十一月中とも言われています。

「日南の限りを行て、日の短きの至りなれば也」と暦便覧には記されており、北半球では日中(日の出から日没)までの時間が一番短く、夜が長い日とされています。

いろいろな風習がある冬至について説明していきます。

冬至とは?

冬至は、二十四節気において22番目に配置されています。太陽黄経が270度の時です。

と書いてもわかりにくいですよね。冬至には大きく分けて3つの意味があります。

天文学的な冬至

冬至とは太陽黄経が270度の時と説明されますが、どういう意味かと言えばまず下記の図を見てください。

黄道と赤道、天球の説明図

地球を丸い球体の中心に置いたと考えて下さい。

この球体を天球と良い、天球には太陽が通る道が出来ます。この道を黄道と言います(正確には人の目で見て太陽が通る道)。

そして自転軸に対して地球の中心から直角(垂直)にした面を天球の描いたのが「天の赤道」です。

この黄道と天の赤道が交わる瞬間が年に2回あります。南側から北側に交わる日を春分、北側から南側に交わるのが秋分となります。

春分の日は太陽黄経が0度となり、夏至が90度・秋分が180度・冬至が270度です。

地球はの自転軸は太陽に向かって傾いているため、北半球では冬至の日が日中(日の出から日没)がもっとも短くなり、夜(日没から日の出)がもっとも長くなります。

南半球では逆になります。

天文学的に冬至の時間(瞬間)は決められています。

時間は国で違うため、冬至の日や時間も異なってきます。下記は世界時と日本での冬至の日と時間を2000年から2050年まで表したものです。

世界時の日 世界時 日本の日 日本での時間
2000年 12月21日 13:37 12月21日 22:37
2001年 12月21日 19:21 12月22日 4:21
2002年 12月22日 1:14 12月22日 10:14
2003年 12月22日 7:04 12月22日 16:04
2004年 12月21日 12:42 12月21日 21:42
2005年 12月21日 18:35 12月22日 3:35
2006年 12月22日 0:22 12月22日 9:22
2007年 12月22日 6:08 12月22日 15:08
2008年 12月21日 12:04 12月21日 21:04
2009年 12月21日 17:47 12月22日 2:47
2010年 12月21日 23:38 12月22日 8:38
2011年 12月22日 5:30 12月22日 14:30
2012年 12月21日 11:12 12月21日 20:12
2013年 12月21日 17:11 12月22日 2:11
2014年 12月21日 23:03 12月22日 8:03
2015年 12月22日 4:48 12月22日 13:48
2016年 12月21日 10:44 12月21日 19:44
2017年 12月21日 16:28 12月22日 1:28
2018年 12月21日 22:23 12月22日 7:23
2019年 12月22日 4:19 12月22日 13:19
2020年 12月21日 10:02 12月21日 19:02
2021年 12月21日 15:59 12月22日 0:59
2022年 12月21日 21:48 12月22日 6:48
2023年 12月22日 3:27 12月22日 12:27
2024年 12月21日 9:20 12月21日 18:20
2025年 12月21日 15:03 12月22日 0:03
2026年 12月21日 20:50 12月22日 5:50
2027年 12月22日 2:42 12月22日 11:42
2028年 12月21日 8:19 12月21日 17:19
2029年 12月21日 14:13 12月21日 23:13
2030年 12月21日 20:08 12月22日 5:08
2031年 12月22日 1:54 12月22日 10:54
2032年 12月21日 7:55 12月21日 16:55
2033年 12月21日 13:45 12月21日 22:45
2034年 12月21日 19:33 12月22日 4:33
2035年 12月22日 1:29 12月22日 10:29
2036年 12月21日 7:11 12月21日 16:11
2037年 12月21日 13:06 12月21日 22:06
2038年 12月21日 19:01 12月22日 4:01
2039年 12月22日 0:39 12月22日 9:39
2040年 12月21日 6:31 12月21日 15:31
2041年 12月21日 12:17 12月21日 21:17
2042年 12月21日 18:03 12月22日 3:03
2043年 12月22日 0:00 12月22日 9:00
2044年 12月21日 5:42 12月21日 14:42
2045年 12月21日 11:34 12月21日 20:34
2046年 12月21日 17:27 12月22日 2:27
2047年 12月21日 23:06 12月22日 8:06
2048年 12月21日 5:01 12月21日 14:01
2049年 12月21日 10:51 12月21日 19:51
2050年 12月21日 16:37 12月22日 1:37

上記のように冬至の時間は決まっているものの、他の天体の影響を受けてごく僅かにズレることもあります。そのため、毎年2月1日に国立天文台が翌年度の春分の日付や二十四節気、冬至の日付を発表しています。

暦・二十四節気における冬至

天文学的な冬至は瞬間ですが暦や二十四節気における「」は1日もしくは、特定の期間のことを指しています。

  • 2020年は12月21日から2021年1月4日
  • 2021年は12月22日から2022年1月4日
  • 2022年は12月22日から2023年1月5日
  • 2023年は12月22日から2024年1月5日
  • 2024年は12月21日か2025年ら1月4日
  • 2025年は12月22日から2026年1月4日

天文学的な冬至の時から黄道の角度で15度太陽が移動した時が「小寒」になるため、その前日までの期間をとしている訳です。

月・季節としての冬至

冬至は十一月中とも言われます。

二十四節気は1つが概ね15日間で2つ合わせると約30日になり、2つの組み合わせで月を表すようことがあり、二十四節気で決める月を1月節、2月中というように「節月」と言います。

前半は節、後半が中と表します。二十四節気で11月となっている大雪は十一月節、冬至は十一月中と言います。

主に暦注(暦に記載される日時・方位などの吉凶、その日の運勢などのこと)で今でも使うことがあります。

二十四節気において、立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒は冬と決まっており、冬を表す言葉にもなっています。

冬至としての行事・風習・イベント

冬至と言えば、かぼちゃを食べてゆず湯に入る、というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか?

他の二十四節気にはあまり無い風習や行事が冬至にはあります。

かぼちゃを食べる日の冬至

冬至にはかぼちゃの煮物を食べるという風習は、経験されている方も多いですよね。

地域によっては小豆と似たかぼちゃを食べる地域も多いと思います。

地域によっては、冬至粥といって、小豆をいれたお粥を食べるところもあり、小豆も冬至に食べるものの1つになっています。

なぜ冬至に夏の野菜であるかぼちゃを食べるようになったのか?諸説ありますが、保存性が高く栄養価の高い食べ物だったからというのが主な理由となっています。

また冬至にかぼちゃを食べると中風(脳卒中等)にならない、長生きすると言われています。

小豆は疫病にならない、身体を温めると伝承から食べられるようになったようです。

ゆず湯に入る日=冬至風呂

冬至にゆず湯に入るようになったのは1830年代の江戸の銭湯からと言われています。

冬至=湯治という語呂合わせから来たと言われています。

柚子(ゆず)=融通(ゆうずう)がききますように、という願いもあるとか。

柚子は冬が旬であり香りもよく邪気を退け運を呼び込むというようにも言われています。

こんにゃくを食べる日=砂払い

地域によってはこんにゃくを冬至に食べるところもあります。

こんにゃくは身体の砂を抜く=身体の悪いものを払い出すと言われており、冬至に食べる風習があるそうです。

星祭(ほしまつり)の冬至

一部の神社(妙見系)では冬至の日に「星祭」という神事が行われます。

また天台宗や真言宗では「星供養」と呼ばれる儀式が行われることがあります。

世界各地の冬至祭

冬至は太陽の力がもっとも弱くなった日を無事に過ぎ去ったという意味があり、無事に過ぎ去ったことを祝って、冬至祭を開催する国が数多くあります。

はんぺんの日の冬至

東京都蒲鉾水産加工業協同組合が冬至の日を「はんぺんの日」と定めています。

昔から「冬至の日」(12月22日頃)に「ん」の字が2つ以上ある食べ物を食べると運が向上し、無病息災に効果があると言い伝えられていることから、「ん」が2つある「はんぺん」をもっと食べてもらうことが目的として定めたそうです。

冬至に関すること

冬至に関するさまざまなことを追加していきます。

世界における冬至

冬至は日中(日の出から日の入りまで)が1年で一番短い日とされていますが、これは北半球での話で、南半球では日中が一番長い日となります。

南半球では夏至と同じ状態になる訳です。

また冬至の頃、北極圏では極夜となり南極圏では白夜となります。

白夜は夜でも日中のように明るくなり、極夜は日中でも夜のように暗くなります。

冬至の季節性

冬至は冬という言葉から寒い日を想像しますよね。

でも実際には冬至から40~50日後に平均気温が一番低い時期になります。

これは日照時間が短くなって地表の表面温度を下げるまでだいたい40~50日後になることに関係しており、太陽が真冬モードに入るのが冬至であり、その効果が地表に出るのが40~50日後と考えれば面白いと思いませんか?

冬至の七十二候

二十四節気の1つを更に3つに分けている七十二候

冬至の七十二候は下記のものです。

冬至に関するリンク

 

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