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大暑-二十四節気 第12であり六月中

大暑-二十四節気 第12であり六月中 二十四節気

大暑(たいしょ)は、例年7月23日頃に訪れる二十四節気の12番目の暦で、六月中とも言われています。

「暑気いたりつまりたるゆえんなればなり」と暦便覧には記されており、快晴が続き、気温が上がり続ける頃とされています。

あまり使われない言葉ですが、大暑について説明します。

大暑とは?

大暑は、二十四節気において12番目に配置されています。太陽黄経が120度の時です。

と書いてもわかりにくいですよね

大暑には大きく分けて3つの意味があります。

天文学的な大暑

大暑とは太陽黄経が120度の時と説明されますが、どういう意味かと言えばまず下記の図を見てください。

黄道と赤道、天球の説明図

地球を丸い球体の中心に置いたと考えて下さい。

この球体を天球と良い、天球には太陽が通る道が出来ます。この道を黄道と言います(正確には人の目で見て太陽が通る道)。

そして自転軸に対して地球の中心から直角(垂直)にした面を天球の描いたのが「天の赤道」です。

この黄道と天の赤道が交わる瞬間が年に2回あります。南側から北側に交わる日を春分、北側から南側に交わるのが秋分となります。

春分の日は太陽黄経が0度となり、夏至が90度・秋分が180度・冬至が270度です。

大暑は夏至と秋分の間の夏至よりで、太陽黄経度が120度となります。

天文学的に大暑の時間(瞬間)は決められています。

時間は国で違うため、大暑の日や時間も異なってきます。下記は世界時と日本での大暑の日と時間を2000年から2050年まで表したものです。

世界時の日 世界時 日本の日 日本での時間
2000年 7月22日 12:43 7月22日 21:43
2001年 7月22日 18:26 7月23日 3:26
2002年 7月23日 0:15 7月23日 9:15
2003年 7月23日 6:04 7月23日 15:04
2004年 7月22日 11:50 7月22日 20:50
2005年 7月22日 17:41 7月23日 2:41
2006年 7月22日 23:18 7月23日 8:18
2007年 7月23日 5:00 7月23日 14:00
2008年 7月22日 10:55 7月22日 19:55
2009年 7月22日 16:36 7月23日 1:36
2010年 7月22日 22:21 7月23日 7:21
2011年 7月23日 4:12 7月23日 13:12
2012年 7月22日 10:01 7月22日 19:01
2013年 7月22日 15:56 7月23日 0:56
2014年 7月22日 21:41 7月23日 6:41
2015年 7月23日 3:30 7月23日 12:30
2016年 7月22日 9:30 7月22日 18:30
2017年 7月22日 15:15 7月23日 0:15
2018年 7月22日 21:00 7月23日 6:00
2019年 7月23日 2:50 7月23日 11:50
2020年 7月22日 8:37 7月22日 17:37
2021年 7月22日 14:26 7月22日 23:26
2022年 7月22日 20:07 7月23日 5:07
2023年 7月23日 1:50 7月23日 10:50
2024年 7月22日 7:44 7月22日 16:44
2025年 7月22日 13:29 7月22日 22:29
2026年 7月22日 19:12 7月23日 4:12
2027年 7月23日 1:04 7月23日 10:04
2028年 7月22日 6:53 7月22日 15:53
2029年 7月22日 12:41 7月22日 21:41
2030年 7月22日 18:24 7月23日 3:24
2031年 7月23日 0:09 7月23日 9:09
2032年 7月22日 6:03 7月22日 15:03
2033年 7月22日 11:52 7月22日 20:52
2034年 7月22日 17:35 7月23日 2:35
2035年 7月22日 23:27 7月23日 8:27
2036年 7月22日 5:21 7月22日 14:21
2037年 7月22日 11:11 7月22日 20:11
2038年 7月22日 16:58 7月23日 1:58
2039年 7月22日 22:47 7月23日 7:47
2040年 7月22日 4:39 7月22日 13:39
2041年 7月22日 10:25 7月22日 19:25
2042年 7月22日 16:05 7月23日 1:05
2043年 7月22日 21:52 7月23日 6:52
2044年 7月22日 3:42 7月22日 12:42
2045年 7月22日 9:25 7月22日 18:25
2046年 7月22日 15:07 7月23日 0:07
2047年 7月22日 20:54 7月23日 5:54
2048年 7月22日 2:45 7月22日 11:45
2049年 7月22日 8:35 7月22日 17:35
2050年 7月22日 14:20 7月22日 23:20

上記のように大暑の時間は決まっているものの、他の天体の影響を受けてごく僅かにズレることもあります。そのため、毎年2月1日に国立天文台が翌年度の春分の日付や二十四節気、大暑の日付を発表しています。

暦・二十四節気における大暑

天文学的な大暑は瞬間ですが暦や二十四節気における「大暑」は1日もしくは、特定の期間のことを指しています。

  • 2021年は7月22日から8月6日
  • 2022年は7月23日から8月6日
  • 2023年は7月23日から8月7日
  • 2024年は7月22日から8月6日
  • 2025年は7月22日から8月6日

天文学的な大暑の時から黄道の角度で15度太陽が移動した時が「立秋」になるため、その前日までの期間をとしている訳です。

月・季節としての大暑

大暑は六月中とも言われます。

二十四節気は1つが概ね15日間で2つ合わせると約30日になり、2つの組み合わせで月を表すようことがあり、二十四節気で決める月を1月節、2月中というように「節月」と言います。

主に暦注(暦に記載される日時・方位などの吉凶、その日の運勢などのこと)で今でも使うことがあります。

大暑としての行事・風習・イベント

大暑としての行事・風習・イベントとしては暑中見舞いがあります。

暑中お見舞は、諸説ありますが、小暑から立秋前日(概ね8月8日頃)までに出すものとされているので、風習としては暑中お見舞を出す頃合いの始まりの時期と言えます。

暑中お見舞に関しては、大暑から立秋前日、梅雨明けから立秋前日までという説もありますが、大暑の間に出せば問題無いと言えます。

ただ梅雨明けまでの小暑に暑中見舞いを出すのは早いので、梅雨明け後が良いとはされています。

暑中は、夏の土用の18日間のことを指しているので、立秋の直前18日間が本来の暑中になると言われています。夏の土用は大暑と同じ時に終わります。

土用の丑の日=ウナギを食べる日

うな重

土用の丑の日と言えば、ウナギを食べるというイメージが強いと思います。

土用(夏の土用)は立秋の直前約18日間(定期法という算出方法の場合)で、大暑の間に土用の丑の日は来ます(小暑の時に土用の丑の日がある場合も、大暑にもう1度土用の丑の日が来ます)。

そのため、大暑の時期に土用の丑の日が来て、ウナギを食べるので大暑の期間の風習と言っても差し支えないでしょう。

なお夏の土用の期間で2回、丑の日が来る場合、最初の丑の日を「一の丑」、2回めの丑の日を「二の丑」と言います。

一の丑 二の丑 備考
2021年 7月28日
2022年 7月23日 8月4日
2023年 7月30日
2024年 7月24日 8月5日
2025年 7月19日 7月31日 一の丑が
小暑期間

2021年から2024年まではすべて大暑の時期に丑の日が来ますが、2025年は小暑の時に一の丑が来ます。

カシスの日

日本カシス協会が2006年の大暑の日(7月23日)を「カシスの日」としました。

カシスは真夏に採れる果実であることから決めた日に大暑となった7月23日にしたということです。

夏の節分

節分と言えば2月前半の行事に思われていますが、立春・立夏・立秋・立冬の前日のことを元々は節分と言っていました。

二十四節気は、季節の変わり目を表すもので、春夏秋冬と変わる区切り(節目)は節分となり、大暑の最終日、立秋の前日が節分となります。

大暑に関すること

大暑に関するさまざまなことを追加していきます。

大暑の季節性

大暑は、もっとも暑い時期と言われていますが、実際には大暑が終わった後も暑い日が続きますよね。

そもそも二十四節気が登場した中国の内陸部の様子を伝えている言葉なので、日本の気候とは一致しないことが多くなっています。

大暑の七十二候

二十四節気の1つを更に3つに分けている七十二候

大暑の七十二候は下記のものです。

大暑に関するリンク

 

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