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三伏とは

三伏とは 選日

三伏は、選日(撰日)と呼ばれる暦注(暦に記載される日時・方位などの吉凶、その日の運勢などのこと)の1つです。

吉凶で言えば凶日となる日・期間です。

実際にはどういう凶日なのか、他の暦注(六曜や選日)と重なった時にどうう考えれば良いか説明します。

三伏について

三伏について説明します。

三伏とは・最も暑い夏の時期

夏の花ひまわり

三伏とは選日と呼ばれる暦注の1つで、陰陽五行説に基づく考え方・言葉です。概ね7月中旬から8月中旬に訪れる初伏・中伏・末伏の総称です。夏のとても暑い期間で、五行的に安定しない日・よく無い日(相剋の関係)のことを指しています。

また三伏は季語にもなっており、真夏を意味しています。一般には暑中見舞いの期間とほぼ同じとなります。

  • 読み方:さんぷく
  • 別称・俗称:ー

もう少し細かく説明すると、夏・そしてまだ暑い初秋の間(二十四節気における季節)のおいて十干(甲乙丙丁…)の庚(かのえ)となる日(3回)もしくはその期間です。

難しい話になりますが、庚(かのえ)は五行で言えば「金の兄」であり金性になります。金は火(つまり夏)にふせられる関係(火剋金・相剋)だから、火性の最も盛んな時期の庚の日は凶とするという考え方です。

参考:五行説について

夏の間の3回の庚の日の最初を初伏(しょふく)、2回目を中伏(ちゅうふく)、最後(3回目)を末伏(まっぷく)と良い、3つを合わせて三伏と言います。

中国や韓国では、三伏の期間に暑気払いとして特定の料理を食べる習慣があります。日本においての土用の丑の日と同様の考え方です。

三伏の吉凶

三伏は基本的に凶となります。

特に種まき、結婚、療養、旅行、男女和合は慎むこととされています。

中国や韓国では、三伏の期間に暑気払いとして特定の料理を食べる習慣があります。日本においての土用の丑の日と同様の考え方です。

ただ吉凶というよりは、とても暑い期間だから気をつけて!という注意喚起的な意味合いが多いように思います。

実際に熱中症で倒れる人が多い時期なので、気をつける意味で三伏の期間は健康に気を使えば良いのではないでしょうか?

三伏の由来

由来については、中国が起源です。日本においては8世紀(西暦700年代)の具注暦に登場しており、かなり古いものとされています。

三伏の配当と日にち(今年を含むカレンダー付き)

三伏はどうやって決まり、いつが三伏になるか説明します。

三伏の配当・三伏の日の決まり方

三伏とは

三伏の期間は諸説・流派によっていろいろとありますが、概ね下記の3通りのパターンとなっていることが多くなっています。

  1. 夏至以降の3回目・4回目・立秋以降の最初の庚の日の3回を三伏とする(主流)
  2. 夏至以降の3回目・4回目・5回目の庚の日の3回を三伏とする
  3. 小暑以降の1回目・2回目・3回目の庚の日の3回を三伏とする

上記3通りの中だと1の夏至以降の3回目の庚の日・4回目の庚の日・立秋以降の最初の庚の日の3回を三伏とするのが一般的です(当サイトもそうしています)。

なお神社本庁に属している神社で授与品として扱われていることが多い「神社暦(日本神社暦編纂会編)」では1の「夏至以降の3回目の庚の日・4回目の庚の日・立秋以降の最初の庚の日の3回を三伏とする」とされています。

「三伏」等で検索した時の上位のサイトは2の「夏至以降の3回目・4回目・5回目の庚の日の3回を三伏とする」で表記していることが多いです。

  1. 神社の暦で多い三伏
  2. 検索結果上位で紹介していることが多い三伏
  3. 滅多に見ない三伏

下記のカレンダーでは3パターンとも表記しています。

2024年の三伏カレンダー

2024年の三伏および三伏の期間は下記の通りです。先に説明した3通りで表しています。

日にち 曜日 二十四節気 日干支 1 2 3
2024年7月15日 月曜日 (小暑) 庚辰 初伏 初伏 初伏
2024年7月16日 火曜日 (小暑) 辛巳 ○ ○ ○
2024年7月17日 水曜日 (小暑) 壬午 ○ ○ ○
2024年7月18日 木曜日 (小暑) 癸未 ○ ○ ○
2024年7月19日 金曜日 (小暑) 甲申 ○ ○ ○
2024年7月20日 土曜日 (小暑) 乙酉 ○ ○ ○
2024年7月21日 日曜日 (小暑) 丙戌 ○ ○ ○
2024年7月22日 月曜日 大暑 丁亥 ○ ○ ○
2024年7月23日 火曜日 (大暑) 戊子 ○ ○ ○
2024年7月24日 水曜日 (大暑) 己丑 ○ ○ ○
2024年7月25日 木曜日 (大暑) 庚寅 中伏 中伏 中伏
2024年7月26日 金曜日 (大暑) 辛卯 ○ ○ ○
2024年7月27日 土曜日 (大暑) 壬辰 ○ ○ ○
2024年7月28日 日曜日 (大暑) 癸巳 ○ ○ ○
2024年7月29日 月曜日 (大暑) 甲午 ○ ○ ○
2024年7月30日 火曜日 (大暑) 乙未 ○ ○ ○
2024年7月31日 水曜日 (大暑) 丙申 ○ ○ ○
2024年8月1日 木曜日 (大暑) 丁酉 ○ ○ ○
2024年8月2日 金曜日 (大暑) 戊戌 ○ ○ ○
2024年8月3日 土曜日 (大暑) 己亥 ○ ○ ○
2024年8月4日 日曜日 (大暑) 庚子 ○ 末伏 末伏
2024年8月5日 月曜日 (大暑) 辛丑 ○ – –
2024年8月6日 火曜日 (大暑) 壬寅 ○ – –
2024年8月7日 水曜日 立秋 癸卯 ○ – –
2024年8月8日 木曜日 (立秋) 甲辰 ○ – –
2024年8月9日 金曜日 (立秋) 乙巳 ○ – –
2024年8月10日 土曜日 (立秋) 丙午 ○ – –
2024年8月11日 日曜日 (立秋) 丁未 ○ – –
2024年8月12日 月曜日 (立秋) 戊申 ○ – –
2024年8月13日 火曜日 (立秋) 己酉 ○ – –
2024年8月14日 水曜日 (立秋) 庚戌 末伏 – –

上記ように年によっては、2と3のパターンが全く同じ日になります(ほぼなります)。

実際に暑い期間なら1のパターンが一番実情にあっていますよね。

2025年の三伏カレンダー

2025年の三伏および三伏の期間は下記の通りです。先に説明した3通りで表しています。

日にち 曜日 二十四節気 日干支 十干の日 1 2 3
2025年7月10日 木曜日 (小暑) 庚辰 庚の日 – 初伏
2025年7月11日 金曜日 (小暑) 辛巳 辛の日 – ○
2025年7月12日 土曜日 (小暑) 壬午 壬の日 – ○
2025年7月13日 日曜日 (小暑) 癸未 癸の日 – ○
2025年7月14日 月曜日 (小暑) 甲申 甲の日 – ○
2025年7月15日 火曜日 (小暑) 乙酉 乙の日 – ○
2025年7月16日 水曜日 (小暑) 丙戌 丙の日 – ○
2025年7月17日 木曜日 (小暑) 丁亥 丁の日 – ○
2025年7月18日 金曜日 (小暑) 戊子 戊の日 – ○
2025年7月19日 土曜日 (小暑) 己丑 己の日 – ○
2025年7月20日 日曜日 (小暑) 庚寅 庚の日 初伏 初伏 中伏
2025年7月21日 月曜日 (小暑) 辛卯 辛の日 ○ ○ ○
2025年7月22日 火曜日 大暑 壬辰 壬の日 ○ ○ ○
2025年7月23日 水曜日 (大暑) 癸巳 癸の日 ○ ○ ○
2025年7月24日 木曜日 (大暑) 甲午 甲の日 ○ ○ ○
2025年7月25日 金曜日 (大暑) 乙未 乙の日 ○ ○ ○
2025年7月26日 土曜日 (大暑) 丙申 丙の日 ○ ○ ○
2025年7月27日 日曜日 (大暑) 丁酉 丁の日 ○ ○ ○
2025年7月28日 月曜日 (大暑) 戊戌 戊の日 ○ ○ ○
2025年7月29日 火曜日 (大暑) 己亥 己の日 ○ ○ ○
2025年7月30日 水曜日 (大暑) 庚子 庚の日 中伏 中伏 末伏
2025年7月31日 木曜日 (大暑) 辛丑 辛の日 ○ ○
2025年8月1日 金曜日 (大暑) 壬寅 壬の日 ○ ○
2025年8月2日 土曜日 (大暑) 癸卯 癸の日 ○ ○
2025年8月3日 日曜日 (大暑) 甲辰 甲の日 ○ ○
2025年8月4日 月曜日 (大暑) 乙巳 乙の日 ○ ○
2025年8月5日 火曜日 (大暑) 丙午 丙の日 ○ ○
2025年8月6日 水曜日 (大暑) 丁未 丁の日 ○ ○
2025年8月7日 木曜日 立秋 戊申 戊の日 ○ ○
2025年8月8日 金曜日 (立秋) 己酉 己の日 ○ ○
2025年8月9日 土曜日 (立秋) 庚戌 庚の日 末伏 末伏

1・2のパターンが同じになり3のパターンが他とズレた状態になっています。

2026年の三伏カレンダー

2026年の三伏および三伏の期間は下記の通りです。先に説明した3通りで表しています。

日にち 曜日 二十四節気 日干支 十干の日 1 2 3
2026年7月15日 水曜日 (小暑) 庚寅 庚の日 初伏 初伏 初伏
2026年7月16日 木曜日 (小暑) 辛卯 辛の日 ○ ○ ○
2026年7月17日 金曜日 (小暑) 壬辰 壬の日 ○ ○ ○
2026年7月18日 土曜日 (小暑) 癸巳 癸の日 ○ ○ ○
2026年7月19日 日曜日 (小暑) 甲午 甲の日 ○ ○ ○
2026年7月20日 月曜日 (小暑) 乙未 乙の日 ○ ○ ○
2026年7月21日 火曜日 (小暑) 丙申 丙の日 ○ ○ ○
2026年7月22日 水曜日 (小暑) 丁酉 丁の日 ○ ○ ○
2026年7月23日 木曜日 大暑 戊戌 戊の日 ○ ○ ○
2026年7月24日 金曜日 (大暑) 己亥 己の日 ○ ○ ○
2026年7月25日 土曜日 (大暑) 庚子 庚の日 中伏 中伏 中伏
2026年7月26日 日曜日 (大暑) 辛丑 辛の日 ○ ○ ○
2026年7月27日 月曜日 (大暑) 壬寅 壬の日 ○ ○ ○
2026年7月28日 火曜日 (大暑) 癸卯 癸の日 ○ ○ ○
2026年7月29日 水曜日 (大暑) 甲辰 甲の日 ○ ○ ○
2026年7月30日 木曜日 (大暑) 乙巳 乙の日 ○ ○ ○
2026年7月31日 金曜日 (大暑) 丙午 丙の日 ○ ○ ○
2026年8月1日 土曜日 (大暑) 丁未 丁の日 ○ ○ ○
2026年8月2日 日曜日 (大暑) 戊申 戊の日 ○ ○ ○
2026年8月3日 月曜日 (大暑) 己酉 己の日 ○ ○ ○
2026年8月4日 火曜日 (大暑) 庚戌 庚の日 (末伏) 末伏 末伏
2026年8月5日 水曜日 (大暑) 辛亥 辛の日 ○
2026年8月6日 木曜日 (大暑) 壬子 壬の日 ○
2026年8月7日 金曜日 立秋 癸丑 癸の日 ○
2026年8月8日 土曜日 (立秋) 甲寅 甲の日 ○
2026年8月9日 日曜日 (立秋) 乙卯 乙の日 ○
2026年8月10日 月曜日 (立秋) 丙辰 丙の日 ○
2026年8月11日 火曜日 (立秋) 丁巳 丁の日 ○
2026年8月12日 水曜日 (立秋) 戊午 戊の日 ○
2026年8月13日 木曜日 (立秋) 己未 己の日 ○
2026年8月14日 金曜日 (立秋) 庚申 庚の日 末伏

初伏は同じですが、1のみ長い期間となっています。

2027年の三伏カレンダー

2027年の三伏および三伏の期間は下記の通りです。先に説明した3通りで表しています。

日にち 曜日 二十四節気 日干支 十干の日 1 2 3
2027年7月10日 土曜日 (小暑) 庚寅 庚の日 – 初伏
2027年7月11日 日曜日 (小暑) 辛卯 辛の日 – ○
2027年7月12日 月曜日 (小暑) 壬辰 壬の日 – ○
2027年7月13日 火曜日 (小暑) 癸巳 癸の日 – ○
2027年7月14日 水曜日 (小暑) 甲午 甲の日 – ○
2027年7月15日 木曜日 (小暑) 乙未 乙の日 – ○
2027年7月16日 金曜日 (小暑) 丙申 丙の日 – ○
2027年7月17日 土曜日 (小暑) 丁酉 丁の日 – ○
2027年7月18日 日曜日 (小暑) 戊戌 戊の日 – ○
2027年7月19日 月曜日 (小暑) 己亥 己の日 – ○
2027年7月20日 火曜日 (小暑) 庚子 庚の日 初伏 初伏 中伏
2027年7月21日 水曜日 (小暑) 辛丑 辛の日 ○ ○ ○
2027年7月22日 木曜日 (小暑) 壬寅 壬の日 ○ ○ ○
2027年7月23日 金曜日 大暑 癸卯 癸の日 ○ ○ ○
2027年7月24日 土曜日 (大暑) 甲辰 甲の日 ○ ○ ○
2027年7月25日 日曜日 (大暑) 乙巳 乙の日 ○ ○ ○
2027年7月26日 月曜日 (大暑) 丙午 丙の日 ○ ○ ○
2027年7月27日 火曜日 (大暑) 丁未 丁の日 ○ ○ ○
2027年7月28日 水曜日 (大暑) 戊申 戊の日 ○ ○ ○
2027年7月29日 木曜日 (大暑) 己酉 己の日 ○ ○ ○
2027年7月30日 金曜日 (大暑) 庚戌 庚の日 中伏 中伏 末伏
2027年7月31日 土曜日 (大暑) 辛亥 辛の日 ○ ○
2027年8月1日 日曜日 (大暑) 壬子 壬の日 ○ ○
2027年8月2日 月曜日 (大暑) 癸丑 癸の日 ○ ○
2027年8月3日 火曜日 (大暑) 甲寅 甲の日 ○ ○
2027年8月4日 水曜日 (大暑) 乙卯 乙の日 ○ ○
2027年8月5日 木曜日 (大暑) 丙辰 丙の日 ○ ○
2027年8月6日 金曜日 (大暑) 丁巳 丁の日 ○ ○
2027年8月7日 土曜日 (大暑) 戊午 戊の日 ○ ○
2027年8月8日 日曜日 立秋 己未 己の日 ○ ○
2027年8月9日 月曜日 (立秋) 庚申 庚の日 末伏 末伏

1・2のパターンが同じになり3のパターンが他とズレた状態になっています。

三伏が他の暦注と重なった時の優先度

三伏が他の暦注と重なった場合、例えば吉日となる一粒万倍日や大安等の吉日と重なった場合や、凶日となる受死日や仏滅と重なった場合、どちらが優先されるのか?

それは特に決まっていませんし、決めるのはあなた自身です。

ただある程度の目安を紹介しておきます。

六曜と三伏が重なった場合

大安や仏滅、友引等の六曜と重なった場合、仏滅や赤口ならともに凶日となるので、控えた方が良いかもしれませんね。

大安や友引のような吉日なら三伏と重なった場合、どちらを優先したら良いのか?目安としては2つです。

  • 自分だけのこと:好きなように捉えて問題なし
  • 家族や親しい人にも影響すること:六曜を優先した方が良い

自分だけのことなら、何を信じるかだけの話なので、五行・陰陽道に興味が無いのなら六曜を信じれば良いでしょう。

家族や親しい人にも影響する場合、例えば結婚式や葬式であれば、六曜を優先した方が無難です。

無難というのは、三伏という選日を気にしている人はかなり少ないですが、六曜を気にしている人が多いからです。

例えば三伏だから大吉だけど結婚式をズラして、先負の午前中に結婚式を行ったら親戚や親御さんから「先負の午前中に結婚式をするなんて常識が無い!」なんて嫌味や悪口、陰口を言われる可能性が高くなります。しかし三伏なんて知らない人が多いですから、大安や友引にした方が嫌味や悪口。陰口を言われることは圧倒的に少なくなります。

上記の理由により、どちらかを優先するのなら実害の少ない六曜を優先する方が良いでしょう。

ただ結婚で例を出しましたが本当に暑い期間なので、礼装をしなければいけない行事だと暑くてクラクラしてしまう期間なので、健康のために礼装が必要なことは控えた方が良いのかもしれませんね。

一粒万倍日や受死日等の凶日と重なった場合

六曜に比べれば知名度の少ない選日や暦注下段と重なった場合、どちらを優先したら良いのかということであれば、信じる方で構いません。

三伏は陰陽五行説に基づいて作られたものですが、陰陽五行説なんて興味は無いということであれば無視をすれば良いだけです。

例えば自分はキリスト教徒だから、陰陽五行説は関係ないということであればそれまでのことです。

自分で考えて自分で判断するようにしてくださいね。

ただ六曜の時と同様に礼装が必要なことは暑い期間なので参加する人のことも考えて行った方が良いでしょう。

三伏に関すること

三伏に関することを記していきます。

季語としての三伏

季語として使われることもある三伏です。

  • 三伏の旅路に濤の音も愁ふ- 飯田蛇笏
  • 三伏の杉間の天を艶と見る-富安風生

などいろいろな俳句に使われています。

また暑中お見舞としても「三伏の候」「三伏の猛暑」と書く人も少ないながらもいます。

三伏に関するリンク

他の選日

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