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不成就日とは

不成就日とは 選日

不成就日は、選日(撰日)と呼ばれる暦注(暦に記載される日時・方位などの吉凶、その日の運勢などのこと)の1つです。

基本的には凶日であり、何事も成就しない日とされています。

実際にはどういう凶日なのか、他の暦注(六曜や十二直)と重なった時にどうう考えれば良いか説明します。

不成就日とは

  • 読み方:ふじょうじゅび・ふじょうじゅにち
  • 別称・俗称:ー

不成就日とは言葉の通り、何事も成就しない日とされています。

不成就日の吉凶

結婚・開店・子供の命名・移転・契約・芸事始め・願い事など、事を起こすことが凶とされます。

市販の暦では他にも色々なことが凶となっていて、結局は全てのことが凶ということになってしまっています。

不成就日の由来

宣明暦時代(西暦862年から1685年)には会津暦に記載されただけであり、貞享暦(1685年から1755年)にも記載されていませんでした。

しかし文政13年(1830年)に発行された「暦日講釈」という書物に「今世の人官版の御暦を用ひず六曜不成就日などの用よるは暦乃有無を知らざるが如し」と書かれており、幕府の許可なしで出版されら略歴などに記載されて民間で密かに用いられたようです。

つまり由来もよくわからず、いつのまにか全国区になっていたということになります。

それがかなり信じられていたのですから、今にして考えれば不思議なものです。

不成就日の配当と日にち

不成就日は、旧暦(月切り)の特定の日にちで配置されます。各月の最初の日から8日感覚です。

  • 1月・7月:3日・11日・19日・27日
  • 2月・8月:2日・10日・18日・26日
  • 3月・9月:1日・9日・17日・25日
  • 4月・10月:4日・12日・20日・28日
  • 5月・11月:5日・13日・21日・29日
  • 6月・12月:6日・14日・22日・30日

この日付だと絶対に六曜は、先勝(2/7)・先負(3/7)・大安(2/7)に割り振られます。

*()内は分数で7分の2・7分の3の意味です。49日(もしくは48日)のうち先勝が約14日・先負が約21日・大安が約14日となります。

つまり下記のように決まっています。

  • 1月・7月=3日(先負)・11日(大安)・19日(先勝)・27日(先負)
  • 2月・8月=2日(先負)・10日(大安)・18日(先勝)・26日(先負)
  • 3月・9月=1日(先負)・9日(大安)・17日(先勝)・25日(先負)
  • 4月・10月=4日(先勝)・12日(先負)・20日(大安)・28日(先勝)
  • 5月・11月=5日(先負)・13日(大安)・21日(先勝)・29日(先負)
  • 6月・12月=6日(大安)・14日(先勝)・22日(先負)・30日(大安)

六曜は、不成就日のように1月7月・2月8月・3月9月・4月10月・5月11月・6月12月で最初に来る六曜が決まっており、六曜が繰り返される関係でこのようになっています。

偶然なのかこのように作ったのかは、わかりません。

2023年の不成就日カレンダー

2023年の不成就日は下記の通りです。

日にち 曜日 旧暦 六曜
2023年1月5日 木曜日 12月14日 先勝
2023年1月13日 金曜日 12月22日 先負
2023年1月21日 土曜日 12月30日 大安
2023年1月24日 火曜日 1月3日 先負
2023年2月1日 水曜日 1月11日 大安
2023年2月9日 木曜日 1月19日 先勝
2023年2月17日 金曜日 1月27日 先負
2023年2月21日 火曜日 2月2日 先負
2023年3月1日 水曜日 2月10日 大安
2023年3月9日 木曜日 2月18日 先勝
2023年3月17日 金曜日 2月26日 先負
2023年3月23日 木曜日 閏2月2日 先負
2023年3月31日 金曜日 閏2月10日 大安
2023年4月8日 土曜日 閏2月18日 先勝
2023年4月16日 日曜日 閏2月26日 先負
2023年4月20日 木曜日 3月1日 先負
2023年4月28日 金曜日 3月9日 大安
2023年5月6日 土曜日 3月17日 先勝
2023年5月14日 日曜日 3月25日 先負
2023年5月23日 火曜日 4月4日 先勝
2023年5月31日 水曜日 4月12日 先負
2023年6月8日 木曜日 4月20日 大安
2023年6月16日 金曜日 4月28日 先勝
2023年6月22日 木曜日 5月5日 先負
2023年6月30日 金曜日 5月13日 大安
2023年7月8日 土曜日 5月21日 先勝
2023年7月16日 日曜日 5月29日 先負
2023年7月23日 日曜日 6月6日 大安
2023年7月31日 月曜日 6月14日 先勝
2023年8月8日 火曜日 6月22日 先負
2023年8月18日 金曜日 7月3日 先負
2023年8月26日 土曜日 7月11日 大安
2023年9月3日 日曜日 7月19日 先勝
2023年9月11日 月曜日 7月27日 先負
2023年9月16日 土曜日 8月2日 先負
2023年9月24日 日曜日 8月10日 大安
2023年10月2日 月曜日 8月18日 先勝
2023年10月10日 火曜日 8月26日 先負
2023年10月15日 日曜日 9月1日 先負
2023年10月23日 月曜日 9月9日 大安
2023年10月31日 火曜日 9月17日 先勝
2023年11月8日 水曜日 9月25日 先負
2023年11月16日 木曜日 10月4日 先勝
2023年11月24日 金曜日 10月12日 先負
2023年12月2日 土曜日 10月20日 大安
2023年12月10日 日曜日 10月28日 先勝
2023年12月17日 日曜日 11月5日 先負
2023年12月25日 月曜日 11月13日 大安

2024年の不成就日カレンダー

2024年の不成就日は下記の通りです。

日にち 曜日 旧暦 六曜
2024年1月2日 火曜日 11月21日 先勝
2024年1月10日 水曜日 11月29日 先負
2024年1月16日 火曜日 12月6日 大安
2024年1月24日 水曜日 12月14日 先勝
2024年2月1日 木曜日 12月22日 先負
2024年2月9日 金曜日 12月30日 大安
2024年2月12日 月曜日 1月3日 先負
2024年2月20日 火曜日 1月11日 大安
2024年2月28日 水曜日 1月19日 先勝
2024年3月7日 木曜日 1月27日 先負
2024年3月11日 月曜日 2月2日 先負
2024年3月19日 火曜日 2月10日 大安
2024年3月27日 水曜日 2月18日 先勝
2024年4月4日 木曜日 2月26日 先負
2024年4月9日 火曜日 3月1日 先負
2024年4月17日 水曜日 3月9日 大安
2024年4月25日 木曜日 3月17日 先勝
2024年5月3日 金曜日 3月25日 先負
2024年5月11日 土曜日 4月4日 先勝
2024年5月19日 日曜日 4月12日 先負
2024年5月27日 月曜日 4月20日 大安
2024年6月4日 火曜日 4月28日 先勝
2024年6月10日 月曜日 5月5日 先負
2024年6月18日 火曜日 5月13日 大安
2024年6月26日 水曜日 5月21日 先勝
2024年7月4日 木曜日 5月29日 先負
2024年7月11日 木曜日 6月6日 大安
2024年7月19日 金曜日 6月14日 先勝
2024年7月27日 土曜日 6月22日 先負
2024年8月6日 火曜日 7月3日 先負
2024年8月14日 水曜日 7月11日 大安
2024年8月22日 木曜日 7月19日 先勝
2024年8月30日 金曜日 7月27日 先負
2024年9月4日 水曜日 8月2日 先負
2024年9月12日 木曜日 8月10日 大安
2024年9月20日 金曜日 8月18日 先勝
2024年9月28日 土曜日 8月26日 先負
2024年10月3日 木曜日 9月1日 先負
2024年10月11日 金曜日 9月9日 大安
2024年10月19日 土曜日 9月17日 先勝
2024年10月27日 日曜日 9月25日 先負
2024年11月4日 月曜日 10月4日 先勝
2024年11月12日 火曜日 10月12日 先負
2024年11月20日 水曜日 10月20日 大安
2024年11月28日 木曜日 10月28日 先勝
2024年12月5日 木曜日 11月5日 先負
2024年12月13日 金曜日 11月13日 大安
2024年12月21日 土曜日 11月21日 先勝
2024年12月29日 日曜日 11月29日 先負

不成就日が他の暦注と重なった時の優先度

不成就日が他の暦注と重なった場合、どちらを信じれば良いか、どちらが優先されているかと言えば、それはあなた自身が決めることです。

ただ参考までにある程度の目安を書いておきます。

大安と重なった時の不成就日

大安と重なることが多い不成就日ですが、どちらを優先する方が実害が少ないか?と言えば大安を優先する方が実害は少ないです。

え?大安の方が実害が少ないって、大安の方が効果が高いの!?と思うかもしれませんが、そういうことではありません。

一般的に現在は六曜の方が圧倒的に有名で不成就日を知らない人の方が多くなっています。

だから不成就日を優先してあまり良くない六曜を選ぶよりは、不成就日を無視して大安を選んだ方が陰口・悪口・嫌味を言われることが少なくなります。

例えばの話、不成就日だから大安だけど、その日はやめて他の赤口の日に結婚式を行った場合

「不成就日にしないで赤口を選んだ、偉い!」なんて言われることは無く

「赤口に結婚式を行うなんて常識が無い!」と言われることの方が多くなります。

他の人に変な目で見られないという意味で実害が少ないという意味です。

一粒万倍日と重なった時の不成就日

同じ選日である一粒万倍日と不成就日が重なった場合、不成就日の方が勝って、一粒万倍日の効果が無くなると言われることが多くなっています。

由来がよくわからない不成就日の方が勝るなんて、おかしな話ですが、他人は良いものよりも悪いものを避けるように言うことが多くなっているからでしょう。

ということでそもそも選日なんて気にしない方が精神衛生上は良くなります。

不成就日に関すること

不成就日に関することを記していきます。

不成就日が掲載されていた会津暦

不成就日が掲載されていたとされる会津暦、現存するもので一番古いものは、1634年のものとされています。

会津暦は、会津若松城の鎮守であった諏訪神社の神官によって作られたとされています。

会津暦は15世紀に作られたとされますが、その頃のものは残っておらず、17世紀の加藤家の時代に再び登場しているのですが、悪政を行った加藤家(2代目)の時代だけになにか関係しているのかな?と思ってしまいます。

悪政から目を背けさせるために悪いのは不成就日だから!とか言い出しそうな時代だったのかもしれません。

不成就日に関するリンク

他の選日

 

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