十二直の11番目に配置されている「開(ひらく)」
- 読み方:ひらく
- 意味:開き通じる日
- 吉凶:建築・移転・結婚等は吉、葬式は凶
一般的には上記のように説明されていますが、深堀りして詳しく解説します。
十二直 開の意味と吉凶
開き通じる日ということで「開」と言われています。
詳しくは「天帝の使者が剣難を開き、後より来るものに道を開くという日」とされています。
開 の吉凶
開の吉凶は下記のようになっています。
- 諸芸を学ぶ・出行・移徙・雇用・元服・婚礼など
- 葬式・不浄なこと
ほとんどの書物で上記のようになっており、凶事として葬儀・不浄なことが挙げられており、吉事として、建築・移転・引越し・婚礼・開店・人を雇うことは吉事となっています。
十二直 開の配当と重なる選日・暦注下段
十二直は一番最初の「建」を特定の節月の十二支に配置するように決まっているため、必然的に「開」は下記のように配置されます。
- 11月節(大雪):大雪後の最初の戌の日が開になる
- 12月節(小寒):小寒後の最初の亥の日が開になる
- 正月節(立春):立春後の最初の子の日が開になる
- 2月節(啓蟄):啓蟄後の最初の丑の日が開になる
- 3月節(清明):清明後の最初の寅の日が開になる
- 4月節(立夏):立夏後の最初の卯の日が開になる
- 5月節(芒種):芒種後の最初の辰の日が開になる
- 6月節(小暑):小暑後の最初の巳の日が開になる
- 7月節(立秋):立秋後の最初の午の日が開になる
- 8月節(白露):白露後の最初の未の日が開になる
- 9月節(寒露):寒露後の最初の申の日が開になる
- 10月節(立冬):立冬後の最初の酉の日が開になる
参考までに2021年と2022年の節月は下記の通りです。
2021年の節月
- 1月=2月3日~3月4日
- 2月=3月5日~4月3日
- 3月=4月4日~5月4日
- 4月=5月5日~6月4日
- 5月=6月5日~7月6日
- 6月=7月7日~8月6日
- 7月=8月7日~9月6日
- 8月=9月7日~10月7日
- 9月=10月8日~11月6日
- 10月=11月7日~12月6日
- 11月=12月7日~2022年1月4日
- 12月=2022年1月5日~年2月3日
2022年の節月
- 1月=2月4日~3月4日
- 2月=3月5日~4月4日
- 3月=4月5日~5月4日
- 4月=5月5日~6月5日
- 5月=6月6日~7月6日
- 6月=7月7日~8月6日
- 7月=8月7日~9月7日
- 8月=9月8日~10月7日
- 9月=10月8日~11月6日
- 10月=11月7日~12月6日
- 11月=12月7日~2023年1月5日
- 12月=2023年1月6日~年2月3日
節切りで特定の十二支に配置することで、暦注下段や選日と重なることが出てきます。
他にも開と重なる暦注はありますが、占いなんて何かしらの吉があり何かしらの凶があるものなので、それほど気にすることもありません。
自分にとって、行うことが「開」ことに通じるのか自問自答をして、自分にとって開くことが良いのであれば、良いのではないでしょうか?
以上、十二直 開についてでした。
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