十二支(干支)で7番目に来る「午」、自分や家族、気になる人が午の年だったり、来年の干支が午年だと気になって調べることも多いと思います。
午はどういう干支で、どういう意味があるのか、午の日や午の年について詳しく説明します。
午 詳細
- 動物(十二生肖 ):うま(馬)
- 十二支での順番:7
- 読み方(訓読み):うま
- 読み方(音読み):ご
- 陰陽:陽
- 五行:火
- 十二時午(時刻/名称):11時から13時/日中
- 十二午(天区):鶉火/獅子宮
- 方位:南
- 四季:夏
- 月:旧暦5月
- 別称(歳名):敦牂
- 本義:“忤(さからう)”に通じ、上昇する陰と下退する陽との抵触
- 西暦での午の年:西暦を12で割って10が余る年
午の語源
午は忤(ご・つきあたる、さからうの意味)で、草木が繁盛の極限を過ぎ、衰微の傾向が生じたことを表しています。
午という動物について
午は馬(うま)を指しています。
中国において馬は縁起の良い動物であり、馬に関する言葉・諺は豊富にあります。
そして生活に欠かせない存在でした。日本においても馬は明治時代までは暮らしに欠かせない存在となっていました。
その馬が十二支に入るのは当然のように思います。
午を含む干支
午を含む干支は5つあります。
- 庚午(かのえうま):1930年・1990年
- 壬午(みずのえうま):1942年・2002年
- 甲午(きのえうま):1954年・2014年
- 丙午(ひのえうま):1966年・2026年
- 戊午(つちのえうま):1978年・2038年
陰陽の組み合わせで「午年」は必ず陽と陽の組み合わせになります。
午の日・午の年について
午の日や午の年はどういう日・年として見られているのか、また考えられているのか説明します。
午の日
稲荷神社に参拝に行くとより効果がある日とも言われています。
特に2月最初の午の日は全国の稲荷神社で「初午祭」が開催され、参拝するとご利益がより高まると言われています。
また初午の日にはいなり寿司を食べると良いとされています。
午の日は、稲荷神の縁日にもなっています。
午の年
午の年は他の年と比べて、なにかあるということは特にありません。
ただし丙午(ひのえうま)の年だけは出生率が低下するという特徴があります。これは丙午の迷信にかかわるものです。
詳しくは丙午の項目をご覧ください。
参考:丙午(ひのえうま)
午の性格・運勢・相性
午の年に生まれた人の性格や運勢、また相性が気になるところだと思います。午の年生まれの人はどんな性格でどんな運勢なのか、他の十二支との相性についても説明します。
どの占いで見るかによってかなり異なりますが、暦のサイトらしく暦注に影響を与えている陰陽五行説等から考察して説明します。
午の性格
午は陰陽五行説で見ると「陽の火」となります。陽の火は十干で言えば「丙」です。
参考:丙(ひのえ)
丙の性質に十二支の午が持つ要素や語源を加えて考えると、一言で言えば午は「正直者」と言えます。もしくは「人気者」「仲間」と言えます。
陽の存在であり、季節は夏、方角は南の午は陽気で明るく、裏表の無い、嘘がつけない正直ものと言えます。
そんな性格なので人気者になったり友人が増える傾向にあります。
ただ大雑把になりすぎるところがたまに傷です。
午の運勢
基本的には悪くは無いのですが、大雑把な性格で大きくは成功しないとされています。
話術があり社交的なので仕事面では割と良いところまでいくので、後は引き締めてくれるパートナーを見つければ割と良い人生が送れそうです。
午の相性の良い十二支
午と相性が良いのは、寅(とら)と戌(いぬ)、そして未(ひつじ)です。
逆に相性が悪いのは、子(ね)と卯(う)、そして丑(うし)と午(うま)です。
午同士だと傷つけあってしまうことがあるためです。
午に関すること
午に関することを記していきます。
正午・午後は「午」が基準
お昼の12時のことを「正午」、そして12時を過ぎると午後と言いますが、この語源は「午」から来ています。
午の刻は11時から13時ですが、お昼12時を起点とした前後約1時間です。
つまり午の刻は12時を意味しているから、まさに午の刻で正午、午の後で午後となっています。
コメント