十二直の8番目に配置されている「危(あやぶ)」
- 読み方:あやぶ
- 意味:物事を危惧する日
- 吉凶:万事控えめに
一般的には上記のように説明されていますが、深堀りして詳しく解説します。
十二直 危の意味と吉凶
物事を危惧する日ということで「危」と言われています。
吉凶というよりも「すべてにおいて慎むべき日」とされています。
特に旅行・登山・船旅・乗馬は凶となっています。
ただ一部の書物・サイトでは「家造り・種まき・婚礼・酒造り・祭祀は吉」としているものもあります。
吉となっているものも、ほどほどにしておくのが良いと思われます。
ただ特に凶となっているものはすべて「移動」が関係してきます。つまり出歩くことが危険という捉え方も出来ます。
移動をしないことに関して言えば、気にすることが無いという考え方で良いのではないでしょうか?
十二直は1つ1つに吉事と凶事、両方がありますが、凶とまでは言わないまでもあまり行動に出ない方が良いとなるのが「危」と言えます。
他の十二直には無い珍しいものです。
十二直 危の配当と重なる選日・暦注下段
十二直は一番最初の「建」を特定の節月の十二支に配置するように決まっているため、必然的に「危」は下記のように配置されます。
- 11月節(大雪):大雪後の最初の未の日が破になる
- 12月節(小寒):小寒後の最初の申の日が破になる
- 正月節(立春):立春後の最初の酉の日が破になる
- 2月節(啓蟄):啓蟄後の最初の戌の日が破になる
- 3月節(清明):清明後の最初の亥の日が破になる
- 4月節(立夏):立夏後の最初の子の日が破になる
- 5月節(芒種):芒種後の最初の丑の日が破になる
- 6月節(小暑):小暑後の最初の寅の日が破になる
- 7月節(立秋):立秋後の最初の卯の日が破になる
- 8月節(白露):白露後の最初の辰の日が破になる
- 9月節(寒露):寒露後の最初の巳の日が破になる
- 10月節(立冬):立冬後の最初の午の日が破になる
節切りで特定の十二支に配置することで、暦注下段や選日と重なることが出てきます。
「危」はあまり良い日では無いので、他の凶日となる選日や暦注下段と重なった時にはより注意をした方が良いのかもしれませんね。
ただあまり気にしすぎると今度は気分が滅入ってしまうので、ほどほどにしておくのが良いのでは無いでしょうか?
以上、十二直 危についてでした。
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