1月2日にはあまり記念日が登録・制定されていません。
お正月期間でもあり、PR活動をする上でもあまり設定したくない期間なのかもしれませんが、少ないながらも存在する1月2日の記念日を紹介します。
月ロケットの日
1959年1月2日、ソビエト連邦が世界初の月ロケット「ルナ1号」が打ち上げられました。
それを記念して1月2日は月ロケットの日となっています。
月だと1969年7月16日のアポロ11号の月面着陸が有名ですが、月に向けてロケットを発射した日も記念すべき日ですよね。
初夢の日
1月2日は初夢の日です。
大晦日から元旦に見るのは初夢ではなく、1月2日の夜から3日の朝にかけて見る夢を初夢とすることから生まれた日です。
その夢で一年の良し悪しを占った昔は、よい夢を見るために枕の下に宝船の絵を敷いて寝る人も多く、商人が絵を売り歩いたという。めでたい夢「一富士、二鷹、三茄子」は徳川家康の出身地駿河の名物との説もあります。
初荷(初船・山始め・農初め)
1月2日、年が明けてから初めての仕事が行われることもあり、荷物を運ぶことの多い商店では、その年初めて運ぶ荷物のことを初荷と呼ぶことがあります。
農業では農初め、漁業では初船、林業では山初めなどの言葉を用います。
なお郵便局では1月2日は年賀状等の普通扱いの郵便物・ゆうメール等の配達の休みとなっています。
1月2日ならではの出来事
皇室一般参賀
毎年1月2日、皇居において、天皇・皇后が国民から祝賀を受ける行事です。
天皇・皇后が他の皇族と共に、随時宮殿のベランダに現れ、直接国民から祝賀を受けます。
皇居での新年一般参賀は、1948年(昭和23年)1月1日から始まりました。
箱根駅伝 往路
1920年(大正9年)、マラソンの父として知られる金栗四三らが「世界に通用するランナーを育成したい」との思いから創設しました。
箱根駅伝実施に遡る三年前の1917年(大正6年)、読売新聞社が上野で開く大博覧会の協賛イベントとして日本初の駅伝「東京奠都五十年奉祝・東海道駅伝徒歩競走」を実施されました。
京都三条大橋と東京・上野不忍池間516キロを23区間に分け、三日間、昼夜兼行で走り継ぐたすきリレーで、これが箱根駅伝の原型になっています。
この「東海道駅伝」の成功に意を強くした金栗らは、大学や師範学校、専門学校に箱根駅伝創設の意義を説いて参加を呼びかけ、その結果、早稲田、慶応、明治、東京高師(現筑波大)の四校が応じ、1920年2月14日午後1時に第1回大会が「四大校駅伝競走」の名称でスタートしました。
なお、1月2日から開催されるようになったのは1955年(昭和30年)実施の第31回大会からです。
記念日にしても良いと思うもの
1月2日に記念日とされているものは非常に少ないのですが、例えば下記の記念日にしても良いと思っています。
ボーナス記念日
1876年、三菱系企業で日本初のボーナスが支給された日となっているので、この日を記念してボーナス記念日にしても良いのでは?と思いませんか?
ウルトラQの日
1966年1月2日よりテレビ初の怪獣SF「ウルトラQ」が放送されました。
ウルトラマンシリーズではありませんが、ウルトラマンシリーズの系譜として語られることも多いウルトラQは日本の特撮に与えた影響は非常に大きいです。
1月2日をウルトラQの日にして欲しいと切に願います。
毎月2日が記念日になっているもの
月に限らず、毎月2日が記念日になっているものを紹介します。
Life2.0の日
「今日を生きる。明日をひらく。」をブランドスローガンに掲げるマニュライフ生命保険株式会社が制定しました。
同社では未来を前向きに自分らしく行動する生き方を「Life2.0」と名付けており、未来について考えるきっかけの日としてもらうのが目的です。
日付は「Life2.0」から2日、さらに一年を通じて自分が何かを始める日との意味を込めて毎月としたそうです。
以上、1月2日の記念日でした。
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