日本において、365日、閏年なら366日、すべての日に記念日が設定されています。
そもそも記念日というものは何なのか?どうすれば記念日とすることが出来るのか、説明します。
意外と簡単に記念日は登録出来るものです。
記念日とは何か?
元旦や成人の日、春分の日など法律によって決められている「国民の休日」と呼ばれますが、何かの記念日なんだろうな~と思っている場合もありますよね、
節分や七夕、お彼岸などの伝統的な祭事や行事は、年中行事・歳時記と呼ばれることが多くなっていますが、これも何かの記念日だと思っている場合もあります。
○○県民の日のように自治体で定めている都道府県・市区町村による休日や記念日もあれば、学校や会社等では創立記念日として休みになったり式典が行われることもあります。
また個人的な記念日としては誕生日であったり結婚記念日があったり、カップルなら付き合い出した日が記念日になっていることもありますよね。
つまり記念日というものに明確なルールはありません。
何より記念日というものは、本当に人によって違いがあるものです。
しかし3月3日は「耳の日」だとか、1月22日は「カレーの日」だとか、5月23日は「キスの日」だとか、本当になんで、この日はその記念日何だろう?と思うものが数多くあります。
ここでは、なんでこの日が「○○の日」何だろう?と思う記念日について説明します。
記念日を作り、認知してもらう3つの方法
○日は「○○の日」です!ということに関しては法律で規定はされていません。
つまり誰でも「○○の日」とすることは法律上は可能です。
勝手に「○○の日」を作って普及させることに問題は何も無い訳です(後述する商標登録の問題はあるにしても)。
でも有名人でも無い限り「○○の日」なんて言い出しても本当にわずかな人にしか伝わりませんし、意味そのものが無いと思いませんか?
だから「○○の日」として認知・登録するには2つの方法があります。
- 日本記念日協会に登録する
- 商標登録をする
日本記念日協会に登録する
そこで○月○日は「○○の日」ということを申請して登録してくれる団体があります。
一般社団法人 日本記念日協会です。
申請書をダウンロードして申込み、審査を受けて合格し、登録料(税別15万円)を支払えば記念日として登録出来ます。
記念日登録証も発行してもらえます。
諸費用を支払えば発表会に日本記念日協会より役員が来てくれて、スピーチ等を行ってイベントに協力もしてもらえます。
そしてニュースリリースサイトや地元のマスコミ等を呼んだりして、PR活動を行えば知れ渡らせることが出来る訳です。
またWikipedia等に記載したり、このような暦を紹介するサイトでも書いてもらえたりして、知名度を増やすことが出来るようになっていきます。
記念日を作りたい!というよりは、PR活動・マーケティングの一環として記念日を登録することが最近ではメインになっています。
今はインターネットを使い、わからないことはパソコンやスマホで調べることが多くなっていますが、検索(GoogleやYahoo!)において、PR活動を行ったりすることは、検索結果上位になるための要素にもなっているため、検索順位を上げるために行っているところもあるように思えます。
ただ記念日登録したものは良いものの、登録した団体が今でも存続しているのか、実質的な記念日に関する活動が行われているのかといった問題は残っています。
そのため日本記念日協会に登録したい記念日があって、既に形骸化した記念日があった場合には登録出来ないという問題も残っています。
もちろん協会としては
- 記念日についての活動が行われていないと当協会が判断したもの
- 記念日制定者とすぐに連絡が取れなくなったもの
となった場合は登録を取り消すことがあるとしていますが、どこまで管理されているかは謎です。
日本記念日協会に申請をした場合の合格率(審査通過率)は8割強ということで、それほど難しくは無いようです。
なお日本記念日協会に登録されている記念日には法的な規制が無いため、同じ記念日名を日本記念日協会に登録しないで使う分には問題がありません。
更に次に説明する商標登録の方が法的な規制を伴うため、勝手に記念日名を使われたく無い場合は商標登録の方が良いかもしれません。
商標登録をする
日本には商標登録という制度があり、登録した商標(名称)は勝手に他人に使われないようにすることができます。
だから「○○の日」という言葉で商標登録を行えば、他の人は勝手に使えないようにすることも出来ます。
「さんしん(三線)の日」という記念日があるのですが、日本記念日協会には登録されていませんが、商標登録されていて、勝手に他の誰かが日本記念日協会に登録するには難しくなっています。
なお「さんしん(三線)の日」は商標登録されていますが、営利目的で無い限りは自由に使って良いということになっているので、ここでも書ける訳です。
商標登録は個人でも行えますが、その場合の費用は3万円くらいから14万円くらいです。
頑張ってキャンペーンを行うのもありだけど
記念日として多くの人に認識してもらいたい!ということであれば、頑張って自分自身で広めていくのも当然ありです。
もちろん商標登録されていない、ということが前提になりますし、個人で行ってどれぐらい出来るかはわかりませんが。
ただ他の人がそれを認めてくれるのか、Wikipediaに登録出来るのか?ということになると全くの別問題です。
とりあえず日本記念日協会に登録してもらえればWikipediaには記載は(まず)出来ます。
記念日に関すること
記念日に関することを記していきます。
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