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紅花栄(べにばなさかう)-小満-次候-七十二候-第二十三候

紅花栄(べにばなさかう)-小満-次候-七十二候-第二十三候 七十二候

紅花栄(べにばなさかう)は、七十二候の第二十三候の季節(略本暦による呼び名)です。

小満の次候となり、「紅花が盛んに咲く」という意味になります。

紅花栄について詳しく説明します。

紅花栄の読み方と詳しい意味

紅花栄の読み方は下記の通りです。

  • べにばなさかう

以前は「こうか さかう」と読まれていました。そして本来は「こうか さかう」が正しいように思います。

「紅花が盛んに咲く」という意味ですが、紅花はサフラワー油や口紅の色素となるベニバナと解説しているサイトが多いのですが、ベニバナ畑を見たことがある人なら、違和感を感じると思います。

というのもベニバナは6月から7月に咲く花であり、1ヶ月以上も時期がズレているからです。

そのため近年では、紅花は「赤い花」であり「紅花栄」は「赤い花が盛んに咲いている」という意味で考えられています。

5月末に咲く赤い花で江戸時代からすでにある花と言えば、サツキツツジです。

そのため「サツキツツジが盛んに咲いている」と考えるのが正しいように思います。

紅花栄-小満の次候の時期

紅花栄の時期・期間は概ね5月26日から5月30日ころです。

正確な期間は下記の通りです。

  • 2021年:5月26日~5月30日
  • 2022年:5月26日~5月30日
  • 2023年:5月26日~5月31日
  • 2024年:5月26日~5月30日
  • 2025年:5月26日~5月30日

二十四節気は年によって期間が変わるため、七十二候もそれぞれ期間が年によって変化します。

紅花栄の中国(宣明暦)の名称と意味

二十四節気・七十二候は元々中国で生まれたものです。二十四節気はほぼそのまま中国での書き方ですが、七十二候は中国のままだと意味が通じない部分や日本らしくない部分があり、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成されました。

現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われています。

元々の中国(宣言暦)の七十二候は下記のようになっています。

  • 名称:靡草死
  • 意味:薺(なずな)など田に生える草が枯れる

「びそう かる」と読みます。靡草はナズナ(薺)(ペンペン草)等の草を意味します。

これから草木が生い茂る季節に枯れるという言葉を使うのは日本では無いと思いませんか?

紅花栄に関すること

紅花栄に関することを紹介します。

紅花栄の季節感

紅花栄は100年以上前に考えられたもので、今の季節感にあっているかとと言えばサフラワー油としてのベニバナであればおかしく、サツキツツジであれば季節的に合っていると言えます。

紅花栄に関するリンク

紅花栄に関するリンクです。

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