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蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)-小満-初候-七十二候-第二十二候

蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)-小満-初候-七十二候-第二十二候 七十二候

蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)は、七十二候の第二十二候の季節(略本暦による呼び名)です。

小満の初候となり、「蚕が桑を盛んに食べ始める」という意味になります。

蚕起食桑について詳しく説明します。

蚕起食桑の読み方と詳しい意味

蚕起食桑の読み方は下記の通りです。

  • かいこおきてくわをはむ

「蚕が桑を盛んに食べ始める」という意味です。昔(昭和初期頃まで)は蚕が身近な存在でしたが、今では見たことが無い人も増えていますよね。

昭和初期くらいまで、副業として養蚕業を行う農家も多く存在していました。

蚕を飼ってその繭から生糸(絹)を作る産業を養蚕業と言います。

なお蚕はカイコガと呼ばれる蛾の一種ですが、家畜化された昆虫で、自然環境では生きていけないそうです。

蚕起食桑-小満の初候の時期

蚕起食桑の時期・期間は概ね5月21日から5月25日ころです。

正確な期間は下記の通りです。

  • 2021年:5月21日~5月25日
  • 2022年:5月21日~5月25日
  • 2023年:5月21日~5月25日
  • 2024年:5月20日~5月25日
  • 2025年:5月21日~5月25日

二十四節気は年によって期間が変わるため、七十二候もそれぞれ期間が年によって変化します。

蚕起食桑の中国(宣明暦)の名称と意味

二十四節気・七十二候は元々中国で生まれたものです。二十四節気はほぼそのまま中国での書き方ですが、七十二候は中国のままだと意味が通じない部分や日本らしくない部分があり、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成されました。

現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われています。

元々の中国(宣言暦)の七十二候は下記のようになっています。

  • 名称:苦菜秀
  • 意味:苦菜(にがな)がよく茂る

「くさい ひいず」と読みます。

苦菜はニガナというキク科の多年草です。ニガナがよく茂る頃という意味となります。

蚕起食桑に関すること

蚕起食桑に関することを紹介します。

蚕起食桑の季節感

蚕起食桑は100年以上前に考えられたもので、今の季節感にあっているかとと言えば、そもそも蚕を見る機会が無いので、判断は難しいのではないでしょうか?

養蚕は概ね5月から10月に行われるので、5月の後半であるこの時期はもっとも蚕が桑の葉を食べる時期であり、季節感はあると言えます。

蚕起食桑に関するリンク

蚕起食桑に関するリンクです。

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