綿柎開(わたのはなしべひらく)は、七十二候の第四十候の季節(略本暦による呼び名)です。
処暑の初候となり、「綿を包む萼(がく)が開く」という意味になります。
綿柎開について詳しく説明します。
綿柎開の読み方と詳しい意味
綿柎開の読み方は下記の通りです。
- わたのはなしべひらく
「綿」はこの場合「わた」と読みます。「柎」はこの場合「はなしべ」と読みます。
「柎」は「いかだ」「うてな」「つ」「ふ」と読みますが「うてな」と読む場合は、花の萼(がく)を意味します。
綿は7~10月にかけて開花し、綿の実が出来るのは9月から11月です。
「綿柎開は8月の後半になり、綿の実が弾けてふわふわの「わた」を覗かせる状態を現しています。
綿柎開-処暑の初候の時期
綿柎開の時期・期間は概ね8月23日から8月27日ころです。
正確な期間は下記の通りです。
- 2021年:8月23日~8月27日
- 2022年:8月23日~8月27日
- 2023年:8月23日~8月27日
- 2024年:8月22日~8月27日
- 2025年:8月23日~8月27日
二十四節気は年によって期間が変わるため、七十二候もそれぞれ期間が年によって変化します。
同時期の中国(宣明暦)の七十二候の名称と意味
二十四節気・七十二候は元々中国で生まれたものです。二十四節気はほぼそのまま中国での書き方ですが、七十二候は中国のままだと意味が通じない部分や日本らしくない部分があり、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成されました。
現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われています。
元々の中国(宣言暦)の七十二候は下記のようになっています。
- 名称:鷹乃祭鳥
- 意味:鷹が捕らえた鳥を並べて食べる
「たか すなわち とりをまつる」と読みます。
鷹が捉えた鳥を神に捧げるかのように並べてから食べる頃、という意味なのですが今ひとつ、その光景が想像つかないものですよね。
綿柎開に関すること
綿柎開に関することを紹介します。
綿柎開の季節感
綿柎開は100年以上前に考えられたもので、今の季節感にあっているかとと言えば、そもそも綿が開いている状態を見たことがある人の方が少なくて、合っているのかどうか判断が出来ないといったところではないでしょうか?
実際には概ね合っているのですが、天然の綿を見る機会が減った昨今では季節感を感じない言葉にはなっていますね。
綿柎開に関するリンク
綿柎開に関するリンクです。
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