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蒙霧升降(ふかききりまとう)-立秋-末候-七十二候-第三十九候

蒙霧升降(ふかききりまとう)-立秋-末候-七十二候-第三十九候 七十二候

蒙霧升降(ふかききりまとう)は、七十二候の第三十九候の季節(略本暦による呼び名)です。

立秋の末候となり、「深い霧が立ち込める」という意味になります。

蒙霧升降について詳しく説明します。

蒙霧升降の読み方と詳しい意味

蒙霧升降の読み方は下記の通りです。

  • ふかききりまとう

日中はまだ暑いけど、早朝はかなり涼しくなり霧が立ち込める日も出てくる、という意味となっています。

「蒙霧」だけでも単語となっており「もうむ」と読みます。立ち込める霧のことを意味しますが、転じて心が晴れないことも意味します。

蒙霧升降-立秋の末候の時期

蒙霧升降の時期・期間は概ね8月17日から8月22日ころです。

正確な期間は下記の通りです。

  • 2021年:8月18日~8月22日
  • 2022年:8月18日~8月22日
  • 2023年:8月18日~8月22日
  • 2024年:8月17日~8月21日
  • 2025年:8月18日~8月22日

二十四節気は年によって期間が変わるため、七十二候もそれぞれ期間が年によって変化します。

同時期の中国(宣明暦)の七十二候の名称と意味

二十四節気・七十二候は元々中国で生まれたものです。二十四節気はほぼそのまま中国での書き方ですが、七十二候は中国のままだと意味が通じない部分や日本らしくない部分があり、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成されました。

現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われています。

元々の中国(宣言暦)の七十二候は下記のようになっています。

  • 名称:寒蝉鳴
  • 意味:蜩が鳴き始める

「かんせんなく」もしくは「ひぐらしなく」と読みます。

日本においては、蒙霧升降の前の七十二候、立秋の次候となっています。少し日本と時期がズレていることが伺えます。

蒙霧升降に関すること

蒙霧升降に関することを紹介します。

蒙霧升降の季節感

蒙霧升降は100年以上前に考えられたもので、今の季節感にあっているかとと言えばあってないでしょう。

確かにこの時期になると標高が高い地域や山岳部では霧が立ち込める日が増えてきます。

でも現在の日本で人が多く住んでいる関西から関東の太平洋側に平地ではほぼ見られない現象です。

そのため違和感を覚える人の方が多いように思います。

しかし標高1000メートルを超える避暑地にいたら、霧を見ることは多くなります。

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