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蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)-寒露-末候-七十二候-第五十一候

蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)-寒露-末候-七十二候-第五十一候 七十二候

蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)は、七十二候の第五十一候の季節(略本暦による呼び名)です。

寒露の末候となり、「蟋蟀が戸の辺りで鳴く」という意味になります。

蟋蟀在戸について詳しく説明します。

蟋蟀在戸の読み方と詳しい意味

蟋蟀在戸の読み方は下記の通りです。

  • きりぎりすとにあり

「蟋蟀」は「コオロギ」もしくは「キリギリス」と読みますが、この七十二候の場合は「キリギリス」と読みます。また昔はコオロギのことをキリギリスと呼んでいたそうです。

つまり秋に鳴く虫の総称と考えてください。

秋に鳴く虫が戸の近くで鳴いている様子を表したものです。

ただ時期的には虫の声は下り坂になっている時期です。

以前はよく聞こえていた虫の声が戸の近くで無ければ聞こえない程度に小さくなっている様子だと解説される場合もあります。

蟋蟀在戸-寒露の末候の時期

蟋蟀在戸の時期・期間は概ね10月18日から10月22日ころです。

正確な期間は下記の通りです。

  • 2021年:10月18日~10月22日
  • 2022年:10月18日~10月22日
  • 2023年:10月19日~10月23日
  • 2024年:10月18日~10月22日
  • 2025年:10月18日~10月22日

二十四節気は年によって期間が変わるため、七十二候もそれぞれ期間が年によって変化します。

同時期の中国(宣明暦)の七十二候の名称と意味

二十四節気・七十二候は元々中国で生まれたものです。二十四節気はほぼそのまま中国での書き方ですが、七十二候は中国のままだと意味が通じない部分や日本らしくない部分があり、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成されました。

現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われています。

元々の中国(宣言暦)の七十二候は下記のようになっています。

  • 名称:菊有黄華
  • 意味:菊の花が咲き出す

「きくに こうかあり」と読みます。「菊に黄色の花がつき、秋も盛り」という解釈の方が多くなっています。

蟋蟀在戸に関すること

蟋蟀在戸に関することを紹介します。

蟋蟀在戸の季節感

蟋蟀在戸は100年以上前に考えられたもので、今の季節感にあっているかとと言えば合ってはいるものの、10月中旬から後半に入るこの時期だとまだまだ虫は大きく鳴いていることもあって、戸の近くではなく戸の遠くで鳴いているように感じるかもしれませんね。

蟋蟀在戸に関するリンク

蟋蟀在戸に関するリンクです。

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