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菊花開(きくのはなひらく)-寒露-次候-七十二候-第五十候

菊花開(きくのはなひらく)-寒露-次候-七十二候-第五十候 七十二候

菊花開(きくのはなひらく)は、七十二候の第五十候の季節(略本暦による呼び名)です。

寒露の次候となり、「菊の花が咲く」という意味になります。

菊花開について詳しく説明します。

菊花開の読み方と詳しい意味

菊花開の読み方は下記の通りです。

  • きくのはなひらく

菊の花が咲く頃を表現したものです。

雛祭の元となった桃の節句、子供の日の菖蒲の節句がありますが、9月9日は菊の節句(重陽)です。

旧暦の9月9日は10月中旬頃になり、まさに「菊花開」は菊の季節です。

菊

菊は日本を代表する花であり、毎年10月11月になると全国各地で「菊祭」や菊の品評会が行われます。

菊は葬儀に使う花というイメージがありますが、それはかなり近年になってからそうなったものだというのが現在の主流です。

元々フランスで白菊をお墓参りにもっていく風習があり江戸末期から明治にかけて日本にその風習が伝わり、日本で葬儀の花として定着したとされています。

だから七十二候で書かれた時の日本では、皇室の家紋であり観賞用の花でした。

菊花開-寒露の次候の時期

菊花開の時期・期間は概ね10月13日から10月17日ころです。

正確な期間は下記の通りです。

  • 2021年:10月13日~10月17日
  • 2022年:10月13日~10月17日
  • 2023年:10月13日~10月18日
  • 2024年:10月13日~10月17日
  • 2025年:10月13日~10月17日

二十四節気は年によって期間が変わるため、七十二候もそれぞれ期間が年によって変化します。

同時期の中国(宣明暦)の七十二候の名称と意味

二十四節気・七十二候は元々中国で生まれたものです。二十四節気はほぼそのまま中国での書き方ですが、七十二候は中国のままだと意味が通じない部分や日本らしくない部分があり、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成されました。

現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われています。

元々の中国(宣言暦)の七十二候は下記のようになっています。

  • 名称:雀入大水為蛤
  • 意味:雀が海に入って蛤になる

「すずめたいすいにり こはまぐりとなる」もしくは「すずめたいすいにり はまぐりとなる」と読みます。

意味として「雀が海に入って蛤になる」と書いていますが、全く意味がわからないですよね。

これは、中国では寒露の時期になるとスズメが海辺に訪れるようになり、スズメの鳴き声が聞こえなくなるため、スズメは秋になるとハマグリ(小さなハマグリ)になるという故事があります。そのため、このようにつけられたそうです。

立冬の初候の中国(宣明暦)では「雉入大水為蜃」(やけい みずにいり おおはまぐりとなる)としています。

スズメは小ハマグリ、キジは大ハマグリとなると中国故事ではなっています。

菊花開に関すること

菊花開に関することを紹介します。

菊花開の季節感

菊花開は100年以上前に考えられたもので、今の季節感にあっているかとと言えば概ねあっています。

菊は種類が豊富あり、開花時期は晩夏から初冬にかけてあるのですが、重陽の節句が盛んだった江戸時代ならではの七十二候とも言えます。

菊花開に関するリンク

菊花開に関するリンクです。

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