1月20日にはそれほど多くは無いもののいくつかの記念日が登録・制定されています。
120という数字からは語呂合わせが想像しにくいですが、どんな記念日が登録されているか紹介します。
玉の輿の日
1905年1月20日、アメリカの実業家J・P・モルガンの甥のジョージ・モルガンが祇園の芸妓・お雪と結婚したことに因んで「玉の輿の日」となりました。
お雪は「日本のシンデレラ」と呼ばれたそうです。
参考:モルガンお雪
インクルーシブを考える日
特別支援学校高等部などを卒業した後の学びの場として各地で「カレッジ」を運営する福岡県福岡市の株式会社ゆたかカレッジが制定しました。
記念日を通じて障害者の社会への完全参加と平等を考える機会とするのが目的です。
日付は国連総会で採択された障害者権利条約に日本の批准が承認された2014年1月20日からとなっています。
この条約ではあらゆる障害者の尊厳と権利が保護されなければならないと謳われ、障害者の完全参加と平等なインクルーシブ社会(共生社会)の実現を目指すことが掲げられています。
トゥー・チェロズの日
2011年1月20日、2本のチェロだけで演奏した超絶パフォーマンス映像を動画サイトにアップしたのをきっかけに、世界的な注目を集めたクロアチア出身のルカとステファンの「トゥー・チェロズ(2CELLOS)」、二人は日本での留学経験もあり、東日本大震災の直後からライヴ活動で支援を続けています。
チェロで世界の人たちとつながるために結成したユニットの誕生日を記念日にと、所属先の株式会社ソニー・ミュージックレーベルズが制定しました。
血栓予防の日
納豆に含まれるたんぱく質分解酵素「ナットウキナーゼ」が血栓を溶解し、脳梗塞や心筋梗塞を予防する効果があることをアピールするために日本ナットウキナーゼ協会が制定しました。
日付は寒い時期に血栓が出来やすいことから大寒になることが多い1月20日を記念日としました。また、20日を「2(ツ)0(マル)」と読む語呂合わせにも由来しているそうです。
黒生メルティの日
1992年に誕生し、雪のようなくちどけが人気のチョコレート「メルティーキッス」を発売する株式会社明治が制定しました。
メルティーキッスは黒生ビールとの相性が良いことから、双方をマリアージュすることでまた違ったおいしさを味わえるそうです。
記念日を通して新しい食べ方を提案し、今まで以上に楽しんでもらうのが目的です。
日付は、寒さが最も厳しい頃の「大寒」になることが多い1月20日にしたそうです。
メルティーキッスは「優しさと温もり」を提供できるブランドとして親しまれており、この日に優しさと温もりを届けたいとの同社の想いが込められているそうです。
毎月20日が記念日になっているもの
月に関係なく毎月20日が記念日になっているものを紹介します。
信州ワインブレッドの日
長野県長野市に事務局を置く信州ワインブレッド研究会が制定しました。
「信州ワインブレッド」とは長野県産ぶどうを使用したNAGANO WINEと長野県産小麦を100%使用して作られたパンのことです。
ワインの風味がほのかに漂う「信州ワインブレッド」の魅力を全国に発信するとともに、農産物の豊かな長野県をPRするのが目的となっています。
日付は日本ソムリエ協会が提唱している「ワインの日」が毎月20日であることから同じ毎月20日にしたそうです。
ワインを囲む食事に「信州ワインブレッド」を合わせて楽しんでほしいとの思いが込められているそうです。
シチューライスの日
さまざまな食品の製造加工ならびに販売などを手がけるハウス食品株式会社が制定しました。
「カレーライス」「ハヤシライス」に次いで、シチューをごはんにかける「シチューライス」という食べ方を提案し、新しいカテゴリの食品として多くの方においしく味わっていただくことが目的となっています。
日付は「5(ごはん)×(かける)4(シチュー)=20」と読む語呂合わせから毎月20日としています。
キャッシュレスの日
一般社団法人日本キャッシュレス化協会が制定しました。
スマートフォン決済、クレジットカード決済などによるキャッシュレス化を推進するのが目的です。
キャッシュレス化は現金を持つわずらわしさや盗難などの不安を解消し、ポイントの還元で得をするなどさまざまなメリットがあると言われています。
日付はキャッシュレス=現金ゼロ(0)で現金を使わないの意味から毎月0(ゼロ)のつく日となっているため、2月を除き毎月3日あります。
発芽野菜の日
広島県広島市に本社を置き、発芽野菜を手がける株式会社村上農園が制定しました。
一般の野菜よりも数倍栄養価が高く、生活習慣病の予防でも注目される発芽野菜(スプラウト)をさらにアピールするのが目的となっています。
日付は毎月20日(はつか)を「発芽(ハツガ)」と読む語呂合わせからです。
1月20日頃の記念日
2052年までは1月20日ですが、2053年には1月19日になります。また過去には1月21日だったことがありますし、1000年以上未来には1月22日も現れると計算上ではされています。
大寒の日を記念日にしている記念日がいくつかあるのですが、絶対に1月20日になるという訳では無いですが、しばらくは1月20日ということで、大寒の日の記念日もここに掲載しておきます。
シマエナガの日
北海道に生息する野鳥の「シマエナガ」は、真っ白な体につぶらな瞳の可愛らしい見た目から雪の妖精とも呼ばれています。
その「シマエナガ」を愛し、SNSアカウント「ぼく、シマエナガ。」を運営する写真家のやなぎさわごう氏が制定しました。
記念日を通じて「シマエナガ」の魅力をさらに多くの人に知ってもらうのが目的です。
日付は「シマエナガ」は寒ければ寒いほど羽の中に空気を入れて膨らむことから、1年で最も寒い日とされる二十四節気のひとつの大寒の日としたそうです。
ぬか床の日
日本の伝統的食文化の漬物のひとつであるぬかづけ、その関係企業などで結成され、岐阜県大野町に事務局を置く「全国ぬかづけのもと工業会」が制定しました。
米ぬかを発酵させて作るぬか床の品質向上と普及が目的です。
日付は古来より大寒の寒い時期にぬか床を作ると良いぬか床が出来るとされることから、暦の上の「大寒」を記念日としたそうです。
甘酒の日
日本の伝統的な飲み物であり発酵食品である甘酒の良さ、おいしさを多くの人に知ってもらいたいと、1969年から瓶入りの甘酒を販売してきた森永製菓株式会社が制定しました。
日付は、甘酒は疲れを癒し、身体が温まる飲み物として大寒の頃がもっとも飲まれていることから大寒の日としたそうです。
以上、1月20日・大寒の日の記念日についてでした。
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