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己(つちのと)-十干の6番目

己(つちのと)-十干の6番目 干支

己は、十干の6番目に割り当てられた数詞です。

己はもともと「紀(すじ)」を語源とし、草木が十分に繁茂して盛大となり、かつその条理の整然となった状態を表しています。

己にはどういう意味があり、どういう干支が割り当てられているか詳しく説明します。

己(つちのと)詳細

  • 十干での順番:6
  • 読み方(訓読み):つちのと
  • 読み方(音読み):き
  • 占い/五行読み:きど
  • 意味:田畑の土
  • 陰陽:陰
  • 五行:土
  • 五星:土星
  • 兄弟(えと)の性質:土の弟
  • 五方:中(中心)
  • 四季:四季の土用
  • 二十四方:-(中心)
  • 本義:“紀”に通じ、分散を防ぐ統制作用
  • 異名:屠維
  • 西暦の下一桁:9

己の語源

己はもともと「紀(すじ)」を語源とし、草木が十分に繁茂して盛大となり、かつその条理の整然となった状態を表しています。

そこから「“紀”に通じ、分散を防ぐ統制作用 」という意味になります。

己の四季・土用について

十干にはそれぞれ四季が割り当てられていますが、戊・己に関しては、直接的な四季は割り当てられておらず、土用として割り当てられています。

五行では、春に木気、夏に火気、秋に金気、冬に水気を割り当ててますが、残った土気は季節の変わり目に割り当てられ、これを「土旺用事」、「土用」と呼んでいます。

四立(立夏立秋立冬立春)の直前約18日間にそれぞれ土用は配置されています。

立秋前の夏の土用(丑の日にうなぎを食べる)がもっとも有名ですが、二十四節気のそれぞれの季節の前に割り当てられています。土用の最終日は、節分にあたります。

己を含む干支

己を含む干支は下記の6つです。

  • 己巳:つちのとみ(蛇)・1929年・1989年
  • 己卯:つちのとう(兎)・1939年・1999年
  • 己丑:つちのとうし(牛)・1949年・2009年
  • 己亥:つちのとい(猪)・1959年・2019年
  • 己酉:つちのととり(鶏)・1969年
  • 己未:つちのとひつじ(羊)・1979年

己の性質(四柱推命的考察)

己は、陰の土であり、田園・田畑の土を表していることから、山や丘の土に比べると順応性が高くなるとされており、柔軟で順応性が高い人が多いとされます。

また田畑は日々の安定のために作られるものであり、安定した生活を好むともされます。

田畑は稲や野菜を育てる場所なので、そこから人を育てる・人材育成が得意ということで、指導者としての資質があるとされます。

またいろいろな農作物が生まれることから、多芸多才であるともされています。

地道に農作物を育てる土だけあって、穏やかなであり公平であり、人と人との調整役にもなれるとされています。

ただし、農作物を何でも作れる場所だけに、器用貧乏となることもあったり、1つに集中出来ない場合もあり優柔不断となってしまうことも考えられます。

  • 柔軟で順応性が高い
  • 安定した生活を好む
  • 人材育成が得意・指導者としての資質がある
  • 多芸多才である
  • 穏やかで公平であり調整役にもなれる
  • 器用貧乏になってしまうこともある
  • 優柔不断と見られることもある

上記の要素に十二支の要素が加わり四柱推命等の占いが行われます。

なお中には感情の起伏が激しいと書いてあるところもあるのですが、なぜそのような性質になるのかは説明されていません。

己に関すること

己に関することを記していきます。

已己巳己(いこみき)

己(つちのと)と巳(み・へびの意)、已(い)の漢字は非常に似ていて、字に癖があるとどの字を書いているかわかりません。

そのため、已己巳己(いこみき)という言葉があるくらいです。互いに似ているものをたとえていう語です。

己巳なんて、一瞬干支を示しているのかどうかわからないと思いませんか?

己に関するリンク

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