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乙(きのと・おつ)-十干の2番目

乙(きのと・おつ)-十干の2番目 干支

乙は、十干の2番目に割り当てられた数詞です。

乙はもともと「軋(きしる)」を語源としており、草木の幼芽がいまだ自由に伸長しないで、屈曲している状態を表しています。

乙にはどういう意味があり、どういう干支が割り当てられているか詳しく説明します。

乙(きのと)詳細

  • 十干での順番:2
  • 読み方(訓読み):きのと
  • 読み方(音読み):おつ
  • 占い/五行読み:おつぼく
  • 意味:木の弟
  • 陰陽:陽
  • 五行:木
  • 五星:木性
  • 兄弟(えと)の性質:灌木
  • 五方:東
  • 四季:春
  • 二十四方:105度
  • 本義: “軋”に通じ、陽気のまだ伸びない、かがまっているところ
  • 異名:栴蒙・旃蒙(せんもう)
  • 西暦の下一桁:5

乙の語源

乙はもともと「軋(きしる)」を語源としており、草木の幼芽がいまだ自由に伸長しないで、屈曲している状態を表しています。

そこから「“軋”に通じ、陽気のまだ伸びない、かがまっているところ」という意味になります。

灌木について

兄弟(えと)の性質としての「灌木」の意味は、低い木のことを意味します。

概ね成長しても3メートル以下の木のことを意味します。

甲が大樹(高い木)に対して、乙が灌木(低い木)とされている訳です。

乙を含む干支

乙を含む干支は下記の6つです。

  • 乙丑:きのとうし(牛)・1925年・1985年
  • 乙亥:きのとい(猪):1935年・1995年
  • 乙酉:きのととり(鶏)・1945年・2005年
  • 乙未:きのとひつじ(羊)・1955年・2015年
  • 乙巳:きのとみ(蛇)・1965年
  • 乙卯:きのとう(兎)・1975年

乙の性質(四柱推命的考察)

乙は、陰の木であり灌木・低い木や草花を表していることから、優しさ・穏やかさを持っているとされています。

また我こそはと成長しようとしないため、協調性を持っているともされています。

草花は上は刈り取られても根が残っていればまたそこから成長していくとして、芯が強く地道に努力を続けるとされています。

ただ美しい花を咲かせようとするということで、承認欲求は実は強いと考えたり、華やかさを求めることもあると言われています。実際に花を咲かせるということで、華やかさがある、芸術的な面に優れていると書かれることもあります。

  • 優しい・穏やか
  • 協調性を持っている
  • 芯が強く努力家
  • 承認欲求は実は強い
  • 華やかさを求めることもある

上記の要素に十二支の要素が加わり四柱推命等の占いが行われます。

乙に関すること

乙に関することを記していきます。

乙を数詞・区分として使っているもの

甲同様、乙は数詞・区分として今でもよく使われています。

  • 危険物取扱者の資格「甲種・乙種・丙種」
  • 焼酎の区分「甲類・乙類」
  • 甲乙つけがたい

ただ「甲乙つけがたい」という言葉があるように乙は劣ったものという見方がされることがあり、それを嫌って乙とは別の言い方にしている場合もあります。

例えば焼酎の分類には甲類・乙類がありますが、乙類が「劣ったもの」と誤解されるのを避けるため、「本格焼酎」という別名がつけられています。

きのとや

北海道札幌の洋菓子店・製菓メーカー「きのとや」は「乙(きのと)」から名付けられたものです。

札幌農学校等のお菓子を北海道旅行のお土産で購入されたことがある方も多いのではないでしょうか?

創業者で代表取締役会長の長沼昭夫の義父の出身地である新潟県北蒲原郡中条町(現在の胎内市)に「乙寶寺」(おっぽうじ)という寺があり、「乙寺」(きのとでら)とも呼ばれていました。

「乙饅頭」(きのとまんじゅう)という酒饅頭を作っている酒屋があり、創業から250年続いていることやお菓子とのつながりもあるので縁起が良い名前であると思い、義父の提案もあって平仮名で「きのとや」としたそうです。

また、「乙」(きのと)という文字には甲乙丙でいう2番目、女性的、お洒落という意味があり、洋菓子やケーキの店にぴったりだと思ったこと、2番目とは常に上を目指して謙虚に努力することであり、もっと美味しいお菓子や高品質のサービスを提供していくという思いを込めて名付けられたとしています。

乙に関するリンク

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