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閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)-大雪-初候-七十二候-第六十一候

閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)-大雪-初候-七十二候-第六十一候 七十二候

閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)は、七十二候の第六十一候の季節(略本暦による呼び名)です。

大雪の初候となり、「天地の気が塞がって冬となる」という意味になります。

閉塞成冬について詳しく説明します。

閉塞成冬の読み方と詳しい意味

閉塞成冬の読み方は下記の通りです。

  • そらさむくふゆとなる

やや中華的思想に影響されている七十二候となってます。

天地の気が塞がれ、冬となる様子を説明していますが、天地の気という思想が日本人だと理解しにくいかもしれません。

そのため、厚い冬の雲で閉ざされ、冬となると表現した方がわかりやすいかもしれません。

気象条件としてはシベリア気団が表れて西高東低の気圧配置となり日本海側は大雪、太平洋側には空っ風をもたらすようになる季節です。

厚い雲で覆われて冬型の気候となる秋田県や山形県だと「閉塞成冬」という字面に共感が持てるかもしれませんね。

まさに閉ざされて冬となる季節は東北の日本海側の方なら納得出来るものだと思います。

そして天地の気が塞がるという表現も何となくわかるのではないでしょうか?

閉塞成冬-大雪の初候の時期

閉塞成冬の時期・期間は概ね12月7日から12月11日ころです。

正確な期間は下記の通りです。

  • 2021年:12月7日~12月11日
  • 2022年:12月7日~12月11日
  • 2023年:12月7日~12月11日
  • 2024年:12月7日~12月10日
  • 2025年:12月7日~12月11日

二十四節気は年によって期間が変わるため、七十二候もそれぞれ期間が年によって変化します。

同時期の中国(宣明暦)の七十二候の名称と意味

二十四節気・七十二候は元々中国で生まれたものです。二十四節気はほぼそのまま中国での書き方ですが、七十二候は中国のままだと意味が通じない部分や日本らしくない部分があり、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成されました。

現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われています。

元々の中国(宣言暦)の七十二候は下記のようになっています。

  • 名称:鶡鴠不鳴
  • 意味:ミミキジが鳴かなくなる

「かっちょう なかず」もしくは「かったん なかず」と読みます。

「鶡鴠」は日本語としては存在しない単語でありミミキジという記事の仲間の鳥としています。ミミキジが冬になり鳴かなくなる頃ということになります。

閉塞成冬に関すること

閉塞成冬に関することを紹介します。

閉塞成冬の季節感

閉塞成冬は100年以上前に考えられたもので、今の季節感にあっているかとと言えばわからないと答えるしかありません。

というのも天の気が塞がるという中華思想的な天気のため、今ひとつ理解しにくいところああるからです。

閉塞成冬に関するリンク

閉塞成冬に関するリンクです。

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