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黄鶯睍睆(うぐいすなく)-立春-次候-七十二候-第二候

黄鶯睍睆(うぐいすなく)-立春-次候-七十二候-第二候 七十二候

黄鶯睍睆(うぐいすなく)は、七十二候の第二候の季節(略本暦による呼び名)です。

立春の次候となり、「鶯が山里で鳴き始める」という意味になります。

黄鶯睍睆について詳しく説明します。

黄鶯睍睆の読み方と詳しい意味

黄鶯睍睆の読み方は下記の通りです。

  • うぐいすなく
  • こうおうけんかんす

「うぐいすなく」は比較的最近読まれるようになったもので、昔は「こうおう けんかんす」と読まれていました。

黄鶯は「黄色いうぐいす」という意味ではなく、黄鶯という種類のうぐいすです。

正式名は「コウライウグイス(高麗ウグイス)」と言います。中国や朝鮮で見られる黄色いウグイスです。

睍睆に値する日本語は正式にはありませんが、声の美しい様子を表すそうです。

ウグイスが山里で鳴き始める季節を現したものです。

黄鶯睍睆-立春の次候の時期

黄鶯睍睆の時期・期間は概ね2月9日から2月13日ころです。

正確な期間は下記の通りです。

  • 2021年:2月8日~2月12日
  • 2022年:2月9日~2月13日
  • 2023年:2月9日~2月13日
  • 2024年:2月9日~2月13日
  • 2025年:2月8日~2月12日

二十四節気は年によって期間が変わるため、七十二候もそれぞれ期間が年によって変化します。

黄鶯睍睆の中国(宣明暦)の名称と意味

二十四節気・七十二候は元々中国で生まれたものです。二十四節気はほぼそのまま中国での書き方ですが、七十二候は中国のままだと意味が通じない部分や日本らしくない部分があり、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成されました。

現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われています。

元々の中国(宣言暦)の七十二候は下記のようになっています。

  • 名称:蟄虫始振
  • 意味:冬籠りの虫が動き始める

日本ではウグイスが鳴く頃としていますが、中国では冬籠りの虫が動き始める季節とされていますが、それだと啓蟄と同じような意味で、ちょっと矛盾しているようにも感じますね。

黄鶯睍睆に関すること

黄鶯睍睆に関することを紹介します。

黄鶯睍睆の季節感

黄鶯睍睆は100年以上前に考えられたもので、今の季節感にあっているかとと言えば、関東より西であれば概ねあっているように思います。九州だともう少し早くから鳴き始めます。

平地にて鳴き始める季節が早春であることから春告鳥(ハルツゲドリ)の別名があるくらいです。

黄鶯睍睆に関するリンク

黄鶯睍睆に関するリンクです。

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