鷹乃学習（たかすなわちわざをなす）-小暑-末候-七十二候-第三十三候

鷹乃学習（たかすなわちわざをなす）は、七十二候の第三十三候の季節（略本暦による呼び名）です。

小暑の末候となり、「鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える」という意味になります。

鷹乃学習について詳しく説明します。

鷹乃学習の読み方と詳しい意味

鷹乃学習の読み方は下記の通りです。

解説してある書籍やサイトによって最後が若干ことなりますが、幼鳥だった鷹が飛ぶことを覚えて巣立ちをする季節としています。

鷹はいろいろな種類がいますし、地域によっても産卵期や巣立ちの時期も異なりますが、概ね孵化するのが5～6月、巣立つのが6～7月となっています。

鷹乃学習の時期・期間は概ね7月17日から7月21日ころです。

正確な期間は下記の通りです。

二十四節気は年によって期間が変わるため、七十二候もそれぞれ期間が年によって変化します。

二十四節気・七十二候は元々中国で生まれたものです。二十四節気はほぼそのまま中国での書き方ですが、七十二候は中国のままだと意味が通じない部分や日本らしくない部分があり、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成されました。

現在では、1874年（明治7年）の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われています。

元々の中国（宣言暦）の七十二候は下記のようになっています。

「鷹乃学習」は日本でも中国でも同じものとなっています。

鷹乃学習に関することを紹介します。

鷹乃学習は100年以上前に考えられたもので、今の季節感にあっているかとと言えば概ねあっています。地域や鷹の種類により巣立ちは6～7月となります。

鷹乃学習に関するリンクです。