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小満-二十四節気 第8であり四月中

小満-二十四節気 第8であり四月中 二十四節気

小満(しょうまん)は、例年5月21日もしくは5月20日に訪れる二十四節気で8番目の暦で、四月中とも言われています。

「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」と暦便覧には記されており、万物が次第に成長して、一定の大きさに達して来る頃という意味です。

あまり使われない言葉ですが、小満について説明します。

小満とは?

小満は、二十四節気において8番目に配置されています。太陽黄経が60度の時です。

と書いてもわかりにくいですよね。小満には大きく分けて3つの意味があります。

天文学的な小満

小満とは太陽黄経が60度の時と説明されますが、どういう意味かと言えばまず下記の図を見てください。

黄道と赤道、天球の説明図

地球を丸い球体の中心に置いたと考えて下さい。

この球体を天球と良い、天球には太陽が通る道が出来ます。この道を黄道と言います(正確には人の目で見て太陽が通る道)。

そして自転軸に対して地球の中心から直角(垂直)にした面を天球の描いたのが「天の赤道」です。

この黄道と天の赤道が交わる瞬間が年に2回あります。南側から北側に交わる日を春分、北側から南側に交わるのが秋分となります。

春分の日は太陽黄経が0度となり、夏至が90度・秋分が180度・冬至が270度です。

春分から夏至の中間よりやや夏至よりで、太陽黄経度が60度となります。

天文学的に小満の時間(瞬間)は決められています。

時間は国で違うため、小満の日や時間も異なってきます。下記は世界時と日本での小満の日と時間を2000年から2050年まで表したものです。

世界時の日 世界時 日本の日 日本での時間
2000年 5月20日 17:49 5月21日 2:49
2001年 5月20日 23:44 5月21日 8:44
2002年 5月21日 5:29 5月21日 14:29
2003年 5月21日 11:12 5月21日 20:12
2004年 5月20日 16:59 5月21日 1:59
2005年 5月20日 22:47 5月21日 7:47
2006年 5月21日 4:32 5月21日 13:32
2007年 5月21日 10:12 5月21日 19:12
2008年 5月20日 16:01 5月21日 1:01
2009年 5月20日 21:51 5月21日 6:51
2010年 5月21日 3:34 5月21日 12:34
2011年 5月21日 9:21 5月21日 18:21
2012年 5月20日 15:16 5月21日 0:16
2013年 5月20日 21:10 5月21日 6:10
2014年 5月21日 2:59 5月21日 11:59
2015年 5月21日 8:45 5月21日 17:45
2016年 5月20日 14:36 5月20日 23:36
2017年 5月20日 20:31 5月21日 5:31
2018年 5月21日 2:14 5月21日 11:14
2019年 5月21日 7:59 5月21日 16:59
2020年 5月20日 13:49 5月20日 22:49
2021年 5月20日 19:37 5月21日 4:37
2022年 5月21日 1:22 5月21日 10:22
2023年 5月21日 7:09 5月21日 16:09
2024年 5月20日 12:59 5月20日 21:59
2025年 5月20日 18:54 5月21日 3:54
2026年 5月21日 0:36 5月21日 9:36
2027年 5月21日 6:18 5月21日 15:18
2028年 5月20日 12:09 5月20日 21:09
2029年 5月20日 17:55 5月21日 2:55
2030年 5月20日 23:40 5月21日 8:40
2031年 5月21日 5:27 5月21日 14:27
2032年 5月20日 11:14 5月20日 20:14
2033年 5月20日 17:10 5月21日 2:10
2034年 5月20日 22:56 5月21日 7:56
2035年 5月21日 4:42 5月21日 13:42
2036年 5月20日 10:43 5月20日 19:43
2037年 5月20日 16:34 5月21日 1:34
2038年 5月20日 22:21 5月21日 7:21
2039年 5月21日 4:09 5月21日 13:09
2040年 5月20日 9:54 5月20日 18:54
2041年 5月20日 15:47 5月21日 0:47
2042年 5月20日 21:30 5月21日 6:30
2043年 5月21日 3:08 5月21日 12:08
2044年 5月20日 9:00 5月20日 18:00
2045年 5月20日 14:44 5月20日 23:44
2046年 5月20日 20:27 5月21日 5:27
2047年 5月21日 2:18 5月21日 11:18
2048年 5月20日 8:06 5月20日 17:06
2049年 5月20日 14:02 5月20日 23:02
2050年 5月20日 19:49 5月21日 4:49

上記のように小満の時間は決まっているものの、他の天体の影響を受けてごく僅かにズレることもあります。そのため、毎年2月1日に国立天文台が翌年度の春分の日付や二十四節気、小満の日付を発表しています。

暦・二十四節気における小満

天文学的な小満は瞬間ですが暦や二十四節気における「小満」は1日もしくは、特定の期間のことを指しています。

  • 2021年は5月21日から6月4日
  • 2022年は5月21日から6月5日
  • 2023年は5月21日から6月5日
  • 2024年は5月20日から6月4日
  • 2025年は5月21日から6月4日

天文学的な小満の時から黄道の角度で15度太陽が移動した時が「芒種」になるため、その前日までの期間を小満としている訳です。

月・季節としての小満

小満は四月中(四月節)とも言われます。

二十四節気は1つが概ね15日間で2つ合わせると約30日になり、2つの組み合わせで月を表すようことがあり、二十四節気で決める月を1月節、2月節というように「節月」と言います。

主に暦注(暦に記載される日時・方位などの吉凶、その日の運勢などのこと)で今でも使うことがあります。

小満としての行事

小満は5月中旬頃から6月初旬までの期間ですが、小満・二十四節気に関係した行事は特にありません。

ただ気候的には梅雨前のまだ暑くなる前であり、アウトドア的には一番良い頃かもしれませんね。

本格的な夏にむけて準備に取り掛かる時期にもなっています。

小満に関すること

小満に関するさまざまなことを追加していきます。

小満の季節性

日本は四季のある国です。小満は万物が次第に成長して、一定の大きさに達して来るころという意味があり、主に植物の成長を意味しています。

新緑の季節が終わり、本格的に草木が茂る頃なので、日本の気候とはズレていると言われることが多い二十四節気ですが、小満の時期は当たっているかな?と思いませんか?

沖縄では次の節気と合わせた「スーマンボースー」(小満芒種)という語が梅雨の意味で使われているそうです。

小満の七十二候

二十四節気の1つを更に3つに分けている七十二候

小満の七十二候は下記のものです。

すべてに植物名がついています。

小満に関するリンク

 

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