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皐月と5月の異称・別称

皐月と5月の異称・別称 5月の歳時記

皐月は5月の和風月名ですが、どうして皐月というのか、どういう意味があるのかまで、知っている方は少ないですよね。

皐月について詳しく説明した上で、5月の他の言い方・異称・別称についても説明します。

皐月とは

  • 皐月の読み方:さつき
  • 皐月を表す月:旧暦5月
  • 皐月の季節・季語・夏
  • 他の言い方:特になし

皐月は正確には旧暦の5月を指す言葉・和風月名です。ただし現在は新暦の5月の別名としても用いられるようになっています。

皐月は5月というイメージから春から初夏と思われがちですが、季節・季語としては夏まっさかりの頃を表しています。昔のイメージ(旧暦)のイメージで言えば旧暦5月1日は新暦の5月下旬以降になるため、旧暦5月後半は7月に入ることもありました。

皐月の語源と意味

この月は田植えが盛んで、早苗を植える月の意味で早苗月と言っていたのを略して「サツキ」になったというのが一般的な説です。

またサツキのサは、神に捧げる稲の意味もあり、そこから稲を植える月の意味になったとも言われています。

他にも皐月の語源には諸説ありますが、他の説はあまり信じられていません。

5月とはいつか?

5月は5月だろ!という声も聞こえてきそうですが、皐月は本来旧暦の5月のことでした。

この5月というのは明治初期までは2つの時期がありました。

  • 旧暦における5月
  • 二十四節気における5月

旧暦における5月

日本が明治初期まで使っていた暦は太陰太陽暦(いわゆる旧暦)でした。

旧暦表示における5月は、ここ数年であれば始まりが5月30日から6月18日の間、終わりが6月27日から7月20日くらいの間となっています。

今の暦に換算すると1ヶ月から2ヶ月近くズレることが普通にありました。

二十四節気における5月

二十四節気において5月は、芒種夏至でした。

概ね今の暦(新暦)で言えば6月6日くらいから7月6日くらいまでです。

最近の気候であれば30度を超える日もあるまさに真夏の時期もしくは梅雨時です。

皐月に因んだ誤解

五月晴れ(さつきばれ)・五月空(さつきぞら)という言葉をゴールデンウィークの頃に晴れている様子で伝えるニュース番組もありますが、元々の意味が全く異なります。

五月晴れは、本来梅雨の合間に晴れた日のことであり、五月空は梅雨明けの晴天のことを意味していました。

五月雨も、梅雨の雨のことで断続的に降り続ける雨のことを意味します。

言葉というものは時代によって変化していくものですが、五月がつく言葉はかなり意味合いが変化していると言えます。

5月を意味する言葉。5月の別称・異称

5月を意味する言葉、5月の別称・異称は他にもいろいろあります。

  • 建午月(けんごげつ):十二直に関係してつけられた名称
  • 仲夏(ちゅうか):3ヶ月ある夏の中間の月だから

暦において、夏は4月5月6月で、5月は夏の真ん中の月とされています。

5月は他にも下記の異称・別称があります。

稲苗月(いななえづき)、五色月(いろいろづき)、雨月(うげつ)、月不見月(つきみずづき)、早苗月(さなえづき)、五月雨月(さみだれづき)、写月(しゃげつ)、橘月(たちばなづき)、梅月(ばいげつ)、浴蘭月(よくらんげつ)、雨月(うげつ)、啓月(けいげつ)、悪月(あくげつ)、鶉月(うずらづき)、授雲月(じゅうんづき)、多草月(たぐさづき)、星花(せいか)、小刑(しょうけい)、茂林(もりん) 菖蒲月(あやめづき)etc

もうなぜそう言うようになったのか不思議なものまでいろいろありますね。

以上、皐月と5月の異称・別称についてでした。

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