10月23日には、いくつかの記念日が登録・制定されています。
1023という数字の並びから語呂合わせによる記念日は想像しにくいですが、どんな記念日が登録されているのか紹介します。
電信電話記念日
電気通信省(後の日本電信電話公社、現NTT)が1950年に制定しました。
日付は、明治2年9月19日(1869年10月23日)に東京 – 横浜間で日本最初の公衆電信線の架線工事が始まったことに由来しています。
津軽弁の日
「津軽弁の日やるべし会」が1988年に制定しました。
日付は津軽弁による方言詩を確立した詩人・高木恭造の1987年の命日にちなんでです。
モルの日・化学の日
1モルは6.02×1023個(アボガドロ定数)の粒子からなる物質の物質量と定義されていることから、この数字を6:02 10/23に当てはめ、主として北米の化学者たちが「モル」を記念する日(午前6時2分から午後6時2分まで)として祝っています。
同じ理由により、日本化学会、化学工学会、新化学技術推進協会、日本化学工業協会の4団体はこの日を「化学の日」、10月23日を含む月曜から日曜までの一週間を「化学週間」と制定しました。
オーツミルクの日
オーツ麦から作った植物性ミルクブランド「goodmate」など、さまざまな飲料のブランド・マネジメントを行うHARUNA株式会社が制定しました。
オーツ麦から作られるオーツミルクは環境負荷の低い植物性ミルクとして注目されており、欧米諸国を中心に広がっています。
オーツミルクをより多くの人に知ってもらい、その市場全体のさらなる活性化につなげることが目的です。
日付は10と23で「オー(0)ツ(2)ミ(3)ルク」と読む語呂合わせからです。
おいもほりの日
大阪府大阪市に本社を置き、包んで焼くだけで簡単に美味しい石焼いもが完成する「石焼いも®黒サンホイル」など、さまざまな食品容器や包装資材の製造・販売を手がける東洋アルミエコープロダクツ株式会社が制定しました。
多くの幼稚園や保育園の秋の行事となっている「おいもほり」は、自然とのふれあいや食育などの教育的な意義があり、帰宅後も家族での会話が弾むイベントとして楽しまれています。
記念日を通して「おいもほり」の教育的な意義の再確認と、さらなる普及が目的です。
日付を二十四節気の「霜降」の頃である10月23日としたのは「おいもほり」の主役であるさつまいもは霜が降り始めるまで太り続けるとされており、この頃が「おいもほり」のピークを迎えることからです。
家族写真の日
妊婦さんから未就学児までの家族の思い出写真作りを行う一般社団法人日本おひるねアート協会が制定しました。
毎年5万人ほどの赤ちゃんを撮影している同協会では、赤ちゃんだけの写真は多いが両親と写っている写真が少ないことに気づきました。
そこで記念日を通して多くの人に「家族写真を撮る」という習慣を作ってもらうのが目的です。
家族が集い写真を撮ることで、家族の歴史を一年に一度刻んで欲しいとの願いが込められている。日付は10と23で「撮(と=10)ろうファミリー(23)」の語呂合わせからです。
じゃがりこの日
カルビー株式会社が制定しました。
同社の「じゃがりこ」は子どもから大人まで幅広いファンを持つ人気のスナック菓子です。
毎年、この日は日頃の感謝と今後への期待をファンに伝える日とするのが目的です。
日付は「じゃがりこ」が発売された1995年10月23日の誕生日にちなんでです。
あんしんの恩送りの日
滋賀県長浜市に本社を置き、健康に配慮した食品の製造販売などを手がける株式会社あんしんが制定しました。
自分が受け取った思いやりある行動をまた別の誰かに受け渡していく「恩送り」という文化を浸透させていくことが目的です。
恩送りによる優しいバトンが次々と繋がっていってほしいとの願いが込められているそうです。
日付は同社代表の岡本一馬氏の「誕生日は誰かに祝ってもらうのではなく、誰かに感謝を伝える日にしたい。」との思いから、同氏の誕生日である10月23日を記念日にしたそうです。
毎月23日が記念日になっているもの
月に限らず、毎月23日が記念日になっているものを紹介します。
乳酸菌の日
乳酸菌飲料などを手がけるカゴメ株式会社が制定しました。
体に良い乳酸菌を活用した商品で元気になってもらうのが目的です。
日付は2と3で「乳酸」と読む語呂合わせから、スーパーマーケットなどの店頭での販売促進を通年で行うため毎月23日にしているそうです。
また、2月3日も「乳酸菌の日」としています。
不眠の日
日本人の半数以上がなんらかの不眠症状を持っているといわれいます。
しかし、その中の多くの人が対処方法や改善手段の正しい知識を有していないことから、睡眠改善薬などを手がけるエスエス製薬株式会社が制定しました。
不眠の改善について適切な情報発信を行うとしています。
日付は2と3で「不眠」と読む語呂合わせから2月3日に、また、不眠の症状は一年中起こるので毎月23日も2と3で「不眠の日」としています。
国産小ねぎ消費拡大の日
福岡、大分、佐賀、高知、宮城の各県の全国農業協同組合連合会の県本部で作る「小ねぎ主産県協議会」が制定しました。
国産小ねぎの販売促進が目的です。
日付は「小ねぎ記念日」が11月23日なので、毎月23日にしたそうです。
以上、10月23日の記念日についてでした。
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