10月15日には、多くは無いもののいくつかの記念日が登録・制定されています。
1015という数字からは語呂合わせによる記念日は想像しにくいですが、実際にどんな記念日が登録されているのか、紹介します。
きのこの日
日本特用林産振興会が制定しました。
きのこに対する正しい知識を普及して、きのこの健康食品としての有用性をより多くの人に知ってもらうのが目的です。
日付は10月はきのこが最も多く取り扱われる月で、15日はその半ほどに当たり、落ち着いて消費者にきのこのことをアピールしやすいためです。
ぞうりの日
草履興業組合が制定しました。
日付は、七五三・正月など、草履を履く行事の多い時期が近いことからです。
九州あご文化の日
福岡県福岡市に事務局を置き、長崎県平戸市、長崎県新上五島町、鹿児島県屋久島町、久原本家グループで構成する「九州あご文化推進委員会」が制定しました。
「あご」とは主に九州でのトビウオの呼称であり、九州伝統の「あご」の食文化を広めていくことが目的です。
日付は秋の風物詩ともいわれるあご漁が、お盆過ぎから10月の初旬までの約一ヶ月半の間に行われることから、豊漁に感謝する意味を込めて漁が終わった頃の10月の、五十音の最初の音の「あ=1」と、語呂合わせの「ご=5」を組み合わせた15日で10月15日としたものです。
トイコーの日
自動車や電車、バイクなどのミニカーやラジコン、乗用玩具の企画・製造・販売を手がける株式会社トイコーが制定しました。
同社が2020年に創立40周年を迎えるにあたり、お客様への感謝の気持ちを伝えるとともに、商品を愛してくれるチビッ子たちに笑顔になってもらうことが目的です。
日付は10と15で「ト(10)イコー(15)」の語呂合わせからです。
化石の日
「日本古生物学会」が制定しました。
日本の化石、古生物学の象徴の日として、より多くの人に化石や古生物学に関心を持ってもらうのが目的です。
日付は日本を代表する化石でアンモナイトの一種であるNipponites mirabilis(ニッポニテス・ミラビリス)が新種として報告された1904(明治37)年10月15日からです。
演ジャズの日
兵庫県神戸市で歌謡教室を開き、浦部演ジャズメンバーズの浦部晃氏が制定しました。
新しい歌のジャンルのひとつで、演歌とジャズを融合させて演歌をジャズ風にアレンジした「演ジャス」の魅力を多くの人に知ってもらうのが目的です。
日付は「演ジャズ」のイベントを行った2017年10月15日からです。
すき焼き通の日
すき焼きに関する本「すき焼き通」(向笠千恵子著・平凡社新書)が刊行されたことをきっかけに、すき焼き店とすき焼き愛好家で結成された「すきや連」が誕生しました。
すき焼きの美味しさと楽しさをアピールする日にと「すき焼き通」の刊行日(2008年10月15日)を記念日としました。
人形の日
日本人形協会と日本玩具及び人形連盟が1965(昭和40)年に制定しましたが、1972(昭和47)年に「抜本的な検討を加える必要がある」として、積極的な活動を休止しました。
しかし、一般には普及し、この日にちなんで全国各地で人形供養や人形感謝祭等が開催されています。
広島県民米「あきろまん」の日
広島県広島市に事務局を置く全国農業協同組合連合会広島県本部(JA全農ひろしま)が制定しました。
広島県民米として愛されてきた「あきろまん」をより多くの人に知ってもらい、実際に食べてもらうことが目的です。
あっさりとした口当たりで適度な歯ごたえと粘りをもち、冷めても美味しく上品な味わいをもつ「あきろまん」です。
名前の「あき」は安芸の国を示し、豊穣の秋に収穫されることから、「ろまん」はお米に掛ける日本人のロマンや夢を表現しているそうです。
日付は「あきろまん」が農林水産省に品種として正式に登録された1996年10月15日からです。
白杖の日
広島県広島市佐伯区に拠点を置く視覚障害者の集い「白い三輪車の会」が制定しました。
同会では自立と積極的な社会参加で視覚障害者の生活の向上を目指しているそうです。
視覚障害者が持つ白い杖「白杖」(はくじょう)の意味や役割を多くの人に知ってもらい、安全に歩行、生活できるようになるとともに、視覚障害者に対しての理解をより深めてもらうのが目的です。
日付は国際盲人連盟(現在の世界盲人連合)が1970年に10月15日を「国際白杖の日」と定めていることから、日本でも同日を記念日としたそうです。
以上、10月15日の記念日についてでした。
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