11月7日は、いくつかの記念日が登録・制定されています。
117・1107という数字の並びからあまり語呂合わせは想像できませんが、どんな記念日が登録されているのか紹介します。
知恵の日
朝日新聞社が1988年(昭和63年)、「朝日現代用語 知恵蔵」発刊の時に制定しました。
2008年以降は紙媒体での提供を休止し、インターネット上での提供に移行しています。
国有財産の日
1873年(明治6年)の地租改正条例により地租(税金)を賦課するため、全国の土地について実地調査が行われ、民有地と確認されたものについては地券が交付され、翌1874年(明治7年)11月7日の改正地所名称区別により官有地(国有地)と民有地の区別の標準が明確になったことから、国有財産の日となっています、
財務省が中心となり、国有財産の意義や重要性を認識し、国有財産行政についての理解を深めるようにしています。
紀州山の日
和歌山県が1994年に制定しました。
日付は紀州の山村ではかつて旧暦11月7日に山の神に感謝する祭が行われていたことからです。
山林に対する理解を深め、人と山が共生する山村作りを啓発するための活動が行われるそうです。
HEALTHYA・日本製腹巻の日
愛知県名古屋市に本社を置き、国産肌着の企画製造を行う株式会社HEALTHYA(ヘルシア)が制定しました。
気候の変化やエアコンの普及で季節を問わずお腹を冷えから守るアイテムとして人気の日本製腹巻、同社の高品質でオシャレな腹巻をアピールするのが目的です。
日付は11月7日を1107として「いい(11)おな(07)か」と読む語呂合わせと、二十四節気のひとつ「立冬」になることの多い日からです。
マルちゃん正麺の日
マルちゃんブランドで知られる東洋水産株式会社が制定しました。
特許製法「生麺うまいまま製法」により、切り出した生の麺をそのまま乾燥して作るなめらかでコシのある食感が人気の「マルちゃん正麺」の美味しさを、さらに多くの人に味わってもらうのが目的です。
日付は即席袋麺の価値が見直されるきっかけになったともいわれる「マルちゃん正麺」が発売された2011年11月7日からです。
腸温活の日
兵庫県神戸市に本社を置き、豆や昆布などの食物繊維製品を発売するフジッコ株式会社が制定しました。
朝、食物繊維の入った温かい食事をする「腸温活」を広めて、腸や全身の調子を良くしてもらうのが目的です。
日付は二十四節気の「立冬」の頃は昼夜の温度差が激しく、腸の機能が低下しがちになるので「腸温活」を意識してもらうために11月7日としたそうです。
いいおなかの日
神奈川県横浜市に本社を置き、牛乳、アイスクリーム、生クリーム、ヨーグルトなど、乳製品の製造、販売を手がけるタカナシ乳業株式会社が制定しました。
「タカナシヨーグルト・おなかへGG!」などを通じて、ヨーグルトの良さを多くの人が知り、「いいおなか」を心がけるきっかけにしてもらうのが目的です。
日付は11と07で「いい(11)おなか(07)」と読む語呂合わせからです。
ソースの日
ソースのおいしさや良さをアピールし、また、かけるだけでなく「焼く」、「煮る」、「隠し味に」など、さまざまなソースの使い方を普及させることを目的に、一般社団法人 日本ソース工業会が制定しました。
日付は日本ソース工業会が任意団体として設立されたのが1947年(昭和22年)11月7日であったことと、ウスターソースのエネルギー量が100グラムあたり117(イイナ)キロカロリー(日本食品標準成分表五訂より)であることからです。
にかわの日
古くから弦楽器の接着に使われている「にかわ」( 膠 )、その成分もゼラチンであることから、日本ゼラチン・コラーゲン工業組合が制定しました。
ゼラチンの原点ともいえる「にかわ」の魅力をより多くの人に知ってもらうのが目的です。
日付は1963年(昭和38年)11月7日に、日本にかわ・ゼラチン工業組合の創立総会が開かれ、現在の工業組合への第一歩を踏み出したことからです。
「にかわ」は動物の皮や骨などを原料としていることから、環境に優しい接着剤といわれています。
もつ鍋の日
長崎県佐世保市に本社を置き、食肉や牛、豚などのもつ(ホルモン)を扱う株式会社丸協食産が制定しました。
もつ鍋の美味しさ、動物からもたらされる資源の有効活用などを広めるのが目的です。
日付11と7で「いいもつ鍋」の語呂合わせからです。
また、7月13日は「もつ焼の日」となっているそうです。
いい女の日
美のプロフェッショナルとして幅広く活動する美容家のたかの友梨氏が代表取締役を務め、女性の心と体を癒すトータルエステティックサロンを全国に120店舗以上展開する「たかの友梨ビューティクリニック」が制定しました。
同社では創業当時から「1107」を「いいおんな」と読む語呂合わせから、サロンの電話番号などに多数使用しており、この日を美しくなりたい女性を応援する特別な日としているそうです。
釧路ししゃもの日
北海道のブランドとして「釧路ししゃも」を全国にアピールする釧路地域ブランド推進委員会が制定しました。
その美味しさなどをアピールして消費拡大を目指しているそうです。
日付は釧路のししゃも漁が10月下旬から11月下旬までで、いちばん美味しい時期に合わせて行っている「ししゃもフェア」の初日がこの日であり、11と7の語呂合わせで「いいな釧路ししゃもの日」と定めていることからです。
鍋の日(なべのひ)
鍋料理に欠かせないつゆなどのメーカーで、愛媛県伊予市に本社を置くヤマキ株式会社が制定しました。
冬に向かい鍋物がよりおいしくなることをアピールし、家族で鍋を囲んで団らんを楽しんでもらおうとの願いが込められているそうです。
日付は立冬となることが多く、冬の到来を感じる頃になることからです。
いい学びの日
学ぶ楽しさ、知る喜びを創造する「生涯学習のユーキャン」で知られる株式会社ユーキャンが制定しました。
「学び」は多種多様であり勉強に苦手意識を持つ人でも、この日をきっかけに「みんなで一緒に楽しもう」「自分も何かを始めてみよう」と前向きになってもらうなど「学び」に対する新たな価値観を広めるのが目的です。
「学ぶ」すべての人を応援する日との思いも込められているそうです。
日付は11と7で「いい(11)まな(07)び」と読む語呂合わせで、11月7日を記念日としたそうです。
なまえで未来をつくる日
個人、法人の命名・改名、名前の鑑定事業などを手がける株式会社五聖閣が制定しました。
「名前は全ての始まり」で、人も会社もビルもブランドも商品も橋も芸名も、あらゆるものに名前が付けられています。
名前によって人々に認知されることから、名前に誇りを持ち、名前を大切にする日とするとともに、名付けの文化を後世に伝え、それぞれの名前の由来などを語り合う日とするのが目的です。
日付は11と7で「いい(11)な(7)まえ」と読む語呂合わせから11月7日にしたそうです。
付けられた名前から未来が育まれていくと考えているそうです。
毎月7日が記念日になっているもの
月に限らず、毎月7日が記念日になっているものを紹介します。
生パスタの日
生めん類の製造業者の団体である全国製麺協同組合連合会が制定しました。
素材の風味、味、コシなど、生パスタの魅力を多くの人に知ってもらうのが目的です。
日付は7と8で「生=な(7)ま・パ(8)スタ」と読む語呂合わせから毎月7日と8日になっています。また、同連合会では別に7月8日も「生パスタの日」に制定しています。
Doleバナ活の日
バナナ、パイナップル、アボカド、グレープフルーツなど、大地の恵みを受けた栄養価の高い、美味しい果物の生産、加工、販売などを手がける株式会社ドールが制定しました。
食物繊維、レジスタントスターチ(難消化性でん紛で短鎖脂肪酸を供給し、善玉菌を増殖するとされる成分)、GABA(自立神経のバランスを整える成分)など、身体に良い栄養素が含まれているバナナを継続的に食べることで健康になる活動「バナ活」を広めるのが目的です。
日付はバナナは一年を通じて販売されていることと、バナナの「ナナ」(7)から毎月7日としたそうです。
以上、11月7日の記念日についてでした。
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