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鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)-大寒-末候-七十二候-第七十二候

鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)-大寒-末候-七十二候-第七十二候 七十二候

鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)は、七十二候の第七十二候の季節(略本暦による呼び名)です。

大寒の末候となり、「鶏が卵を産み始める」という意味になります。

鶏始乳について詳しく説明します。

鶏始乳の読み方と詳しい意味

鶏始乳の読み方は下記の通りです。

  • にわとりはじめてとやにつく

現在は養鶏が当たり前で1年中、鶏の卵は簡単にスーパーマーケット等で手に入るものでしたが、七十二候が編纂された江戸時代は、鶏は春から夏にかけてしか卵を産まないものでした。

立春に近づき、卵を生み始める鶏が出てくる様子を表現しています。

鶏始乳-大寒の末候の時期

鶏始乳の時期・期間は概ね1月30日から2月3日ころです。

正確な期間は下記の通りです。

  • 2021年:1月30日~2月2日
  • 2022年:1月30日~2月3日
  • 2023年:1月30日~2月3日
  • 2024年:1月30日~2月3日
  • 2025年:1月30日~2月2日

二十四節気は年によって期間が変わるため、七十二候もそれぞれ期間が年によって変化します。

同時期の中国(宣明暦)の七十二候の名称と意味

二十四節気・七十二候は元々中国で生まれたものです。二十四節気はほぼそのまま中国での書き方ですが、七十二候は中国のままだと意味が通じない部分や日本らしくない部分があり、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成されました。

現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われています。

元々の中国(宣言暦)の七十二候は下記のようになっています。

  • 名称:水沢腹堅
  • 意味:沢に氷が厚く張りつめる

「すいたく あつくかたし」もしくは「さわみずこおりつめる」と読みます。日本の七十二候では、大寒の次候となっています。

鶏始乳に関すること

鶏始乳に関することを紹介します。

鶏始乳の季節感

鶏始乳は100年以上前に考えられたもので、今の季節感にあっているかとと言えば、そもそも鶏の卵が1年中手に入るため、鶏の卵に季節感を感じる人はいないですよね。

でも江戸時代、鶏は時を告げる鳥として神聖視されていた鳥です。

卵は貴重な栄養源として高価なものでした。

鶏始乳に関するリンク

鶏始乳に関するリンクです。

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