5月4日には、いくつかの記念日が登録・制定されています。
54という数字からは語呂合わせが想像しにくいため、どんな記念日があるかわかりませんが、実際にどんな記念日が登録されているのか、紹介します。
なお、「みどりの日」については下記記事をご覧ください。
名刺の日
日本名刺研究会が制定しました。
日付は英語で5月はMay(メイ)、それに4を「シ」と読んだ語呂合わせとなっています。
名刺を使う会社も少しずつ減ってきていますが、初めて名刺を持った時は、感動しませんでしたか?
競艇の日
下関競艇場が、競艇場のイメージアップと、競艇ファンの拡大を狙って制定しました。
日付はモーターボート競走法成立に尽力し、社団法人全国モーターボート競走会連合会(全モ連)の設立に関与したことで知られる、笹川良一氏の誕生日が5月4日だったことにちなんでいます。
笹川良一氏は、モーターボート競走の収益金で造船の振興をすすめ、更に福祉方面の公共事業を助成する財団法人日本船舶振興会(のちの公益財団法人日本財団)を創設しました。
ラムネの日
1872年(明治5年)5月4日(旧暦・新暦では6月9日)に、千葉勝五郎氏が「ラムネ」(檸檬水)の製造を習得するための願書を提出したことにちなんで「ラムネの日」となっています。
「ラムネ」という名称は英語の「lemonade レモネード」が転訛したもの(日本で音が変化したもの)で、日本で初めてレモン水(レモネード)が製造されたのは、1865年(慶応元年)に長崎の藤瀬半兵衛氏が作ったとされています。
ファミリーの日
中華料理店チェーンの東天紅が、1985年に5月4日が休日(国民の休日)になると決定した時、それにふさわしい愛称を公募し1988年(昭和63年)に制定しました。
それまで家族全体の記念日がなかったことから、家族全体の記念日としてふさわしい愛称を公募し、数々の応募の中選定したそうです。
植物園の日
日本植物園協会が2007年(平成19年)に制定しました。
5月4日が「みどりの日」であることにちなみ「植物園の日」と位置付けたそうです。
日本植物園協会では「ふるさとの植物を守ろう」をテーマに活動を進めています。
植物園活動を広く社会に知らせ、多くの市民から植物園活動の社会的な重要性に対するさらなるご理解、ご支援をいただくことを目的としているそうです。
植物園活動の普及啓発・広報の一環として、全国の植物園でさまざまな関連行事が開催されます。
ノストラダムスの日
1555年5月4日に初版が出された「ミシェル・ノストラダムス師の予言集」にちなみ、ノストラダムスの日とされています。
ノストラダムスと言えば、1999年7月に人類が滅亡すると予言した予言者でしたが、1999年から20年以上経過して、既に忘れされつつあるとも言えます。
口臭ケアの日
神奈川県横浜市に本社を置き、口臭ケア商品などの企画、製造、販売を行う株式会社いいの製薬が制定しました。
歯を磨くだけではケアしきれない口の中の乾燥、舌苔や膿栓といった口臭の原因について多くの人に知ってもらい、口臭ケアの大切さを広めるのが目的です。
日付は5と4で「こう(5)しゅう(4)」と読む語呂合わせからです。
ゴーシェ病の日
肝臓や脾臓の腫れ、骨折、呼吸障害などの症状をともなう難病のゴーシェ病。
国内での患者数は約150人と非常にまれな疾患であるゴーシェ病のことを、多くの人に知ってもらおうと「日本ゴーシェ病の会」が制定しました。
日付は会の前身の「ゴーシェ病患者及び親の会」から現在の会の名前で活動を開始したのが2015年5月4日だったことと、5と4で「ゴーシェ」と読む語呂合わせからとなっています。
国際的には10月1日が「世界ゴーシェ病の日」で、同会も日本を代表して世界に向けた啓発活動に参加しているそうです。
糸魚川・ヒスイの日
新潟県糸魚川市で活動する市民団体の「NPOまちづくりサポーターズ」が制定しました。
日本唯一のヒスイ産出地であり、世界最古のヒスイ文化発祥の地でもある糸魚川市。
ヒスイの魅力をさらに大勢の人に知ってもらい、まちおこしの機運の醸成を図ることが目的です。
日付はヒスイ(翡翠)の「翠」から連想して「みどりの日」である5月4日としたそうです。
スター・ウォーズの日
世界中に熱狂的なファンをもつ映画「スター・ウォーズ」。
日本においても、もっとたくさんの人にスター・ウォーズの魅力について知ってもらおうと、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社が制定しました。
日付は劇中の名台詞“May the Force be with you(フォースと共にあらんことを)”のMay the ForceとMay the 4th(5月4日)をかけた語呂合わせからです。
日本においては、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社が制定していますが、アメリカや世界各国においても5月4日がスター・ウォーズの日となっています。
しらすの日
愛媛県西宇和郡伊方町でしらすなどの海産物の加工販売を手がける朝日共販株式会社が、しらすの美味しさを多くの人に知ってもらおうと制定しました。
日付は5月は全国的にしらす漁が全盛となる旬の時期で、しらすの「し」を4と見立てて5月4日としました。
また、この日は「みどりの日」で、森や山からの豊富な恵みが豊饒な海をつくり、上質なしらすを育ててくれることへの感謝の意味も込められているそうです。
うすいえんどうの日
「実えんどう」のうち「うすいえんどう」の収穫量日本一を誇る和歌山県の農業協同組合連合会が制定しました。
日付は収穫期がピークとなる5月のゴールデンウィークの頃で「みどりの日」となるこの日を、うすいえんどうのさわやかな緑と重ね合わせたものです。
エメラルドの日
美しい緑色の宝石エメラルドをアピールするために、コロンビアエメラルド輸入協会が制定しました。
エメラルドの宝石言葉は「愛と幸福」、5月の誕生石としても知られています。
日付は緑色の連想から「みどりの日」と同じ日にしたそうです。
宝石用のエメラルドの80%以上がコロンビア産といわれています。
とろけるハンバーグの日
神奈川県相模原市でレストラン事業、フードコンサルタント事業などを展開する株式会社GROSEBAL(グローズバル)が制定しました。
同社が開発し、年間100万食を販売する「とろけるハンバーグ」を相模原市の名物グルメとして、その魅力をより多くの人に知ってもらうのが目的です。
同商品は高級ステーキの美味しさをハンバーグで表現しているだけでなく、パン粉などのつなぎを使用していないので小麦や乳などのアレルギーを持つ人でも食べられるそうです。
日付は国内初の民間単独開発でロケットが打ち上げられた2019年5月4日からとなっています。
同商品がそのロケットに持ち込まれ「世界初、宇宙へ行ったハンバーグ」と話題を集めたことにちなんでいるそうです。
毎月4日が記念日になっているもの
月に限らず、毎月4日が記念日になっているものを紹介します。
みたらしだんごの日
「みたらしだんご」とは砂糖醤油の葛餡をかけた串団子のことで、この商品を製造する山崎製パン株式会社が制定しました。
スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで幅広く販売されている「みたらしだんご」を、手軽なおやつとしてもっと食べてもらうのが目的。です。
日付は「み」(3日)たら「し」(4日)だん「5」(5日)の語呂合わせから毎月の3日、4日、5日としたそうです。
以上、5月4日の記念日についてでした。
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