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メーデー(May Day)

メーデー(May Day) 5月の歳時記

メーデーは、世界各地で毎年5月1日に行われる労働者の祭典です。

ヨーロッパでは夏の訪れを祝う意味を持った日である一方、旧東側諸国などでは労働者が統一して権利要求と行進など活動を取り行う日としている国もあります。

日本においては、政党・政治的思想や主張と結びついたことで、逆に冷めて見る人が多くなり年々、メーデーを行う労働者組合や参加者が減ってきています。

メーデーの歴史と意味

メーデーを英語で書くと、May Dayであり直訳すれば5月の日という意味になります。

元々はヨーロッパにおける五月祭を意味しており、労使双方が休戦し、ともに祝う慣習となっていました。

これが近代(1800年代後半)に入ってから労働者の権利を叫ぶ、いわゆる「労働者メーデー」となっていきます。

日本においては、1900年代初頭からメーデー記念の集まりが行われるようになりましたが、戦争に突入したこともあり、あまり活発化していませんでした。

日本で活発化しだすのは、第二次世界大戦が終わった1946年からです。

ただし最初は労働者というよりは、食糧メーデーと言われ「米よこせ!」等の食糧事情の改善が叫ばれていました。

1950年代に入り、サンフランシスコ講和条約・アメリカとの安全保障条約等への反対運動にもつながっていきます。

その後は政治的思想・主張があったものの労働環境改善を訴える活動として多くの労働組合が参加して労働環境の改善につながっていったことは一定の成果があったと言えます。

2000年以降になると、メーデーそのものの価値が薄れてきて人もあまり集まらなくなり、形骸化してきている部分も出てきました。

若い世代の人にとっては、既にメーデーそのものの存在を知らない人まで出てきています。

メーデーの祝日化の動き

メーデーは毎年5月1日です。

この頃と言えばゴールデンウィークですが、会社によっては5月1日・5月2日が平日であれば、出社日となっていることもあります。

だから5月1日のメーデーを国民の祝日にして、完全なるゴールデンウィークを目指す動きもありました。

ただ5月1日を国民の祝日にしてしまうと4月29日から5月5日までと土日を含めると7連休以上になることで、金融市場が長期開かれないことを問題視する意見もあり、現在は頓挫しています。

金融市場が長期開かれないことの問題

別に銀行が1週間くらい使えなくても、コンビニATMでお金はおろせるし、キャッシュレス化で別に困らないんじゃない?と思う方もいるかもしれませんが、そういう金融市場のことではなく、世界的な意味での金融市場のことです。

日本はゴールデンウィークでも世界的には平日になっている期間であるため、日本のみ金融市場が完全に止まるのは問題ではないか?という意味です。

お正月の期間は世界各国で休みとなっていることが多いので特に困りませんし、お盆にしても3日間程度なので、それほど問題にはなりません。

以上、メーデーについてでした。

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