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寒蝉鳴(ひぐらしなく)-立秋-次候-七十二候-第三十八候

寒蝉鳴(ひぐらしなく)-立秋-次候-七十二候-第三十八候 七十二候

寒蝉鳴(ひぐらしなく)は、七十二候の第三十八候の季節(略本暦による呼び名)です。

立秋の次候となり、「蜩が鳴き始める」という意味になります。

寒蝉鳴について詳しく説明します。

寒蝉鳴の読み方と詳しい意味

寒蝉鳴の読み方は下記の通りです。

  • ひぐらしなく

「寒蝉」のみであれば「かんせん」「かんぜみ」と読み、意味は「秋に鳴くセミ」「ヒグラシ」「ツクツクボウシ」という意味になります。

「寒蝉鳴」はお盆の頃になって、秋の季語にもなっているヒグラシが鳴き出す頃という意味です。

「寒蝉鳴」のセミは実はツクツクボウシだったのではないか?とも言われています。

ヒグラシよりもツクツクボウシの方が後に鳴く事が多いことからそう言われていますが、まだ8月の中旬であれば、両方とも鳴くので、実際にはわかりません。

なお蝉の季語は夏ですが、寒蝉(ツクツクボウシやヒグラシ)は秋の季語です。

寒蝉鳴-立秋の次候の時期

寒蝉鳴の時期・期間は概ね8月12日から8月16日ころです。

正確な期間は下記の通りです。

  • 2021年:8月12日~8月17日
  • 2022年:8月13日~8月17日
  • 2023年:8月13日~8月17日
  • 2024年:8月12日~8月16日
  • 2025年:8月12日~8月17日

二十四節気は年によって期間が変わるため、七十二候もそれぞれ期間が年によって変化します。

同時期の中国(宣明暦)の七十二候の名称と意味

二十四節気・七十二候は元々中国で生まれたものです。二十四節気はほぼそのまま中国での書き方ですが、七十二候は中国のままだと意味が通じない部分や日本らしくない部分があり、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成されました。

現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われています。

元々の中国(宣言暦)の七十二候は下記のようになっています。

  • 名称:白露降
  • 意味:朝露が降り始める

「はくろくだる」と読みます。朝露が出始める頃ということですが、日本の気候とは異なりますね。

寒蝉鳴に関すること

寒蝉鳴に関することを紹介します。

寒蝉鳴の季節感

寒蝉鳴は100年以上前に考えられたもので、今の季節感にあっているかとと言えば概ねあっているでしょう。

ただ少し遅く感じます。

寒蝉鳴に関するリンク

寒蝉鳴に関するリンクです。

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