蓮始開(はすはじめてひらく)は、七十二候の第三十二候の季節(略本暦による呼び名)です。
小暑の次候となり、「蓮の花が開き始める」という意味になります。
蓮始開について詳しく説明します。
蓮始開の読み方と詳しい意味
蓮始開の読み方は下記の通りです。
- はすはじめてひらく
「蓮」は「はす」と読みます。池などで咲く花で開花は7月から9月くらいです。
蓮と言えば仏教でよく使われる花ですが、七十二候としては関係していません。
蓮始開-小暑の次候の時期
蓮始開の時期・期間は概ね7月12日から7月16日ころです。
正確な期間は下記の通りです。
- 2021年:7月12日~7月16日
- 2022年:7月12日~7月16日
- 2023年:7月12日~7月17日
- 2024年:7月12日~7月16日
- 2025年:7月12日~7月16日
二十四節気は年によって期間が変わるため、七十二候もそれぞれ期間が年によって変化します。
同時期の中国(宣明暦)の七十二候の名称と意味
二十四節気・七十二候は元々中国で生まれたものです。二十四節気はほぼそのまま中国での書き方ですが、七十二候は中国のままだと意味が通じない部分や日本らしくない部分があり、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成されました。
現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われています。
元々の中国(宣言暦)の七十二候は下記のようになっています。
- 名称:蟋蟀居壁
- 意味:蟋蟀が壁で鳴く
「しっしゅつかべにおる」と読みます。
「蟋蟀」は「コオロギ」もしくは「キリギリス」と読みますが、この七十二候の場合は「キリギリス」とされています。
「蟋蟀」は秋の季語で使われるのが一般的ですが、コオロギが鳴き始める頃ということを現しています。
日本の七十二候でも寒露の末候として使われています。
蓮始開に関すること
蓮始開に関することを紹介します。
蓮始開の季節感
蓮始開は100年以上前に考えられたもので、今の季節感にあっているかとと言えば概ねあっています。
先述した通り、ハスの開会時期は7月から9月です。東北や北海道だと8月から9月に咲くことが多いですが、本州の多くでは7月中旬くらいに開花します。
蓮始開に関するリンク
蓮始開に関するリンクです。
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