10月30日は、いくつかの記念日が登録・制定されています。
1030という数字の並びからあまり語呂合わせは想像できませんが、どんな記念日が登録されているのか紹介します。
初恋の日
1896年(明治29年)の10月30日、島崎藤村が「文学界」46号に「こひぐさ」の一編として初恋の詩を発表したことから、藤村ゆかりの宿の長野県小諸市の老舗旅館「中棚荘」が制定しました。
同宿は10月から5月にかけて湯船に地元のりんごを浮かべた「初恋りんご風呂」が楽しめるなど、初恋にちなんだ宿としても知られており、記念イベントとして初恋をテーマとした作品(俳句、短歌、エッセイ、写真など)をはがきで応募してもらう「中棚荘・初恋はがき大賞」を長年を行ってきたそうです。
食品ロス削減の日
2019年(令和元年)5月31日に「食品ロスの削減の推進に関する法律」(略称 食品ロス削減推進法)が公布され、10月1日から施行されました。
法律が施行される10月は「食品ロス削減月間」、10月30日は「食品ロス削減の日」と定められました。
リラクゼーションの日
心と身体の休養や緊張の緩和などを提供するリラクゼーション業界の振興を図るために設立された一般社団法人日本リラクゼーション業協会が制定しました。
安心・安全・安定的なサービスの提供によるリラクゼーション事業の健全な発展と社会的認知度の向上が目的です。
日付は総務省の日本標準産業分類にて「リラクゼーション業(手技を用いるもの)」が新設されたことから、その告示された日(2013年10月30日)を記念日としたそうです。
マナーの日
ビジネスマナー、一般マナーなど、あらゆる場面において必要不可欠な「マナー」について見直し、生活に役立ててもらうことを目的にNPO法人・日本サービスマナー協会が制定しました。
日付は協会が設立された2008年10月30日からです。
協会では接客サービス研修、認定資格、検定試験など、サービスマナーの普及と向上の活動を行っているそうです。
たまごかけごはんの日
「たまごかけごはん」をキーワードに日本の古き良き食文化やふるさと、家族愛などを考えるきっかけとなる日をと、島根県雲南市の「日本たまごかけごはんシンポジウム実行委員会」(旧「日本たまごかけごはん楽会」)が制定しました。
日付は第1回日本たまごかけごはんシンポジウムが開催された2005年10月30日からです。
この時期はたまごの品質が良いと言われており、また美味しい新米が出回る時期でもあるそうです。
香りの記念日
第7回国民文化祭「世界の香りフェアIN能登」を開催した石川県七尾市が1992年に制定しました。
香りの文化を提唱する街として、香りグッズの全国コンクールや香りを活かした商品の開発などを行っているそうです。
日付は国民文化祭初の香りイベントが開催された日(10月30日)からとのことです。
トマトサワーの日
トマトケチャップ、トマト調味料、飲料、食品などの製造、販売を手がけるカゴメ株式会社が制定しました。
トマトに含まれる栄養素のリコピンの認知度が高まりヘルシーなイメージに加え、甘すぎずに食事にもよく合う点が魅力のトマトサワー、アルコールの新トレンドとして注目を集めるトマトサワーをさらに多くの人に知ってもらうのが目的です。
飲食店と生活者へのメニューの提案などを行う。日付はトマトを10、サワーを30と読む語呂合わせから10月30日を記念日としたそうです。
健康に役立つ咀嚼の日
大阪府泉大津市の歯科医院「小西デンタルクリニック」が制定しました。
同院長の小西康三氏は、歯科医師として正しく咬むこと(咀嚼)の大切さを広める活動を行っているそうです。
咀嚼が免疫力の強化や脳の活性化、顎の成長などにつながり、健康に役立つということを多くの人に深く知ってもらうのが目的です。
日付は、10月は食欲の秋で、健康のためには一口(10)で30回咬むことが推奨されていることから10月30日を記念日にしたそうです。
毎月30日が記念日になっているもの
月に限らず、毎月30日が記念日になっているものを紹介します。
サワーの日
京都府京都市に本社を置き、焼酎、清酒、ソフトアルコール飲料、調味料などさまざまな商品の製造、販売を手がける宝酒造株式会社が制定しました。
甲類焼酎を炭酸で割って飲む「サワー」をもっと多くの人に楽しんでもらい、サワー市場全体を盛り上げるのが目的となっています。
日付は一年を通じて月末に同僚や友人、家族と一緒に「サワー」を飲んで絆を深めてほしいとの想いと、30を「サ(3)ワ(輪=0)ー」と読む語呂合わせから毎月30日にしています。
キャッシュレスの日
一般社団法人日本キャッシュレス化協会が制定しました。
スマートフォン決済、クレジットカード決済などによるキャッシュレス化を推進するのが目的です。
キャッシュレス化は現金を持つわずらわしさや盗難などの不安を解消し、ポイントの還元で得をするなどさまざまなメリットがあると言われています。
日付はキャッシュレス=現金ゼロ(0)で現金を使わないの意味から毎月0(ゼロ)のつく日となっているため、2月を除き毎月3日あります。
EPAの日
水産事業や食品事業などを手がける日本水産株式会社が制定しました。
EPAとは魚に多く含まれるエイコサペンタエン酸の略称で、中性脂肪を減らしたり、動脈硬化などの予防をする働きがあるとされています。
日付は肉中心の生活を送る現代人に肉(29)を食べた次の日(30)には魚を食べ、EPAを摂取してバランスよい食生活を一年中送って欲しいという思いを込めて毎月30日とされています。
以上、10月30日の記念日についてでした。
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