7月7日には、非常に多くの記念日が登録・制定されています。
77というように同じ数字が並ぶ日は記念日が登録されやすい傾向にあり、更に七夕ということもあり記念日も多くなっていますが、実際にどんな記念日が登録されているのか、紹介します。
川の日
建設省(現在の国土交通省)が近代河川制度100周年にあたる1996年に制定しました。
日付は、七夕伝説の天の川のイメージがあり、7月は河川愛護月間であることからです。
竹・たけのこの日
全日本竹産業連合会が1986年に制定しました。
日本缶詰協会等の産物関係者の話し合いの席上で「かぐや姫が竹の中から生まれた日は7月7日ではないか」という話になり、この日に決定されたそうです。
カルピスの日
カルピスを販売しているカルピス株式会社が制定しました。
日付は1918年7月7日にカルピス株式会社の前身であるラクトー株式会社が日本初となる乳酸菌飲料「カルピス」発売したことからです。
2019年にカルピスは誕生100周年となりました。
冷やし中華の日
7月7日が二十四節気の小暑となることが多く、夏らしい暑さが始るころであることから、冷やし中華の愛好家や料理人が制定しました。
なお小暑は7月7日になることが多いですが、数年に1度7月6日になります。
ポニーテールの日
健康的でさわやかな髪型のポニーテール。その魅力などを研究している日本ポニーテール協会が1995年に制定しました。
日付は7月7日は「七夕」であり「ゆかたの日」です。
ポニーテールをしている横顔が7が並んだ形(77)に見えることと、ポニーテールはゆかた姿に似合うなどの理由からとなっています。
ゆかたの日
日本ゆかた連合会が1981年に制定しました。
日付は、乞巧奠(きっこうてん・七夕祭の原型)の慣習と織女祭によることからです。
また兵庫県城崎の城崎温泉協会も「ゆかたの日」を制定していますが、こちらは8月4日となっています。
ハスカップの日
北海道の美唄市農業協同組合、とまこまい広域農業協同組合厚真町ハスカップ部会、ハスカップ協会が連名で制定しました。
ビタミンE、カルシウム、鉄分など、豊富な栄養素を持ち「北海道の不老長寿の実」と呼ばれるベリーの「ハスカップ」は、厚真町が作付面積日本一、美唄市が生産量日本一を誇ります。
「ハスカップ」の魅力をより多くの人に知ってもらい、味わってもらうのが目的です。
日付は「ハスカップ」は二つの花から一つの実をつけることから「愛の契り」の花言葉があり、七夕の織姫と彦星のように離れた二人が出会える日にと7月7日としたとのことです。
「ハスカップ」の収穫時期が6月下旬から7月中旬であることもその理由となっています。
コンペイトウの日
コンペイトウの製造販売を手がける
- 福岡県八幡市の入江製菓株式会社
- 東京都足立区の有限会社エビス堂製菓
- 大阪府八尾市の有限会社緒方製菓
- 大阪府大阪市の大阪糖菓株式会社
上記のコンペイトウ王国の四社で結成した「金平糖deつなぐ会」が制定しました。
コンペイトウの食文化を後世に残し、コンペイトウに夢と希望を感じてみんながハッピーになってほしいとの願いが込められているそうです。
日付は七夕の日に星の形をしているコンペイトウを食べて全国にコンペイトウの天の川を作り、織姫と彦星が会えるようにとの思いから7月7日を記念日としたそうです。
橋本会計の安心会計の日
東京都港区芝に事務所を置き、歯科医院専門の会計事務所として知られる「税理士法人橋本会計」が制定しました。
1996年にお客様が安心して会計業務を任せられる「安心会計宣言」を行った同法人、その思いを経営セミナーや開業セミナーなど、日々の研鑽につなげていくことが目的です。
日付は信頼し任せられ、末永いお付き合いのためには良い出会いが大切との思いから、年に一度、織姫と彦星が出会う「七夕の日」を記念日としたそうです。
みんなで土砂災害の減災を願う日
徳島県小松島市の民間の有志で結成された「7月7日『みんなで土砂災害の減災を願う日』記念日推進会」(発起人 澤内健司氏)が制定しました。
2018年7月3日から8日にかけて西日本や東海地方を中心に記録的な大雨となり、溜池が決壊するなど各地で土砂災害が発生しました。
自分たちの地域の溜池や崖などの存在やその危険性を知ることで、少しでも土砂災害が減ることを願う日にとの思いが込められています。
日付は2018年7月7日に想定外の土砂災害が多発したことと、七夕に大地を踏みしめて安全に夜空を見上げられることを祈って7月7日にしたそうです。
特撮の日
福島県須賀川市に事務局を置く「特撮文化推進事業実行委員会」が制定しました。
「特撮」は日本で独自に発展した文化であり、誇るべき文化として後世に受け継ぎ、より多くの人にその魅力を知ってもらうのが目的です。
日付は「特撮の神様」とも称される同市出身の円谷英二監督の誕生日(1901年7月7日)からです。
ソサイチ(7人制サッカー)の日
一般社団法人日本ソサイチ連盟が制定しました。
南米発祥の7人制サッカー「ソサイチ」の普及が目的です。
フットサルコートのほぼ3面分のコート、オフサイドなし、交代自由などのルールの「ソサイチ」は、11人制に比べてメンバーが揃いやすい、全員がボールに触れる機会が多いなど、親しみやすくサッカーの醍醐味を味わえるのが特徴です。
2017年に関東、関西、東海、北海道で地域リーグがスタートしました。
日付は「ソサイチ」が7人対7人で試合することから数字の7が重なる7月7日になったそうです。
ドリカムの日
日本を代表するアーティストのDREAMS COME TRUE(中村正人、吉田美和)、その二人が所属するユニバーサルミュージック合同会社が制定しました。
アーティスト名のDREAMS COME TRUEが示すように一年に一度「夢が叶う」日にとの二人の願いが込められているそうです。
日付は「七夕」の日は「夢が叶う」日にとの思いからです。
DREAMS COME TRUEには『7月7日、晴れ』の大ヒット曲もあります。
ムーニーちゃんのお誕生日
紙おむつの人気ブランド「ムーニー」を製造、販売するユニ・チャーム株式会社が制定しました。
小さな女の子のナナちゃんの誕生日にママが作ってくれたクマのぬいぐるみ「ムーニーちゃん」、赤ちゃんの気持ちを大好きなママに伝える役目を持っている「ムーニーちゃん」のことを多くのママと赤ちゃんに知ってもらうのが目的です。
日付はナナちゃんの誕生日が7月7日なので「ムーニーちゃん」も同じ7月7日にしたそうです。
糸魚川・七夕は笹ずしの日
新潟県糸魚川市の一般社団法人糸魚川青年会議所が制定しました。
糸魚川には代々伝えられてきたさまざまな郷土料理があり「笹ずし」もそのひとつです。
糸魚川の伝統文化である「笹ずし」を地域が一体となって発信していくのが目的です。
「糸魚川笹ずしグランプリ」なども開催しています。
日付は7月7日の七夕が「笹の節句」と言われていることからです。
高菜の日
全国各地の漬物協同組合、製造業、卸売業などの団体で構成される全日本漬物協同組合連合会が制定しました。
高菜漬けにしてよく食べられる高菜の需要の拡大が目的です。
高菜漬けは古くから伝わる漬物で、塩漬けにして乳酸発酵させたり浅漬けにして食べます。
油で炒めた「高菜炒め」「高菜チャーハン」などが有名です。
日付は「菜(7)っ葉」と「高菜(7)」の2つの言葉の掛け合わせからとなっています。
笹かまの日
宮城県の蒲鉾店で構成される宮城県蒲鉾組合連合会と、水産練り製品を製造・販売をする株式会社紀文食品が共同で制定しました。
笹かま(笹かまぼこ)の全国的な普及推進から練り製品市場の活性化を図ることが目的です。
日付は七夕に「笹の節句」という呼び名があることからです。
尚、「笹かまぼこ」の名称は宮城県仙台市の蒲鉾メーカーが仙台藩主伊達氏の家紋「竹に雀」に因んで命名したものです。
アルティメットの日
フライングディスクを投げ、パスをつないで相手のエンドゾーンでキャッチをすると得点になるニュースポーツのアルティメット、その競技の魅力と楽しさ、認知度の向上などを目的に一般社団法人日本フライングディスク協会が制定しました。
日付はアルティメットが7人対7人で行う競技であることと、WFDF2012世界アルティメット&ガッツ選手権が2012年7月7日から大阪府堺市で開催されたことからです。
赤しその日
日本国内での「赤しそ」を使用した加工食品としてシェア・ナンバーワンの「赤しそふりかけ ゆかり(R)」を所有する広島市に本社を置く三島食品が「赤しそ」を尊ぶ日にと制定しました。
日付はこの頃に赤しその収穫が最盛期を迎えることと、しそは「紫蘇」と書くように蘇るものに由来する伝承があり、七夕の織姫と彦星伝説の1年に一度蘇ることに通じるとの思いからです。
びっくりぱちんこの日
パチンコ機器メーカーの京楽産業.株式会社が自社製品機種の「びっくりぱちんこ」をPRする目的で制定しました。
「CRびっくりぱちんこあしたのジョー」などの人気機種があります。
日付は「7」という数字は確率変動図柄やチャンス図柄で大変縁起の良い数字であり、この日は7が重なるゾロ目の日であることからです。
メリーのサマーバレンタインデー
古くから「七夕」の伝説により夏の愛の日とされるこの日を、家族や恋人や友だちなどに愛情や友情、感謝の気持ちなどを伝えるためにスイーツを贈る日にと株式会社メリーチョコレートカムパニーが提案しました。
株式会社メリーチョコレートカムパニーは1958年に「2月14日に女性から男性にチョコレートを贈る」と言うバレンタインデーの習慣を提唱し、素敵なコミュニケーションの機会を社会に与え続けてきた企業であることから、記念日名に「メリーの」と冠されています。
恋そうめんの日
奈良県桜井市に本社を置く日本を代表するそうめんメーカーの株式会社三輪山本が制定しました。
自社製品の「恋そうめん」のPRが目的です。
日付は古くから七夕の日には、そうめんを食べて無病息災を願う風習があることと、風水では麺類は「恋愛運を高める食べ物」とされていることから、七夕の日とそうめんと恋愛のステキな関係を結びつけて7月7日にしたそうです。
乾麺デー
全国乾麺協同組合連合会が1982年に制定しました。
日付は七夕の日に素麺を天の川にみたてて食べる風習があったことからです。
ギフトの日
全日本ギフト用品協会が1987年に制定しました。
日付は七夕は牽牛と織女が年に一度出会う日ということからです。
香りの日
全国化粧品小売協同組合連合会中部ブロックが1991年に制定しました。
日付は七夕にちなみ、「化粧品を買ってプレゼントしよう」と販売促進のために提唱されたためです。
七瀬の日
相川七瀬が2005年から7月7日を「七瀬の日」と題してSHIBUYA-AXで毎年ライブを開催するようになり、七瀬の日となっています。
現在も7月7日はライブを開催しています。
恋の日
2008年、恋をがんばる全ての人それぞれが主役になれる“恋の日”として、日本記念日協会が認定しました。
きっかけは、ユニバーサルミュージックが同年7月2日に発売したコンピレーション・アルバムCD「恋のうた」です。
エンゲージメントデー
エンゲージメント・プロジェクトが2012年に制定しました。
七夕にちなみ、「一年に一度、大切な人との結びつきを思い出し、あらためて伝え、願い、それを重ねていく日」としています。
セブンの日
マツダが開発・製造していた車「RX-7」のオーナーが各地でミーティングを行うことが多く、そこからセブンの日となりました。
ミーティングの模様はクルマ雑誌(とりわけチューニングカー雑誌など)にしばしば掲載されています。
ダヤンの誕生日
埼玉県富士見市に事業所を置く、わちふぃーるどライセンシング株式会社が制定しました。
作家の池田あきこ氏が創作した架空の国「わちふぃーるど」のメインキャラクターが猫のダヤン、その誕生日をきっかけに、ミステリアスな目が印象的なダヤンの魅力、世界観を感じてほしいとの願いが込められているそうです。
そして、その物語とともに展開されるさまざまな「わちふぃーるど」の商品やイベントへの関心を高めてもらうのも目的です。
自分の誕生日を知らなかったダヤンは「わちふぃーるど」の魔女に7月7日だと教えてもらいますが、魔女をバースデーパーティーに呼ばなかったために毎年赤ちゃんにされてしまうそうです。
そんなエピソードも「ダヤンズバースディ」として人気のイベントになっているそうです。
リアル脱出ゲームの日
物語体験イベントなどの企画制作を手がける株式会社SCRAP(スクラップ)が制定しました。
同社が商標権を取得している「リアル脱出ゲーム」は、マンションの1室や廃校、廃病院、そして東京ドームや六本木ヒルズなど、さまざまな場所を舞台に、そこから謎を解いて「脱出」することを目的とした体験型ゲーム・イベントです。
謎解きを通して参加者が物語の主人公になれる体験が人気の「リアル脱出ゲーム」をより多くの人に知ってもらい、楽しんでもらうことが目的です。
日付は2007年7月7日に初の「リアル脱出ゲーム・謎解きの宴」が開催されたことから7月7日としたそうです。
手織りの日
大阪府大阪市に本部を置き、手織り教室の手織適塾SAORIを全国で展開する株式会社SAORIが制定しました。
古くから全国各地で行われてきた手織り、その継承者の減少や安価な既製品の普及で急速に廃れていることを危惧し、あらためて手織りの存在を多くの人に知ってもらい、手織り文化の発展につなげるのが目的です。
日付は七夕伝説で機織りに秀でた「織姫」が、年に一度「彦星」と逢うために機織りを休む日が七夕の日とされていることから、この日に織姫に代わって手織りをしながら織姫に想いを馳せる日として7月7日としたそうです。
ナツコイの日
愛知県名古屋市でマッチングエージェント(結婚相談所)事業などを展開する株式会社エクスマリーが制定しました。
同社は婚活総合サービス企業として少子対策事業や、結婚に至るまでの婚活市場を活性化させる仕組みづくりを行っており、夏のレジャーが盛り上がるこの季節に出会いや恋愛(夏の恋=ナツコイ)のきっかけの日を作ることが目的です。
日付の7月7日は七夕の物語が恋愛への期待を感じさせる日であること、7という数字がラッキーセブンなど好印象を与え覚えやすいことから、この日にしたそうです。
同社ではこの日を夏の出会いや恋愛のスタートの日として、婚活を活性化させるプロモーションの開始日としているそうです。
タツノオトシゴの日
三重県伊勢市にある「伊勢シーパラダイス」(伊勢夫婦岩ふれあい水族館シーパラダイス)が制定しました。
タツノオトシゴはメスが産んだ卵をオスが育児嚢と呼ばれる袋で稚魚になるまで育てる珍しい生き物です。
その夫婦円満な姿から安産や縁結び、長寿の象徴として有名ですが、地球温暖化や漢方利用を目的とした乱獲により数が減少しているそうです。
そのため同館は繁殖に力を入れており、日本屈指の飼育種類を誇るそうです。
より多くの人にタツノオトシゴが減少している現状と、同館の取り組みについて知ってもらうことが目的です。
日付は7月7日が願い事をかなえる日と言われ、仲睦まじい恋物語の「七夕」であること、夫婦岩が近くにあり同館の名前となっていること、タツノオトシゴがともに並んで泳ぐ姿が数字の7と7に似ていることなどから決めたそうです。
毎月7日が記念日になっているもの
月に限らず、毎月7日が記念日になっているものを紹介します。
生パスタの日
生めん類の製造業者の団体である全国製麺協同組合連合会が制定しました。
素材の風味、味、コシなど、生パスタの魅力を多くの人に知ってもらうのが目的です。
日付は7と8で「生=な(7)ま・パ(8)スタ」と読む語呂合わせから毎月7日と8日になっています。また、同連合会では別に7月8日も「生パスタの日」に制定しています。
Doleバナ活の日
バナナ、パイナップル、アボカド、グレープフルーツなど、大地の恵みを受けた栄養価の高い、美味しい果物の生産、加工、販売などを手がける株式会社ドールが制定しました。
食物繊維、レジスタントスターチ(難消化性でん紛で短鎖脂肪酸を供給し、善玉菌を増殖するとされる成分)、GABA(自立神経のバランスを整える成分)など、身体に良い栄養素が含まれているバナナを継続的に食べることで健康になる活動「バナ活」を広めるのが目的です。
日付はバナナは一年を通じて販売されていることと、バナナの「ナナ」(7)から毎月7日としたそうです。
以上、7月7日の記念日についてでした。
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