壬は、十干の9番目に割り当てられた数詞です。
壬はもともと「妊(はらむの意)」を語源としており、草木の種子の内部に更に新しいものがはらまれる状態を表しています。
壬にはどういう意味があり、どういう干支が割り当てられているか詳しく説明します。
壬(みずのえ)詳細
- 十干での順番:9
- 読み方(訓読み):みずのえ
- 読み方(音読み):じん
- 占い/五行読み:じんすい
- 意味:海・河・洪水の水
- 陰陽:陽
- 五行:水
- 五星:水星
- 兄弟(えと)の性質:水の兄
- 五方:北
- 四季:冬
- 二十四方:345度
- 本義:“妊”に通じ、陽気を下に姙む意
- 異名:玄よく(よくは黒に弋)
- 西暦の下一桁:2
壬の語源
壬はもともと「妊(はらむの意)」を語源としており、草木の種子の内部に更に新しいものがはらまれる状態を表しています。
そこから「“妊”に通じ、陽気を下に姙む意」という意味になります。
壬を含む干支
壬を含む干支は下記の6つです。
- 壬申:みずのえさる(猿)・1932年・1992年
- 壬午:みずのえうま(馬)・1942年・2002年
- 壬辰:みずのえたつ(龍)・1952年・2012年
- 壬寅:みずのえとら(虎)・1962年・2022年
- 壬子:みずのえね(鼠)・1912年・1972年
- 壬戌:みずのえいぬ(犬)・1922年・1982年
壬の性質(四柱推命的考察)
壬は、陽の水であり、海や河、洪水等の非常に水が多いものを表しています。
水は自由に姿を変えられることから柔軟性があるとされています。また大量の水はすべてを飲み込む・清濁併せ呑むということから器が大きいことを表します。
また自由に形を変えられることから自由を愛し、束縛を嫌うとされています。
激流になったり嵐で荒れ狂う海があるように剛直さも兼ね揃えています。
そして大きな海のように何もかも受け入れるということでリーダーシップがあるともされています。
ただ自由に形を変えられる、水に流すというようにかなり気分的なことがあり、十干の中では一番の楽天家とも言われています。
また自由さゆえに思ったことを口にしてしまうことがあり、トラブルの原因になってしまうこともあります。
- 柔軟性がある
- 器が大きい
- 自由を愛し、束縛を嫌う
- 剛直さも兼ね揃えている
- リーダーシップがある
- 楽天家である
- 思ったことを口にしてしまうトラブルになる
上記の要素に十二支の要素が加わり四柱推命等の占いが行われます。
なお海はすべてを生み出す存在であり、壬が“妊”に通じていることから、新しいものを創造する力があると言われることもあります。
壬に関すること
壬に関することを記していきます。
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