辛は、十干の8番目に割り当てられた数詞です。
辛はもともと「新(あらたまるの意)」と同語で、草木が枯死して、新しくなろうとする状態を表しています。
辛にはどういう意味があり、どういう干支が割り当てられているか詳しく説明します。
辛(かのと)詳細
- 十干での順番:8
- 読み方(訓読み):かのと
- 読み方(音読み):しん
- 占い/五行読み:しんきん
- 意味:柔金
- 陰陽:陰
- 五行:金
- 五星:金星
- 兄弟(えと)の性質:金の弟
- 五方:西
- 四季:秋
- 二十四方:285度
- 本義:陰による統制の強化
- 異名:重光
- 西暦の下一桁:1
辛の語源
辛はもともと「新(あらたまるの意)」と同語で、草木が枯死して、新しくなろうとする状態を表しています。
そこから「陰による統制の強化 」という意味になります。
辛を含む干支
辛を含む干支は下記の6つです。
- 辛未:かのとひつじ(羊)・1931年・1991年
- 辛巳:かのとみ(蛇)・1941年・2001年
- 辛卯:かのとう(兎)・1951年・2011年
- 辛丑:かのとうし(牛)・1961年・2021年
- 辛亥:かのとい(猪)・1971年
- 辛酉:かのととり(鶏)・1921年・1981年
辛の性質(四柱推命的考察)
辛は、陰の金であり、柔金または宝石や砂金、貴金属を表しています。柔らかい金属もしくは宝石は繊細かつデリケートであるため、そのまま繊細な性格、デリケートな性格を意味します。
また美しいものなので、清潔さを好み、美しく優雅、美意識が高いともされています。
また美しくはあるものの表面的な強さは無いため、内面的な強さ、つまり根気や粘り強さがあるとされています。
また美しいもの・価値あるものに惹かれるため、庶民性はなく周りからプライドが高く思われてしまいますし、十干中最もプライドが高いとも言われています。そのためか完璧主義になってしまう傾向も持ち合わせています。
表面的には美しくても金属であることに変わりはなく、敵意を向ければ突然切り返すこともあります。
- 繊細かつデリケート
- 清潔さを好む
- 美しく優雅
- 美意識が高い
- 内面的な強さ(根気・粘り強さ)を持つ
- プライドが高いと思われる
- 完璧主義になってしまう傾向がある
- 敵意を示せば突然切り返されることもある
上記の要素に十二支の要素が加わり四柱推命等の占いが行われます。
辛に関すること
辛に関することを記していきます。
辛を見て想像するもの
「辛」という漢字を見て「かのと」を想像する人はかなり少ないと思います。むしろ「辛い」という意味で考える人の方が多いのではないでしょうか?
漢字の意味としては「辛い・つらい」という捉え方をしてしまい、「かのと」だときっとつらい人生だな~なんて思われてしまうのかもしれませんね。
コメント