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梅子黄(うめのみきばむ)-芒種-末候-七十二候-第二十七候

梅子黄(うめのみきばむ)-芒種-末候-七十二候-第二十七候 七十二候

梅子黄(うめのみきばむ)は、七十二候の第二十七候の季節(略本暦による呼び名)です。

芒種の末候となり、「梅の実が黄ばんで熟す」という意味になります。

梅子黄について詳しく説明します。

梅子黄の読み方と詳しい意味

梅子黄の読み方は下記の通りです。

  • うめのみきばむ

「梅の実が黄ばんで熟す」というそのままの意味です。

桜よりも少し早く咲く梅の花、実が育ってきて熟すのが6月から7月くらいです。

梅の実

7月くらいに梅林園に行くと熟れすぎた梅の実が落ちているのをよく見かけます。

梅子黄-芒種の末候の時期

梅子黄の時期・期間は概ね6月16日から6月20日ころです。

正確な期間は下記の通りです。

  • 2021年:6月16日~6月20日
  • 2022年:6月16日~6月20日
  • 2023年:6月16日~6月20日
  • 2024年:6月15日~6月20日
  • 2025年:6月16日~6月20日

二十四節気は年によって期間が変わるため、七十二候もそれぞれ期間が年によって変化します。

同時期の中国(宣明暦)の七十二候の名称と意味

二十四節気・七十二候は元々中国で生まれたものです。二十四節気はほぼそのまま中国での書き方ですが、七十二候は中国のままだと意味が通じない部分や日本らしくない部分があり、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成されました。

現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われています。

元々の中国(宣言暦)の七十二候は下記のようになっています。

  • 名称:反舌無声
  • 意味:反舌鳥が鳴かなくなる

「はんぜつこえなし」と読みます。

反舌(反舌鳥)は一般的にモズとされています。中国(宣明暦)の七十二候の1つ前は「鵙始鳴」で5日ほど前に鳴いたモズがすぐに鳴かなくなるという矛盾があります。

そのため「反舌」はモズではなく「ウグイス」等の他の鳥ではないか?と言われています。

梅子黄に関すること

梅子黄に関することを紹介します。

梅子黄の季節感

梅子黄は100年以上前に考えられたもので、今の季節感にあっているかとと言えば概ねあっています。

地域によっても梅の実が熟すのは若干異なりますが6月頃が梅の収穫期です。

青梅は6月の初旬、完熟梅は6月中旬から7月中旬にかけてです。

梅子黄に関するリンク

梅子黄に関するリンクです。

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