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腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)-芒種-次候-七十二候-第二十六候

腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)-芒種-次候-七十二候-第二十六候 七十二候

腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)は、七十二候の第二十六候の季節(略本暦による呼び名)です。

芒種の次候となり、「腐った草が蒸れ蛍になる」という意味になります。

腐草為蛍について詳しく説明します。

腐草為蛍の読み方と詳しい意味

腐草為蛍の読み方は下記の通りです。

  • くされたるくさほたるとなる

「腐った草が蒸れ蛍になる」という意味ですが、草が蛍になる訳ないだろ!と思うのは当然ですが、科学がまだ発展していなかった江戸時代やそれ以前の時代、蛍は腐った竹の根や腐った草が群れて蛍になると考えられていました。

水の中に棲む小さな蛍の幼虫が光る蛍になるとは思われてなかったのかもしれませんね。

なお「腐草」は「ふそう」「くちくさ」と読みますが、「くちくさ」と読むとホタルの異称となります。

腐草為蛍-芒種の次候の時期

腐草為蛍の時期・期間は概ね6月10日から6月15日ころです。

正確な期間は下記の通りです。

  • 2021年:6月11日~6月15日
  • 2022年:6月11日~6月15日
  • 2023年:6月11日~6月15日
  • 2024年:6月10日~6月14日
  • 2025年:6月11日~6月15日

二十四節気は年によって期間が変わるため、七十二候もそれぞれ期間が年によって変化します。

同時期の中国(宣明暦)の七十二候の名称と意味

二十四節気・七十二候は元々中国で生まれたものです。二十四節気はほぼそのまま中国での書き方ですが、七十二候は中国のままだと意味が通じない部分や日本らしくない部分があり、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成されました。

現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われています。

元々の中国(宣言暦)の七十二候は下記のようになっています。

  • 名称:鵙始鳴
  • 意味:鵙が鳴き始める

「もずはじめてなく」と読みます。

「鵙」は「モズ」と読みます。鳥の百舌鳥(モズ)のことです。ただモズが鳴く繁殖期は2~3月で、鳴く時期とはズレています。

ただモズは暑くなってくると涼しい高原に移動することがあり、移動してきたモズが鳴くのを見たのかもしれません。

腐草為蛍に関すること

ホタル

腐草為蛍に関することを紹介します。

腐草為蛍の季節感

腐草為蛍は100年以上前に考えられたもので、今の季節感にあっているかとと言えば概ねあっています。

地域にもよりますが、関西から東北南部にかけて綺麗な水の多いエリア(主に高原)だとこれくらいの時期にホタルが光っているのを見られます。

腐草為蛍に関するリンク

腐草為蛍に関するリンクです。

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